目からレーザー照射ができるコンタクトレンズが開発される(スコットランド研究)

5月18日(金)9時0分 カラパイア

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 目力(めぢから)ってレベルをはるかに超え、目からレーザー光線が発射できる時代がすぐそこまで迫ってきている。

 スコットランド、セント・アンドルーズ大学の研究者は、コンタクトレンズに貼り付けてレーザー照射ができる極薄膜を開発した。

【牛の目を使った膜のレーザーの実験】

 この膜は有機半導体ポリマーから作られており、厚さ200ナノメートル(約0.0002ミリメートル)と、世界最小・最軽量のレーザーデバイスになるという。

 実験は牛の目を使って行われた。膜のレーザーは強い光に反応してレーザー光を放射する。研究チームは生体に害のない光量の青い光を、牛の眼球に装着した膜のレーザーに照射したところ、レーザーはその光に反応して「緑色のレーザー光」を発射した。膜のレーザーは人間に使用しても安全だという。

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 「古代ギリシャのプラトンは、視覚による認識が目のビームによって行われていると考えていました。つまり目から照射されるビームによって環境が確かめられると信じていたのです」と研究チームの1人、マルタ・ギャザー氏は述べている。

 「プラトンの照射説はもちろん否定されていますが、ポップカルチャーや漫画の中には目からレーザーを放つヒーローが今も生きています」


【膜レーザーの有用性】

 この膜は別のレーザーで照らすことで、固有の”デジタルバーコード”を生成することができる。

 悪と戦うなら、接眼レンズレーザーはそれほど実用的ではないかもしれないが、「柔軟かつウェアラブルなセキュリティタグ」として利用できるだろう。

 バイオフォトニクスや光医学の分野での応用が考えられ、さらに爆発物の検出にも使用できるだろう。また紙幣に使い、偽札の流通を防止するといった使い途もある。

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image credit:University of St Andrews

 さらにこの膜は爪にも流用できる。
 爪に貼った実験では、指紋スキャンにも利用できた。

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image credit:University of St Andrews

 世界では、企業によってスマートコンクトレンズの開発が進められている。例えば、ニューヨークを拠点に置くRaayonNova社は、標識を拡大したり、危険が迫った場合にそれを知らせる機能を備えた、視覚障害者向けレンズを開発している。グーグル社やサムスン社も開発競争に参加しているほか、スタートアップ企業のマジックリープ社は通常の視野にデジタルディスプレイを組み込むレンズの実現に取り組んでいる。

 この研究論文は『Nature Communications』に掲載された。

References:st-andrews / popularmechanics/ written by hiroching / edited by parumo

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