ロボットに触覚を与える生体スキンが3Dプリント技術で開発される(米研究)

5月20日(土)16時30分 カラパイア

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 人工知能(AI)の肉体として、人間そっくりなロボット開発が盛んに行われている。これに関連して今回発表されたのは、ロボットが触覚で物体を感じることを可能にする柔軟な生体スキンだ。


3D Printed Stretchable Tactile Sensors

■ 触覚生体スキンは様々な分野で利用可能


【医療用ロボットに】

 もともとこの皮膚は顕微鏡手術を行う外科医をサポートするため、医療用機器に使用されることが念頭に置かれていた。手術ロボットにこの類の生体スキンを応用すれば、その操縦者である外科医はカメラ越しでは感じられなかった手術の感触を得ることができるようになる。それが執刀医を大いに助けることは間違いない。

 しかし研究の中心人物である米ミネソタ大学のマイケル・マッカルパイン氏によると、それ以外にも様々な利用法が考えられるという。

【人間の皮膚にプリントして危険物感知に】

 曲面の上にもプリントできるため、人間の皮膚にプリントして健康状態をモニターする電極として用いたり、危険な化学物質や爆発物を検出しなければならない兵士にも利用できる。その感度は驚くべきもので、鼓動でさえリアルタイムに測定できるほどだという。

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【ロボット歩行サポートに】

 また機械に環境と相互作用する機能を与えることもできる。それはロボットがきちんと歩行するために不可欠な機能だ。

 このデバイスを作るには4本ノズルの3Dプリンターを使う。主な構成は、シリコンの基礎層、伝導性インクの電極を備える上層と下層、コイル状の圧力センサー、上層を支える犠牲層である。

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 マッカルパイン氏は、3Dプリントでエレクトロニクスを作成するという全く新しいアプローチだとコメント。

「複数の層を印刷するマルチファンクション3Dプリンターのおかげで、柔軟なセンサー機器を作成できます。健康診断、環境発電、化学センシングなど、様々な利用法があるでしょう」と話す。その将来の可能性は無限だそうだ。


via:twin-cities/ translated hiroching / edited by parumo


 触覚を持ったAIロボットに、「今日のお肌の調子は最悪です、保湿クリームを直ちに塗ってください」とか言われる未来も近いということか。そんなの今日今すぐほしいわ。

カラパイア

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