恐怖におののき祈りを捧げる住民も。フィリピンの浜辺に上がった巨大な毛むくじゃらの肉塊

5月17日(木)22時30分 カラパイア

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 今月5月11日の夜、フィリピンのミンドロ島の東ミンドロ州サンアントニオの海岸にて、巨大で毛むくじゃらの生物の残骸らしきものが見つかった。

 現地では小さな町に漂着した「強烈な悪臭を放つ謎の肉塊」を一目見ようとたくさんの見物人が浜辺を訪れたが、住民の間では不吉の前兆として恐れる声も多数あがっている。

 一方、当局の海洋関係者たちはその正体を特定するため、この世の物とは思えないひどい臭いに悩まされながら調査に乗り出しているという。

MASSIVE unidentified sea creature washes up on beach in Philippines

【謎の肉塊「グロブスター」に集まる住民たち】

 今月11日の午後7時頃、サンアントニオの海岸に上がった毛むくじゃらの塊の全長はおよそ6mほどで、 "海岸に流れ着く謎の肉塊" を意味する「グロブスター」と呼ばれていた。

 その死骸は今月11日の午後7時頃に浜辺で発見され、まもなく噂の謎生物を一目見たい、という住民がどっと押し寄せたという。

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 以来、見慣れぬ異形に集まった人々が、恐ろしげに眺めたり、写真を撮ったりしていた。


【天災の前触れ?モンスターの死体?】

 だが中には、これを恐ろしい厄災の前触れととらえる人々もいる。

 住民の一人であるタム・マリングさんは、これが地震の予兆だと心配し「この巨大なグロブスターは不吉のサインだ。どうか皆さん、私たちの無事を祈ってください」と話している。

 同じく住民であるヴィンセント・デラ・ペーナ・バディーロさんも「このニュースを知って警戒している人はたくさんいる。深海にいるはずの生き物が姿を現わす時はたいてい不吉なことが起きるんだ」と不安を露わにしている。

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 また、2児の母であるイメルダ・マリツさんは子どもとこの塊を見たという。

「信じられない。こんなのを見るのは初めてですごくショックでした。子どもたちはモンスターの死体だと叫んでました。これがなんなのか誰も知りません」

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【現段階ではクジラの可能性も】

 一方、海洋関係者はすでにこの塊を詳細に測定、片方の端が120cm、もう片方の端は60cmほどだったと明かしている。さらに標本も採取済みだ。

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 この地域の漁業法執行管理官は、正体はクジラの可能性が高いとみているものの、採取した組織をDNA分析の研究所に送ったばかりで厳密には特定できていないと述べている。


【なかなか取れない凄まじい臭い】

 というか、調査にあたる人々にとっては、この現象の不吉さや見た目の不気味さよりも、凄まじい臭いのほうが問題らしい。

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image credit:themanpost

 「当局はこれを埋める予定です。とにかくひどい悪臭ですから。私もサンプルを採取した人間の1人なのでこの臭いの恐ろしさを経験済みなんですよ。

 本当に吐きそうになります。後で入浴してやっと吐き気がおさまりましたが、それでも臭いが鼻に残ってるほどなんですよ」

 なお、フィリピンでは、昨年2月にも同様の死骸が別の島の浜辺に上がっていて、そちらの正体はクジラと考えられているようだ。
 
・これはいったい??フィリピンで発見された毛むくじゃらの生き物:カラパイア

 というわけで、今回もクジラっぽいけど、現地では不安になっている人も多いようだ。日本もそうだけど、ヌシ的な生き物や見慣れない生き物が現れると良くないことが起きそう、という考えは世界共通なのかもな。

References:mirror / youtube / themanpostなど /written by D/ edited by parumo

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