ウチが「特殊な蕎麦屋」になった日【家そば放浪記】第219束:ザ・ガーデン自由が丘で買った、山本かじの(山本食品)『韃靼入り十割そば』486円(1人前243円)
2024年5月21日(火)20時0分 ロケットニュース24
近所はもちろん、都内あちこちに点在している日本全国のアンテナショップで購入した干し蕎麦を、完膚なきまでに食べ尽くしてしまったのである。
いちおうスーパー等をチェックするも、過去に食べたことある蕎麦ばかり。もう都内に売っている干し蕎麦を全制覇したくらいの状況になっていた。
さて、どうしたものか……と悩んでいた今日この頃だったのだが、ここ最近、なにやら春の芽吹きの時期のように、見たこともない干し蕎麦が続々とスーパーの棚に並び始めたではないか!
時期が来た。時は来た!
そのひとつが、高級スーパー「ザ・ガーデン自由が丘」に売っていた山本かじの(山本食品)『韃靼入り十割そば』。
これまで「韃靼(だったん)そば」は3回ほど食べてきたが(1)(2)(3)、「韃靼入り」で「十割」なのは今回が初。
しかし作っているのが、“十割の帝王” と呼んでも差し支えない製造所「山本かじの(山本食品)」。
「韃靼(だったん)」が主役ではなく、山本の十八番(おはこ)である「十割」に韃靼を入れました的な……つまりは「韃靼トッピング十割」みたいなアプローチなのかなと。
それではさっそく……
デカい鍋にたっぷりの湯を沸かし……
6分茹でで……
2分むらして……
「すっごい色!」とか思いながら……
はい完成〜。
して、そのお味は──
いきなり結論から書くが、これは相当に美味しかった。
気づいたらペロリなレベルであり、実際、気づいたらペロリであった。
なんというか……店。
だったんそばの店、それも「韃靼入り十割の店(商品そのまんまじゃねえか)」という、実に特殊なお蕎麦屋さんがそこにはあった。
あ〜、こういうお蕎麦ですか。これはこれは、珍しい! とても良いですね〜。
思わず家の中で、ひとり客芝居をしてしまうようなリアルさがある。
そしてルチンたっぷり、真っ黄色な濃厚蕎麦湯。
今回は特別に蕎麦湯入れに入れて蕎麦湯もじっくり楽しんでみたが、これまた実に良い塩梅。
韃靼入りをうたう “こういうお店” を楽しんだ感がある。
韃靼そば、たしか健康にも良いんだっけ。それで美味しければ申し分なし。
美味しいのはもちろん、久しぶりに「楽しいお蕎麦」だった。
家で「お蕎麦屋さんごっこ」するにはちょうど良いお蕎麦だと思う。
それにしても、山本かじの(山本食品)、十割好きだな〜。
もう普通の十割を極めてしまったがゆえ、今回こうして「韃靼(だったん)入り」に手を出したではないか。
今後の山本かじの(山本食品)の「十割プラスアルファ」にも期待である。
執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24
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