4月に愛媛・高知で発生した“震度6弱”地震…「南海トラフ地震」との関係は!?専門家が解説

2024年5月19日(日)6時0分 TOKYO FM+

手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25〜8:30)。今回の放送では、東京大学 地震研究所 特別研究員の佐竹健治(さたけ・けんじ)さんに、4月17日(水)に愛媛県・高知県で震度6弱を観測した地震について伺いました。

※写真はイメージです


4月17日(水)に愛媛県と高知県で震度6弱の地震が発生しました。南海トラフ地震はプレートの境界部分で発生すると想定されていますが、「今回の地震は、プレートとプレートのあいだで発生したものではなく、沈み込んでいるフィリピン海プレートのなかで起きた地震なんですね。ですから、南海トラフ地震と(の関連性を)危惧されているものとは、場所も違いますし、タイプも違っています。つまり、今回の地震によって、すぐに南海トラフ地震が発生することはないと思います」と佐竹さん。
また、沈み込んでいるプレートのなかで起きた地震の特徴として“震源の深さ”をポイントに挙げ、「今回も深さ39kmと、やや深いところで起きています。深いところで起きた地震は津波が発生しにくいです。今回の地震でも発生しませんでした」と説明。
とはいえ、今回の地震ではケガ人が出たほか、水道管の破裂や住宅の損壊、電線が切れるなどの被害が発生。また、コンクリートの塀が倒壊したところもありました。改めて、佐竹さんは「自分の住んでいる家や近所にどんな危険があるかを確認してほしいです」と呼びかけました。
気象庁によると、“揺れの強かった地域では、今後1週間ほど最大震度6弱の地震に注意が必要”としています。日本に住んでいる以上、どこで地震が発生してもおかしくありません。家具の固定やいざというときの避難先、連絡手段の確認、必要な備蓄について見直しましょう。
<番組概要>
番組名:防災 FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25〜8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/

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