印刷工場の屋上&食堂で「メダカ」育てて売ってます! 職人たちが交代でお世話...一体なぜ?担当者に聞く

2024年5月22日(水)8時0分 Jタウンネット

大阪のとある印刷工場では、変わったものを販売しているらしい。

一体何かというと......。

メダカである。なぜ......?

印刷工場前の無人販売所でメダカを販売しているのは、印刷事業などを行う高速オフセット(本社:大阪市西区)の摂津工場。

同社のプレスリリースによると、メダカの養殖や販売は2023年6月にスタート。食堂の一角や屋上に飼育スペースを作り、印刷職人が餌やりや水替えに気を使いながら、交代で世話しているとのこと。正午からの夕刊の印刷、午後10時からの朝刊の印刷の合間の時間を活用している。

職人の中にはメダカたちのことが気になって、休憩時間にも飼育部屋に様子を見に行く人もいるそうで、かなり大切にされているようだ。

しかし、一体どうして印刷工場でメダカの販売を? Jタウンネット記者は17日、高速オフセット摂津工場のメダカ担当者に話を聞いた。

なぜメダカを販売?

メダカ担当者によると、メダカ販売は高速オフセットの首都圏工場と同じ建物内にある、毎日新聞首都圏センター・海老名工場のアイデアに倣ったもの。

毎日新聞首都圏センターの新規事業募集で、メダカを販売する企画が通ったことを知り、実施を決めたという。

「海老名工場での話を聞いて、うちでもできるかなと思い始めたのがきっかけですね」(メダカ担当者)

まずはメダカ飼育について情報を集めるところからスタートし、機材とブラックダイヤという品種のメダカを2ペア揃えて、稚魚を増やしていった。その様子は、同工場のインスタグラムアカウント(@kousoku_settu)でも紹介されている。

まずはネットで販売を始め、その後無人販売所も設置。すると、取り組みを紹介する記事がYahoo!ニュースに掲載されて話題に。ネットでの購入者が増加し、工場にもメダカを購入するために多くの人が訪れるようになったという。

現在は平均して1日10匹ほど販売しているそうだ。

「ほそぼそと販売していたんですが、ここまでの反響になるとは予想していませんでした」(メダカ担当)

品種はその時々で人気の種類を追加していき、今では近日発売予定のものも含め、6種類を養殖中。今後も種類を増やしていく予定だ。

「地域貢献の観点も踏まえ、工場でめだかすくいのイベント等も考えています」(メダカ担当)

摂津の印刷工場のメダカは無人販売所のほか、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどネットで購入が可能。気になる方は覗いてみては。

高速オフセット摂津工場前 無人販売所

住所:大阪府摂津市東一津屋15−55
アクセス:南摂津駅より徒歩約3分 設置時間:10時〜18時

Jタウンネット

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