門外不出の“エジプトの秘宝”もやってくる! 「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」が来春開催

2024年5月19日(日)11時49分 マイナビニュース

「アベンジャーズ展」「ジュラシック・ワールド展」などの体験型エンターテインメント事業を世界各地で手がけるNEONが、2025年春に「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」展を東京で開催します。5月17日に記者発表会が行われ、エジプトから来日した元考古最高評議会事務総長・元考古担当国務大臣のザヒ・ハワス氏が同展の見どころを語りました。
○エジプト国外初展示も含むエジプトの秘宝が、アジアに初上陸
ラムセス2世は古代エジプト史上最も長くエジプトを統治した、第19王朝のファラオです。
「日本では、クレオパトラやツタンカーメンが有名ですが、“国王の中の国王”と呼ばれるラムセス2世に比べると足元にも及びません」とザヒさん。ラムセス2世の治世は、まさにエジプト文明の全盛期で、世界初の平和条約であるエジプト・ヒッタイト平和条約を締結、エジプト各地に数多くの巨大建造物を築き、エジプト新王国の勢力圏を延ばすなど、67年間の治世でエジプトに平和と繁栄をもたらしました。家庭人としては、王妃の谷の墓で有名なネフェルタリを筆頭に8人の妻と、50人の息子、60人の娘をもうけたそう。ラムセス2世の遺体は死後にミイラ化され、王家の谷に埋葬されました。
同展はアメリカのヒューストンを皮切りに、サンフランシスコ、パリ、シドニーの4都市で開催され、パリでは5カ月間で82万人を動員。今後はドイツ・ケルンを経て来春の東京展は世界で5カ国目、アジアでは初上陸となります。展示はラムセス2世の《木棺》《石灰岩の巨像》、ラムセス2世が築いた建造物や棺、その治世を象徴する豪華な黄金の宝物など、180点以上の貴重なコレクションが集結。黄金や銀をはじめ、これまでエジプトから出ることのなかった多くの貴重な品々がアジア初公開されます。
また作品を見るだけでなく体験する没入型展示も大きな特徴。もっとも壮大な遺跡といわれる「アブ・シンベル神殿」とネフェルタリ王妃の墓にスポットを当てた没入型のVR体験、ラムセス2世が戦った「カデシュの戦い」をプロジェクション・マッピングで再現、さらに精巧なジオラマや臨場感あふれる音響や照明で、ラムセス2世とその時代に没入体験します。
「古代エジプトにおいて山のようにあった黄金の宝物を、日本に持ってきます。最高のファラオ、ラムセス2世を迎えて東京は大きく震撼し、街は黄金に輝くことでしょう」とザヒさんは熱く語り、会場を沸かせました。
エジプトの歴史文化、本物の遺物の数々と日本国内で対面できる貴重な機会、「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」は2025年春、東京・豊洲「CREVIA BASE Tokyo」で開催予定です。

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