【谷根千ランチ】谷中散策で訪れたい行列ができる定食屋『谷中冨じ家』の名物「ぎんだら御膳」

2024年5月18日(土)10時48分 食楽web


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●谷中(やなか)を散策がてら、魚屋が営業する『谷中冨じ家(ふじや)』の名物定食ランチはいかが?

 散策が楽しい谷根千(やねせん)エリアの1つ、谷中は、懐かしさを感じる商店街をはじめ、見どころがたくさん。ランチやお茶ができる店も多く、訪れる人を楽しませてくれます。

 その中でも行列ができる有名な店の1つが『谷中 冨じ家』。鮮魚店が営む定食屋の名物「ぎんだら御膳」をいただきました。

日暮里駅から店まで散歩しよう


JR日暮里駅西口。猫モチーフの書体が可愛い! [食楽web]

 ちょっと紛らわしいですが谷中の最寄り駅は谷中ではありません。地下鉄千駄木駅やJR日暮里駅からアクセスできます。JR日暮里駅から定食屋へ向かって歩いてみることにしました。

 改札は、谷中側の西口改札を出てください。そして、振り返って日暮里駅の看板を見て。暮のくさかんむりが耳に、駅には足跡と尻尾が隠れていることに気付くでしょう。何の動物かお分かりでしょうか? 猫です。谷根千は猫が多い“猫の街”としても知られていますよ。


谷中ぎんざの入口

 西口から真っすぐ歩いていくと、夕やけだんだんという有名な階段があります。立ち止まって谷中ぎんざの眺めを堪能するのもおすすめ。夕方に美しい夕焼けを望むことができます。階段を降りれば、谷中ぎんざという人気の商店街。さぁ、入っていきましょう。


谷中ぎんざで猫を探す

 満腹になっては定食が食べられないため食べ歩きの誘惑と戦いながら、魅力的な商店街を歩いて抜けていきます。歩いていると、猫の木彫り像があるのに気付きませんか。谷中ぎんざには“七福猫”という7匹の猫が隠れています。実際の猫には出会えませんでしたが、七福猫には出会うことができました。

 谷中ぎんざを抜けてよみせ通りに入ればすぐ『冨じ家』が見えてきます。

いざ行列の定食屋『冨じ家』へ!


混雑している時は店内にある用紙に名前を書いて並ぶ

 緑ののれんと看板が目印。オープン10分前に到着しましたが、平日でも既に10人ほど並んでいました。オープンと同時にあっと言う間に席が埋まっていきます。はじめのグループで並ばなければ食べ終わりを何十分も待つことになったでしょう。


お茶と佃煮をつつきながら定食の到着を待つ

 名物「ぎんだら御膳」を頼んで待っていると、くるみと小魚に白ごまがたっぷりかけられた佃煮が出てきました。くるみや小魚の歯ごたえの良さに佃煮の旨味がぎゅっと詰まった味。お茶を飲みつつパクパク食べていると、ついに定食がやってきました。


「ぎんだら御膳」1815円

 ぎんだらの西京漬けに、白菜の漬物、切り干し大根。のりの味噌汁にごはん。切り干し大根は、家で再現できるかわからない上品な味付け。のりたっぷりのお味噌汁は磯の風味を味わいながら、ごはんを頬張れますよ。えびとかつお節がたっぷりかかった漬物も立派なおかず。ほんのり酸味が効いてパリパリ食感で口の中がさっぱりします。


ぎんだら西京漬け

 自家製のぎんだら西京漬けは程よい焼き色で、脂がのってぷるぷる。お箸でほろりとほぐれて、口の中でとろけていくようです。「たらってこんなにジューシーだったの?」と感動を覚えました。


隣の鮮魚店で銀だら西京漬けを購入できる

 定食を食べて満腹になったら、家族にも同じものを食べさせたい! と隣の鮮魚店で「ぎんだら西京漬け」を買って帰りました。『冨じ家』はもともと、谷中ぎんざにある鮮魚店で、あとから直営の定食屋ができたのだそう。ぎんだら以外にも、さけや沖めだいの西京漬けや刺身が売られていました。

 ランチを食べたあともまだまだ散策スポットが残っています。谷中霊園で著名人のお墓探訪や朝倉彫塑館でアート鑑賞やお寺巡り、1度では巡りきれないほどの魅力にあふれた谷根千。お土産に西京漬けを買った人は、駄目にならないうちに早く帰路へついてくださいね。

 今度のお休みもまた谷根千を歩こうかな。次はさしみ御膳やフライ膳も捨てがたい。

(撮影・文◎乃々)

●SHOP INFO

店名:谷中冨じ家

住:東京都台東区谷中3-11-10
営:11:30〜
休:日曜、祝祭日

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