地面を見ると...あれっ? 所沢市が「マンホールのふた」を広告媒体に

2018年5月19日(土)17時0分 Jタウンネット

近ごろ、マンホールのふたのデザインが話題になることがある。自治体と下水道事業のPRに役立てようと、観光名所や名物、ご当地キャラクターをデザイン化する例が多い。ユニークなデザインが注目を集めるケースもあり、各地のマンホールを見て歩く愛好家もいるそうだ。


そんなマンホールのふたを、広告媒体として貸し出す、新しい事業を始める自治体が現れた。埼玉県所沢市は、市内38カ所のマンホールのふたを広告媒体として、2018年5月24日から広告主を募集する。募集する場所は、西武線の所沢、新所沢、小手指、狭山ケ丘、航空公園など各駅付近で、人通りが多い歩道だという。


いったいどんな事業が始まるのだろう。Jタウンネットは所沢市に電話して、話を聞いてみた。


人通りの多い歩道の上で、脚光浴びる!?


電話で答えてくれたのは、所沢市上下水道局の担当者だ。


「所沢市では昨年、所沢市民文化センター『ミューズ』とのコラボで、マンホールのふたにカラー写真やイラストを設置しました。航空公園駅から『ミューズ』へ向かう歩道上にあるマンホールのふた10カ所が、広告媒体に変わったのです。これがモデルケースとなって、今回の新事業につながりました」


主な目的は、上下水道のイメージアップと自主財源の確保だという。広告収入は上下水道事業の運営に充てられるとのこと。


広告部分はマンホールの鉄ふたのうち、中心から直径44センチの円形部分。デザインプレートは、クリアのポリカーボネイト製カバーの内側にデザインを貼付する構造だ。


広告料は月額7500円(税別)で、他にデザインプレート代4万円(同)が必要だ。広告期間は原則3年で2年までの延長が可能。申し込みは24日から先着順で受け付けるが、同日に同じマンホールに複数の申し込みがあった場合は抽選となる。


申し込んだ後、所沢市の「ガイドライン」に基づく審査があるという。人通りの多い歩道は、老若男女あらゆる人の目に触れる。「きわめて公共性の高い媒体のため、お断わりする場合もあります」とのこと。「ガイドライン」をよく読んでから申し込む方が良いだろう。広告掲載は10月1日から。

Jタウンネット

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