起床・就寝時間が規則的な人はどのくらい? - 年代が高いほど「睡眠の質」が悪くなる傾向に

2024年5月21日(火)11時21分 マイナビニュース

朝日大学マーケティング研究所は5月16日、「睡眠に関する調査(睡眠の状況編)」の結果を発表した。調査は3月22日〜29日、関東1都3県在住の20代〜50代の男女480名を対象に、インターネットで行われた。
自身の睡眠について評価してもらったところ、「良い」(35.5%)と「悪い」(34.3%)は拮抗するが、年代が若いほど「良い」の割合が高く、高いほど「悪い」の割合が高くなる傾向に。
また、男50代では「良い」が21.7%で、「悪い」は50.0%と倍以上であるのに対し、女50代はそれぞれ30.0%と38.4%。女性よりも男性の方が「年代が高いほど悪くなる」傾向が顕著であることから、加齢だけが睡眠の評価が落ちる要因ではなく、男性特有の要因があるよう。一方、女性で「悪い」の割合が最も高いのは30代の41.7%。女性は、年齢という生理的要因ではなく、ライフスタイルやライフステージに特有の要因があると推察される。
続いて、普段の睡眠時間を教えてもらったところ、加重平均でみると全体では6.4時間。性年代別では、男20代(6.7時間)で最も長く、男50代(5.9時間)で最も短い。男性は高い年代ほど睡眠の評価が悪く、睡眠時間も短いよう。また、睡眠時間が長いと「良い」が増え、短いと「悪い」が増える傾向に。
一方、女性の睡眠時間は20代(6.5時間)、30代(6.4時間)、40代(6.3時間)、50代(6.3時間)と高い年代で短い傾向はみられたものの、その差は小さく、女性では睡眠について「良い」と評価したのは若い年代ほど高く、睡眠時間との関係性が考えられる。一方、「悪い」が最も高いのは30代だが、他年代に比べて極端に短くないことから、必ずしも、睡眠時間が短いからといって睡眠の評価が悪いとは言えない結果となった。
次に、「毎日の起床と就寝は規則的な時間で安定していますか?」と尋ねたところ、「規則的」としたのは「起床時間」が78.6%であるのに対し、「就寝時間」は61.7%と、起床時間の方が16.9ポイント上回る結果に。裏を返せば、就寝時間のほうが不規則であることがわかる。就寝時間について「規則的」とした割合を男女の年代別でみると、男性では年代による差がみられないが、女性は高い年代ほど割合が高くなる傾向がみられた。

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