話題の“パピコ体験”は-10℃…思わず「寒っ!!」の連発で猛暑を一瞬忘れる【無料スポット】に行ったら人気の理由がわかった

2022年5月17日(火)11時15分 マイナビ子育て

いよいよ夏本番。⽕照った体をクールダウンするには、冷たいアイスクリームがぴったり。ということで、みんな⼤好き「パピコ」や「セブンティーンアイス」が作られている⼯場【グリコピアCHIBA】に⾒学に⾏ってきました。

目で楽しむだけでなく、聞いて、嗅いで、触れて、食べて、五感を総動員して体感できる、その楽しさの秘密をご紹介しましょう!

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アイスクリームの工場見学施設【グリコピアCHIBA】とは?

グリコピアは、国⺠的お菓⼦メーカー「江崎グリコ(以下:グリコ)」が、1988年に神⼾で始めた“⼯場”と“企業ミュージアム”が合体したユニークな⼯場⾒学施設です。2012年に、ポッキーやプリッツの製造ラインが⾒学できる「グリコピア・イースト」を埼⽟県にオープン。

2017 年に、グリコ初のアイスクリーム⼯場⾒学施設として千葉県にオープンしたのが、今回ご紹介する【グリコピアCHIBA】です。

グリコの⼈気アイスクリーム「パピコ」や「セブンティーンアイス」の製造⼯程を間近で⾒学できるだけでなく、楽しい体験を通じて、アイスクリームに関する知識やグリコの歴史を“⾒て、学んで、楽しめる”エンターテインメントファクトリーです。

⾒学は完全予約制で、1⽇に5回(9:30、10:30、12:30、13:30、14:30〜)実施。それぞれ所要時間は約70分です。連⽇満席になるほどの⼈気ぶり。⼟⽇祝の予約は争奪戦ですが、平⽇は⽐較的取りやすい⽇がある場合もあります。

⼯場⾒学後には、有料のアイスクリームの⼿作り体験「グリコキッチン」にも参加でき、こちらも⼤⼈気です。

グリコピアCHIBA 基本DATA

■所在地:千葉県野⽥市蕃昌新⽥字溜台(ばんしょうしんでんあざたまりだい)10番地■TEL:04-7127-3355(開館⽇の9:00〜16:00)■開館時間:9:30〜16:00■休館日:電話でお問い合わせください■予約:完全事前予約制(詳細は公式HP参照)■料⾦:無料■アクセス:[⾞の場合]常磐⾃動⾞道「柏IC」から約9km、約30分。[電⾞・バスの場合]駅から遠いので⾞で⾏くことを強くおすすめします・徒歩…東武野⽥線「清⽔公園駅」東⼝から30分・タクシー…東武野⽥線「愛宕(あたご)駅」東⼝から約10分※路線バスなし■駐⾞場:あり(無料)■トイレ:あり■⾷事:なし—————————※変更がある場合がありますので、詳しくはHP等でご確認ください。【公式HP】▶︎グリコピアCHIBA

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グリコアイス大ファンの家族3人が、いざ【グリコピアCHIBA】へ

8歳の息⼦を筆頭に私もパパも⼤好きな「パピコ」は、我が家の冷凍庫のスタメンアイス。⾃販機で気軽に買える「セブンティーンアイス」も、公園遊びの締めに家族でよく⾷べています。そんなグリコアイスを作っている⼯場【グリコピアCHIBA】の⾒学予約が取れ、家族そろって⼤興奮! ⾒学の⽇を指折り数えながら待っていました。

そして迎えた⾒学当⽇、【グリコピアCHIBA】に到着。建物に⼊ると、壁⾯に描かれた巨⼤な“ゴールインマーク”が出迎えてくれました。「グリコに来たんだ〜!」と、親⼦でテンションが上がるひととき。

受付を済ませたら、⾒学が始まるまでの間、エントランスホールの展⽰を⾃由に楽しむことができます。

▲見学までの待ち時間は、パピコ型のソファでひと休みするのはいかが。チョココーヒーの色まで再現されていて、思わず食べたくなっちゃうソファです。

▲ポッキー&プリッツの箱から顔を出して写真が撮れるフォトスポット。日付入りで撮影できるので、「いつ行ったんだっけ?」となることもなさそう。

▲いちばん人気のフォトスポットはこちら。両手を上げたグリコポーズで撮影をぜひ!

▲パピコの形をしたカヌー。乗り込んで遊ぶことができ、子どもたちに大人気!

エントランスホールには、ほかにも楽しい展⽰やフォトスポット、お菓⼦の販売ブース「グリコショップ」もあり、開館中であれば早めに着いても待ち時間に退屈することはなさそう。普段は待つのが苦⼿な息⼦も、むしろ待ち時間を満喫している様⼦。

⾒学時間は70分間と⻑いので、始まる前にトイレを済ませておきましょう。トイレのマークも、グリコポーズ!

⾚ちゃんまでグリコポーズ(笑)。授乳室やおむつ交換台もあるので、⼩さなお⼦さま連れでも安⼼して楽しめます。

いよいよ工場見学がスタート! まずは予備知識のインプットから

⾒学開始時間になると、アテンダントさんから招集がかかり、シアタールームへと移動します。200インチの巨⼤スクリーンで、「創業者・江崎利⼀物語」と「アイスクリームができるまで」の2本の映像を鑑賞。グリコの歴史やアイスクリームについてお勉強します。とくに後者の映像は、このあとの⾒学や体験とリンクしているので、しっかり⾒ておくことをおすすめします。

映像を⾒終えると、アテンダントさんとともに5階フロアへ。いよいよパピコやセブンティーンアイスの製造ライン⾒学の始まりです。

⼯場内にはたくさんの機械があって⾒応え抜群。

⼯場内の衛⽣管理を徹底するために、作業員の⽅が⼊場する際に必ず通る「クリーンルーム」というものがあるのだそう。クリーンルームでは着替えや⼿洗いのほか10⼯程が義務づけられていて、こちらではそのうちのひとつ「エアシャワー」を体感できます。

上や横にある⽳から台⾵並みの強⾵が出て、⾐類についたチリやホコリを吹き⾶ばします。

ちょっと恥ずかしいのですが、私の髪の乱れっぷりから強⾵レベルがよくわかるのがこちら。これならチリひとつ持ち込むことがなさそうです。

パピコのなめらかな口どけの秘密は、グリコ独自の3つの工程にあり!

アイスは、含まれる乳成分の多い順から「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」に分けられます。乳成分が少ないか⼊っていない「氷菓」は、サッパリと⾷べられるのが魅⼒ですが、ジャリジャリとした⾷感になってしまいがち。でもパピコは、氷菓ながら独⾃の製法でなめらかな⼝どけを叶えているのが特徴です。

まず倉庫で厳しく温度管理された原材料の⽜乳やクリーム、砂糖、油脂などの材料を混ぜ、アイスクリームの素となる「アイスクリームミックス」を作ります。

そして、なめらかな⼝どけのカギとなる1つ⽬の⼯程が「均質化」。

ホモゲナイザーという機械によって、アイスクリームミックスの⼤きな脂肪の粒を⼩さく整えます。

その後、⾼温(84℃以上)で短時間(18秒)殺菌。おいしさを損なわず、衛⽣管理も徹底した安⼼・安全な製品として届けるための緻密なこだわりがすごいですよね。

画像提供:グリコピアCHIBA

なめらかな⼝どけのカギをにぎる2つ⽬の⼯程が、アイスクリームミックスを熟成させる「エージング」です。こちらの巨⼤なタンクで、約4℃まで下げてねかせてます。ねかせることによって、アイスクリームミックスがよくなじんでなめらかになるのだそう。ワインを熟成させるように、アイスも熟成させるとおいしくなるというわけ!

このタンク1本で、パピコが72,500袋も作られるのだとか。しかも、このタンクが⼯場内に32本もあるというのだから驚き! どんだけパピコがあるんだ〜(笑)

⻩⾊のアームは、パピコの容器を製造ラインにセットする機械。⼀瞬にしてたくさんの容器をセットする様は圧巻です。

パピコを容器に注⼊する⼯程は、遠隔操作カメラでズームアップしながらじっくり観察できます。これは楽しい〜

画像提供:グリコピアCHIBA

容器に注⼊されたあとは、上下にトントンと動かすことでアイスクリーム内の空気を抜いて形を整える“パピコジャンプ”をお⾒逃しなく〜。

注⼊⼝を密閉した後は、国内最⼤級の冷凍トンネルへ。これがなめらかな⼝どけのカギをにぎる3つ⽬の⼯程「スパイラル急凍」です。

画像提供:グリコピアCHIBA

コンベアにのせたアイスを上部から下部へらせん状にグルグルと凍らせながら、急速に均⼀に冷凍。⼀⽅向から冷やすとどうしても「ムラ」が出てしまうことから、この⽅法にたどり着いたのだとか。

そして写真でご紹介できないのがとても残念なのですが、3階フロアへと移動しながら、このスパイラル急凍をイメージした宇宙空間を体感できるんです。これが、まるでテーマパークのアトラクション! ファンタジーの世界に⼊り込んだようでした。

クライマックスは「冷凍庫体験」と「パピコの試食」

3階フロアで体験するのは、こちらの巨⼤冷凍庫。アイスクリームを保管する氷点下の冷凍庫を通りぬけることで、⼯場内の冷凍庫の温度を体感できます。

ドアが開いた途端に、⼀気に冷気が流れ出てきて肌を冷やします。恐る恐るマイナス5℃の冷凍庫へ。

想像よりもだいぶ寒いけど、なんとか耐えられるレベル。続いてマイナス10℃の冷凍庫へ。

うぁ〜、これは超冷え冷えっ! 寒いを通りこして、凍っちゃうレベルです。思わず「寒っ、寒っ!」と連呼しながら⾜早になりますが、めっちゃ楽しい〜!

最後はマイナス7℃の冷凍庫へ。マイナス10℃に⽐べると、ちょっとあったかく感じるのが不思議です。

「あ〜、寒かった!」と⾔いながらも、満⾯の笑みで出てきた息⼦。よっぽど楽しかったようです。いっしょに⾒学に参加したお⼦さんからも、「もう⼀回やりたい!」という声があがるほどの⼈気ぶりでした。

続いてやって来たのは、シャッターのつけられたこちらのコーナー。シャッターが上がりはじめ…

⼤きな扉が現れました。これは、アイスクリームを運ぶトラックの扉だそうです。グリコではアイスクリームをしまう倉庫の枠と、トラックの後ろの扉の⼤きさをすき間なくぴったり合わせることで、害⾍の進⼊やアイスの溶けを防ぐように⼯夫しているのだとか。感動の品質管理ですよね。

そして、ここでお待ちかねのパピコの試⾷タイム! この展開が素敵すぎる!! パピコはチョココーヒー、ホワイトサワー、⼤⼈のショコラの3つの味から選べます。

このあと家族それぞれ違う味を選んで試⾷。⾒学のあとに⾷べるパピコは、格別においしく感じました。

冷凍庫いらずで混ぜるだけ簡単! アイスクリーム手作り体験もぜひ

⾒学だけでも充分に楽しめる【グリコピアCHIBA】ですが、もっと満喫したいという⽅は⾒学後にアイスクリームの⼿作り体験ができる「グリコキッチン」(有料制)に参加するのがおすすめです。

材料を混ぜるだけだから⼩さなお⼦さまにも簡単。「氷」と「塩」を使って冷凍庫は使わずにアイスクリームを作るので、夏休みの⾃由研究のネタにもぴったりです。

当⽇に申し込むこともでき、1セット(約2名様分)1,500円。体験時間は、40〜50分です。

▲用意されたバンダナを着けてスタンバイ。バンダナはお土産として持ち帰れます。

▲牛乳、生クリーム、砂糖を混ぜたら…

▲塩と氷の入ったボウルにつけて待つこと数十秒。これを繰り返しているうちに、段々と固まってきてアイスクリームの完成です。

▲コーンに盛り付けてお菓子をトッピングしたら、いただきま〜す! うまっ!

▲我が家が申し込んだのは1 セットでしたが、こんなアレンジまででき、3 人で何回もおかわりできるほどたっぷりのアイスクリームが作れました。

⾃分の⼿で⼤好きなアイスクリームを作れたことに息⼦も⼤満⾜。しかも特別な材料を使わずに作れることも驚きのようでした。ぜひ⾃宅でも作ってみたいと思います。

【グリコピアCHIBA】グリコショップの人気ベスト3 は?

⼈気商品から限定品まで、豊富な品揃えが魅⼒のグリコショップ。【グリコピアCHIBA】グリコショップの⼈気商品ベスト3をご紹介します。

1位 ジャイアントドリームポッキー

ひと箱で5つの味が楽しめる、夢のようなでっかいポッキー。お⼟産にもらった⼈もあげた⼈も笑顔になること間違いなし!

2位 グリコワゴン

⽇本中においしさと健康、そしてワクワクした笑顔を届けたい。そんな願いをのせて⾛り出したグリコワゴンのトミカ。トミカ好きの息⼦は、すでに購⼊済みアイテムです。

3位 セブンティーンアイス 消しゴム

⼈気のセブンティーンアイスが、可愛い消しゴムに。何が出てくるかはお楽しみ!

まとめ

⼯場⾒学というとガラス越しに「⾒る」だけにとどまりがちですが、【グリコピアCHIBA】は、そのガラスの向こうを各所で体感できるのが魅⼒です。まるで冒険に出かけたような、ワクワクの連続でした。我が家にとっては、もはやテーマパーク越えの夢のアイスクリームワールド。しかも、こんなに楽しい場所が無料だなんて…! ぜひ皆さんもお⼦さまと⼀緒に訪れてみてください。

(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)

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