「よい子のみなさんへ。あそびにこないでね」 まさか煽ってる...?大学キャンパスの貼り紙が話題に
2020年5月22日(金)20時40分 Jタウンネット
大学生にも大きな影響を及ぼした新型コロナウイルス。各校ではオンライン授業などの対策が取られ、キャンパスから学生の姿は消えた。
そんな中、あるキャンパスに掲示された、こんな貼り紙がツイッターで話題となっている。
大学生何歳や思うてんねん
— とし (@PJauXQRSzaB2Eq1) May 17, 2020
「よい子のみなさんへ
コロナウィルスがいなくなるまでは、
だいがくにはあそびにこないでね
だいがくじむしつ」
平仮名で分かりやすく書かれた注意書き。キャンパス内にあるということは、まさか大学生向け...?「よい子のみなさん」とはいったい誰のことなのだろうか。
2020年5月17日、ツイッターユーザーのとし(@PJauXQRSzaB2Eq1)さんがこの貼り紙を「大学生何歳や思うてんねん」と投稿したころ、反響を呼んだ。
貼り紙に対して、他のユーザーからはツイッターに、
「精神年齢に合わせてるんやろ」
「だいがくは あそぶところ だった」
「大学生っていってもピンキリやし...」
などと冗談めかした反応が。一方で、ひらがな表記の理由について、
「留学生の方にも読めるようにしてるかもしれないですね」
「外部の人も出入り自由で、近所の子供が遊びに来ているんですね」
と冷静に推測するユーザーも出ていた。
貼り紙の真相は?大学に聞くと...
Jタウンネットは22日、この貼り紙が掲示されている名古屋市立大学の企画広報課を取材した。

担当者によれば、貼り紙は4月初旬ごろから、滝子キャンパス(瑞穂区)の各門に掲示されている。ツイッターで話題になっている写真は西門のものだという。
さっそく担当者に、貼り紙が誰に向けたものなのかを聞いてみると、
「大学キャンパスに立ち入られるお子様に向けたものです」
...考えてみれば当然である。貼り紙の位置は低く、底辺は地面から30センチほどの高さになっている。掲示は大人よりも子供の視界に入りやすいだろう。
「現在本学では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため学外の方の立ち入りを規制しております。そのことをお子様にも分かりやすくお伝えするため掲示しました」
担当者は貼り紙の意図をこのように話す。
通常であれば名古屋市立大学では小学生を招いたイベントを行っているため、キャンパス内に子供が立ち入ることは珍しくないという。
名古屋市立大学は31日まで学生および学外からの来訪者による各キャンパスへの立ち入りは「できるだけ避けてほしい」と公式サイト(19日更新)で呼びかけている。
入構には事前許可が必要だ。なお、対面型授業は6月3日から開始される(一部講義は遠隔授業を継続する可能性あり)。
(27日12時30分追記)愛知県が緊急事態宣言を解除したことを受けて、本文の一部を変更しました。