【納得!】昔ながらの衣替えがうまくいかない理由

2021年5月18日(火)16時0分 マイナビ子育て

「衣替え」と聞くと面倒くさいイメージを抱いてはいませんか? 衣類を出したりしまったり、しまったかと思えばまた必要になって出してきて、今度はしまうのが面倒になったり……。なかなかうまくいかない片づけ・収納のひとつです。しかしそんな衣替えも、考え方を変えればスムーズにできちゃうかもしれません。

こんにちは、ライフオーガナイザー®︎のはやさかひろみです。

季節の変わり目が近づいてきたとき、頭をよぎるのは「そろそろ衣替えしなくちゃ……」というちょっと面倒に感じる気持ち。

衣替えと言うと「季節ごとの衣類を入れ替える」というイメージがありますが、そのイメージ通りに衣替えをしてしまうとうまくいかないことがあるんです。「この間しまったばかりの長袖を引っ張り出してきた……」そんな経験がある方も多いのではないでしょうか?

今回は昔ながらの衣替えとはちょっと違う、現代に合った衣替えのコツをお伝えします。悩んでいる方は是非、参考にしてみてくださいね。

「昔ながらの衣替え」がうまくいかない理由

衣替えは夏物と冬物を入れ替えるイメージがありますが、皆さんはどのように行っているでしょうか?

実は、昔ながらの衣替え方法は現代に合わなくなってきています。なぜかと言うと、昔と今では衣類にまつわる事情がだいぶ違ってきているからです。

①天候が違う

昔に比べると現代は、暑さ寒さの境目がはっきりしなかったり、暖かくなったと思ったらまた寒くなったり……「春だから暖かい」「冬だから寒い」と一概に言えない天候になっているように思います。

だからこそ、その天候に合わせて衣類も半袖から長袖、薄手から厚手のものへ、の境目がはっきりしておらず、半袖と長袖を行ったり来たりすることも多いのです。こうなると、昔ながらの「一気に入れ替える衣替え」ではうまくいかない場合があります。

②衣類の機能性や種類が違う

昔は冬は分厚いセーターを着たり、生地の厚い服を着るのが当たり前でした。現代ではインナーの進化や生地そのものの進化で、気温によっては、温かい機能性インナーを着てトップスは薄手のものを着るということもありますよね。

昔なら真冬には着ることのなかった薄手の衣類も、現代では機能性インナーなどを合わせて通年着ることができます。

このように、昔に比べると季節に関係なく長い期間着られる衣類が増えているように感じます。だからこそ夏物と冬物を一気に入れ替える方法ではうまくいかなくなってしまうのです。

③収納が違う

昔は衣類収納と言えばタンスがメインで、今着ない衣類は押入れなどに収納していたのではないでしょうか? タンスには今着る服、押し入れには次の季節のものが入っていて、それを入れ替えるという衣替えをしていたと思います。

しかし現代ではどうでしょうか?

昔ながらのタンスと押し入れの入れ替え収納だけでなく、引き出しケースを使った収納やクローゼットなど、さまざまな種類がありますよね。

それぞれの収納と使い方に合った衣替えをしないと、せっかく服を入れ替えたのにまた戻すなど、片付かない原因になってしまうかもしれません。

現代に合った衣替えのコツとは?

①一気にではなく「少しずつ」行う

天気や気温も寒くなったり暖かくなったりと変わりやすいので、それに合わせて衣替えも一気にしてしまわずに少しずつ進めるのがおすすめです。

「暖かくなってきたなぁ」と思ったらまず、薄手の衣類を2〜3枚出してみましょう。それと入れ替えに厚手の衣類を数枚しまう。季節の変わり目に、この作業を気温などに合わせて行うと、奥へしまいこんでしまった長袖を慌てて引っ張り出してくる……ということをしなくて済みます。

このときのポイントは、「出した枚数と同じだけ、必ずしまうこと」です。また、しまうときには「来年の同じ季節にもまた着たいかどうか?」をしっかり見直してからしまいましょう。

②手前と奥で衣替え

夏物と冬物を別々の場所に収納しておき、季節ごとに入れ替える方法もありますが、可能であれば同じ場所に夏物と冬物を収納して置いておくと管理がしやすくなります。

引き出し収納であれば、引き出しの半分から手前には今の季節に着る服、半分から奥には季節外の服、のように収納します。

引き出しは、実際使うときは手前の3分の1程度しか開け閉めしないので、よく使うものを手前に置いておき、あまり使わないものは奥側にしまいます。

少しずつ奥と手前のものを入れ替えながら使っていくと、いつの間にか衣替えが済んでいますよ! 忙しい方にもおすすめの方法です。

③左右を入れ替えて衣替え

ハンガーなどでかける収納であれば、ハンガーラックの向かって左側を今の季節に着る服、向かって右側に季節外の服を収納して、気温の変化などに合わせて少しずつ入れ替えていきます。

そのとき着たものをしまう時に常に一番左側にかけるようにしていくと、右側にはあまり着ていないもの=季節外のものが集まってくるので使いやすくなりますよ。

ハンガーをかけるバーに大きめの洗濯バサミをつけておくと、夏物と冬物を分ける目印になって便利です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

季節の変わり目には毎回頭を悩ませてしまう衣替え。衣替えはこうあるべきという考えは捨てて、現代の気候や衣類、そして自分の使い方に合った衣替えをしてみませんか?

マイナビ子育て

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