「＃みんなで小児病棟を支えよう」キャンペーン6/16まで

キープ・ママ・スマイリングは2024年6月16日まで、病気の子供とその家族をみんなで応援する啓発キャンペーン「Smiling Family Days〜＃みんなで小児病棟を支えよう」を開催している。付き添い者の「食事・睡眠・見守り」を支援するため、支援金を募る。目標金額は300万円。チャリティイベントなども行う。

　キャンペーンは、入院中の子供に付き添う家族の問題は社会的課題であると一般の人々に認識・理解してもらうこと、その支援の輪が広がることを目的に開催するもの。2024年は、小児病棟の療養環境・親の付き添い環境の改善に取り組む「医療機関」を社会で支援するムーブメントを起こし、小児医療の現状と課題の認知拡大と理解促進に貢献することを目指すという。

　キープ・ママ・スマイリングでは入院児の付き添いは社会的課題であることを広く認識してもらうために2021年より年1回、母の日から父の日までの5週間にわたり、啓発キャンペーン「Smiling Family Days」を展開している。2024年は「＃みんなで小児病棟を支えよう」をキャンペーンテーマに掲げ、困難を抱えながらも付き添い環境改善に取り組む医療機関を全力で応援する。

　子供の突然の入院はどの子にも起こりうること。付き添い環境の改善は医療機関だけで対応できる課題ではなく、社会で病気の子供とその家族、そして地域の医療資源としてなくてはならない小児科も支えられる仕組みをつくることが不可欠だという。

　キャンペーンの目玉企画は「付き添い者の環境改善に取り組む小児病棟を支えよう！」プロジェクト。クラウドファンディングによる寄付金を原資に「食事・睡眠・見守り」の環境改善に取り組む医療機関に1病院あたり30万円分の物品などの支援を行う。寄付の呼びかけは、一般の人だけでなく企業を対象とすることも検討しているという。このプロジェクトを通し、付き添い環境の改善に取り組む医療機関（小児病棟）を社会で応援するムーブメントを起こし、民間から小児科への資金調達（寄付）の流れを作っていくことにもチャレンジしたいと考えているという。

　また、一般の人に入院中の子供たちとその家族、および小児医療の現状を知ってもらうとともに、入院中の子供の成長・発達に対する支援かつ付き添い家族の見守り支援にも役立つアクティビティへの理解と認知を広げ、小児病棟にアクティビティを届ける資金を得ることを目的に、チャリティイベントおよびオンラインイベント「小児病棟にわくわくを届けよう！」を開催する。

　「小児病棟わくわく応援団チャリティイベント」は、5月12日に開催済み。「小児病棟わくわく応援団全員集合！わくわくの輪を広げよう（仮）」オンラインイベントは6月16日午後1時から3時に開催する。

　付き添い当事者をはじめ患者支援団体、メディア、医療関係者、一般対象のオンライン報告会「ここまできた・これからどうなる？付き添い環境改善への取り組み」は6月1日午後1時半から3時に開催する。

　キャンペーンの詳細は特設サイトで確認できる。

◆Smiling Family Days2024 「＃みんなで小児病棟を支えよう」
期間：2024年5月12日（日）〜6月16日（日）
【「付き添い者の環境改善に取り組む小児病棟を支えよう！」プロジェクト】
対象：小児病棟・混合病棟における付き添い者の「食事・睡眠・見守り」の改善に取り組む医療機関
支援内容：
・食支援／30万円分のレトルト食品（600〜1,000名分）の寄付
・睡眠支援／30万円分の付き添いベッド用マットレス（10枚前後）・睡眠グッズの寄付
・見守り支援／小児病棟支援団体（小児病棟わくわく応援団）による30万円分のアクティビティの寄付
申込方法：申込フォームより申し込む
申込締切：2024年6月30日（日）

【クラウドファンディング】
対象：一般市民・企業など
目標金額：300万円
寄付方法：Webサイトより受け付ける
寄付締切：2024年6月16日（日）

【「小児病棟わくわく応援団全員集合！わくわくの輪を広げよう（仮）」オンラインイベント】
日時：2024年6月16日（日）13:00〜15:00
方法：オンライン（Zoom）

【オンライン報告会「ここまできた・これからどうなる？付き添い環境改善への取り組み」】
日時：2024年6月1日（土）13:30〜15:00
方法：オンライン（Zoom）
対象：付き添い当事者をはじめ患者支援団体、メディア、医療関係者、一般の人