銀河劇場収得の代アニが2.5次元舞台に着手 謎の“本番練習”で蘇る悪夢とは!?

5月19日(木)21時0分 おたぽる

代アニ公式サイト「代アニ通信DX」より

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 今年2月に発表された「東京 YOANI劇場」(発表時は「天王洲 YOANI劇場」)の設立。銀河劇場の収得に伴ってか、専門学校・代々木アニメーション学院では2017年4月より「声優2.5次元演劇科」を設け、公式HPでは、「プロさながらのレッスンで2.5次元演劇の学習を行う」と謳っている。カリキュラムの中には、「殺陣アクション」「キャラクター解説」など、それらしいものが並ぶ中、「銀河劇場で本番練習!!」と、舞台本番なのか練習稽古なのかよくわからない授業も。今、その“本番練習”という表記をめぐって、舞台オタ、俳優オタを中心にネット上で話題となっている。

 一体、“本番練習”とは具体的にどういうことなのか……。

 代々木アニメーション学院の公式サイト内「代アニ通信DX」によると、「舞台『弱虫ペダル』、『曇天に笑う』、ミュージカル『薄桜鬼』、『ダイヤのA』The LIVE Ⅱの舞台に立てる!」との煽り文句とともに、その意味が説明されている。

 どうやら“本番練習”とは、学生による舞台や映像作品の上映、展示を校内だけでなく、“劇場を使用し、実際のお客様の前でプロとして作品をお見せすること”を指すらしい。また、「お金をいただく以上、それに見合うクオリティ、プロとしての意識が必要」、「『プロ』として作品を作り上げ、実際にお客様の前で発表することで、学生の意識と技術を飛躍的に向上させる」と、学生のうちからプロ意識を教え込むことを目的にしているようだ。

 同劇場ではこれまでの営業公演に加え、協力関係各社との2.5次元舞台の公演も予定されており、そこに代アニの学生を出演させて経験を積ませるのだとか。これには、「結局、『学生公演を銀劇で客も入れてやります!』なのか『銀劇を使うともれなく代アニ生が本番の舞台についてくる!』なのかどっちなの」「代アニ劇場の件、作り手・演じ手・劇場・観客、舞台に関わる全方面に対して敬意がまったく感じられないのが嫌だ」など、舞台ファン・俳優ファンから非難の声があがっている。「プロ」というならばそれ相応の技術や意識を持って舞台に上がることは当たり前のことであるし、幕が上がったらそれはもう“本番”だ。わざわざお金を払って“練習”を見に来る客は、「我が子の晴れ舞台を」という両親や、よほどの物好きでもなければ、まずいないだろう。

 つっこみどころはそれだけでなく、声優2.5次元演劇科の年間スケジュールを見ると、“本番練習”のほかにも、1年次の後期には「2.5次元舞台バックステージ見学」という気になるカリキュラムが予定されている。これには「接触厨(接触することが目的のオタク)が食いつきそう」との声も。また、2年次の前期には「コスプレ衣装制作」もあり、これから作品を生み出す側が、作り手や演じ手へ配慮のない「2.5次元舞台=ただのコスプレ」ともとれる表現を使っていることに、「2.5次元舞台は代アニ的にコスプレ劇の位置付け?」と、これもまた波紋を呼んでいる。

 今のところ肯定的な意見はほとんどみられない「声優2.5次元演劇科」。確かに、今盛り上がりをみせる「2.5次元ミュージカル」の後進の育成につながるとも言えるのだが……。ある舞台ファンの女性は、「前に学生が2.5次元舞台に関わって騒動になったことがあるんです」と語る。

「ある舞台の公演で音響が酷いとファンの間で話題になり、ネットの住人が調べたところ、出演キャストのブログへのコメントやSNSへの投稿でその音響を担当したのが学生スタッフだったことがわかり騒ぎになりました。技術不足だけならまだしも、出演キャストの情報漏洩疑惑もあって、その意識の低さから界隈では一時騒然。その学生のアカウントが炎上しました。観客だけでなく、役者にとっても最高の思い出になるはずの舞台が、最悪な思い出になってしまったと思います……。“本番練習”という言葉のニュアンスには、どうしてもネガティブなイメージが浮かんでしまいますね……」(舞台ファン)

 観客は、時間と決して安くはないチケット代を費やしている。その対価に見合わないものをわざわざ見せられた挙句、作品や出演者には責任のないところで、舞台全体の評価が下がるとすれば、このような感情を抱いてしまうのも頷けるだろう。プロとして板の上に立つならば、“最悪”な形ではなく、“最高”の形で観客の心に残る作品を作り上げてほしいと願う。

おたぽる

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