恐怖の事故物件学校、画像アリ!「入学すると覇気が無くなる」高校が実在! 京大卒芸人・九月が家庭教師時代の実体験を語る!

2019年12月10日(火)16時0分 tocana

 何かを見て感動すると性的にも興奮してしまうという特殊な性癖を持つ京大卒で個人事務所所属の男性ピン芸人・九月。連続インタビューの最終回となる第5回では、オカルト的な話について聞いてみた。


——『TOCANA』はオカルト系のサイトなんですが、オカルトとか不思議な話って興味ありますか?


九月:ありますね。それこそ出身が青森県なので、結構そういうスポットが多いんです。恐山しかり、白神山地しかり。その中で、ご存じかもしれないですけど、青森県の新郷村っていうところに「キリストの墓」っていう名所があるんです。


——ああ、聞いたことあります。あれは青森なんですね。


九月:そうです。有名なやつですけども。あそこって行ったことありますか? 地方の自治体がふざけて作ったようなスポットなんだろうと思って行くと、意外と違っていて。結構しっかりした建物があって、ちゃんとした墓標みたいなのが置いてあって、そこに看板があるんですよ。そこにどういう理由でここがキリストの墓と言われているのか、っていうのが書かれているんです。


それによると、キリストが十字架にはりつけられて処刑されたというのはウソだと。あのときは身代わりが使われていた。あの有名な十字架の絵で殺されているのはキリストじゃなくて、「イスキリ」っていうキリストの親戚なんだ、って書いてあるんです。キリストは逃れ逃れて青森まで来たんですよと。それで墓標の方に目をやると、十字架が2つ置いてあるんです。一方には「キリストの墓」って書いてあって、もう一方には「イスキリの墓」って書いてあるんです。


——えーっ!?


九月:破綻してますよね。なんで身代わりで死んだはずのイスキリの墓がここにあるんだ、ってなるじゃないですか。ここはどういうスポットなんだろうと思って、中の大きい小屋みたいなところに入って行くと、CDが売ってるんですよ。それは地元の盆踊りの音楽を収録したCDで、その歌詞がどうやらへブライ語で歌われていると。それはすごいと思って再生してみると、ただ単になまっているだけなんですよ。イスキリもウソ、ヘブライ語もウソ。なんだここは、と思って一番奥まで行くと……そこが飲むヨーグルトの直売所になっているんです。田舎のその根性、怖くないですか?


——怖いです。


九月:あと、近くに大石神ピラミッドっていう場所があるんですけど、それも同じです。こじつけの伝説と飲むヨーグルトの直売所を兼ね備えていて。


——飲むヨーグルトは必須なんですね。


九月:濃厚でめっちゃうまいんですけどね。


■恐怖の事故物件学校!「入学すると覇気が無くなる」高校が実在


——幽霊を見たりしたことはありますか?


九月:僕には霊感がないんですよ。ただ、僕が知っているそういう話だと、京都にとある高校があるんですね。その高校に進学すると、なぜかみんな覇気がなくなるというか、学校に行く気がなくなって不登校になったりする、っていう。


 僕は家庭教師をしていたときに、生徒さんの親御さんからそういう相談を受けたんです。うちの子がそこに進学するんですけど、って。まあ、荒れてる高校だったら雰囲気的に堕落しちゃうとかもあるんだろうなと思ったんですけど「お子さんは真面目な子ですから大丈夫ですよ」とか言っていたんです。


 でも、その子が高校に進学したら、やっぱり本当に元気がなくなっていて。中学の頃は部活好きだったのに、やる気がなくなっていたりして。そのまま部活も辞めて、ある時期からは宿題もやりたくない、友達とも最近遊んでない、みたいになって。どうやら荒れてるとかよりも、全員の覇気が奪われている感じだな、と思って。


 どんなところなんだと思ってその学校を見に行ったんですよ。実際見たら、僕は霊感ないから「ふーん」ぐらいの感じだったんですけど、あとでネットで調べてみたら、その学校を取り囲むように自殺した案件がブワーッて出てきて。京都だから近くにお寺もいっぱいあって、単純に場のそういう霊力的なのが強すぎる場所だったみたいなんです。近くに2〜3個とかじゃなくて、もう丸で囲んでるんですよ。おかしいやん、そんなん、って。


※問題の学校を取り囲む事故物件はこちら! 思わず編集部でも「ぎょええええー」という声が 


——それはすごい話ですね。ところで、「感動すると性的にも興奮してしまう」という話をするのって、九月さん本人としてはどういうお気持ちなんですか。こういう話でウケるのもそれはそれで嬉しいんですか?


九月:ええ、嬉しいですよ


——「別に自分にとってはこれが普通なのにな」みたいな気持ちはありませんか?


九月:でも、こういうことを言う人も必要でしょうから。役割なんだな、っていうふうには思いますけど。


——ちなみに、ご自分ではなんでそういう性癖というか体質になったんだと思いますか?


九月:そもそも僕の性癖が変わっているのか、もちょっと疑問というか。こういう性癖や体質である理由についても、言おうと思えばなんとでも言えるんでしょうけどね。たぶん誰しもにそれなりに変なところがあって、それを表立って言っていないだけだと思いますよ。僕は人懐っこい方で、人との距離をあまり取りたくないんです。すると、自己開示をたくさんする必要があって。それでたまたま表立って変なところを見せる度合いが大きくなったのかなと。


——芸人として将来どうなりたいですか?


九月:めちゃくちゃネタを書く、やる、っていうのが好きなんですね。だから全国回ってひたすらネタをやって食えるような感じが一番理想です。どれぐらいのペースで自分がネタ書けるんだろうと思って、今は毎月新ネタ15本ずつ下ろしているんですね。それができるってことは、毎月15本作って全国20カ所ぐらい回れば、ご飯食べられるってことなので。そういう感じでやれたら一番いいかなって。


——やっぱりネタがやりたいんですね。


九月:めちゃくちゃネタが好きなので。たぶんテレビのバラエティとかラジオとかのおしゃべりもそこそこ適性ある方だと思うんですよ。しゃべるの自体も大好きですし。ただ、テレビやラジオって長期間にわたってできる仕事じゃないかもしれないな、と。ある時期だけ露出して、名前を覚えてもらって、っていうのはあると思いますけど、ずっとテレビで一線でっていうのは、僕の今後の芸人人生ではたぶんないと思うので。基本的には舞台なのかなって思ってますね。


——Twitterやnoteで書いていることも面白いので、本を書いたりするのも向いてそうですよね。


九月:そうですね。芸人をずっと続けていくと、たぶん人前で舞台やって回るのがしんどいっていう年齢が来るんですよ。そのときにオプションとして食いつなげるようなものがある状態にはなりたいですね。あと、僕は意外と人柄で人が集まってくるタイプなんです。才気走っているというよりは、人懐っこくいろいろな人と仲良くしながらやっていくしかないと思うので、なるべく友達は増やしたいです。


——やっぱりあのTwitterの文章とかを見ていると「めんどくさい人なのかな?」というイメージがあるから、実際会ってみたら「意外と普通じゃん」みたいな感じで、印象がいいかもしれないですね。


九月:この芸風、この感じでコミュニケーション能力あるのが面白いですよね。誰とでも仲良くできるので。


——そこがまた変なんですよね。意外と普通じゃん、っていう。


九月:そうです。20代のお兄ちゃんって感じでしょ。


——そういう意味では、別にトガってはいないですもんね。


九月:トガりゼロですよ、本当に。人の悪口とか「誰々がおもんない」とか絶対言わないですもん。


——逆に言うと、そこまで他人に興味ないんじゃないですか?


九月:ああ、それはそうかもしれません


——たぶん、ただ面白いものを見たり面白いことをやったりしたいだけなんですよね。


九月:そうです。すげえ純粋な。


——純粋なんですよね。1周回って純粋。今後が楽しみですね。


九月:がんばります。たぶん個人事務所で一生やると思っているので、それならもう独自路線の活動にするしかないじゃないですか。だから、こんな芸人、今までいなかったな、みたいなことが自分の役割になっていくのかなと思っていて。


現状でライブをやると、お笑いファンの人もいるんですけど「初めてお笑いライブに来ました」って人が多いんです。それは例えば、今までのお笑いっていうのがすごく攻撃的で人を傷付けるものばっかりに思えたと。それでお笑い番組見るのがあるときからしんどくなって見てなかったんだけど、初めて足を運びました、みたいな方がいらっしゃるんですね。そういう人たちにお笑いの良さを広めて、劇場に連れて来るっていう役割がもしかしたら自分にあるんじゃないかなと思っていて。


——なるほど。それが九月さんの使命なのかもしれないですね。


九月:そういう役割なのかなと。自分が好きなことをやって人が集まって来てくれるんであれば嬉しいですね。


(取材・文=ラリー遠田)

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