「2025年7月に東日本大震災の数倍レベルの地震」たつき諒『私が見た未来』の予言、津波の直撃場所がついに判明か!?

2022年12月27日(火)17時0分 tocana

 今夜21時から放送される「不思議体験ファイル信じてください!!」(フジテレビ系列)に、伝説の予知夢漫画家・たつき諒氏が出演する。たつき氏が実際に夢で見た光景をもとに描かれたという『私が見た未来』は、のちにダイアナ妃やフレディ・マーキュリーの死、さらには東日本大震災まで予言していたことが発覚。長年夢日記を書き留めており、数年後に夢と現実が一致していくと彼女は語るが…。これまで未発表だった夢を番組内で徹底検証していく。


 オリジナルの出版から20年以上が経った昨年10月、同書が待望の復刊!新たな予言を追加した完全版として再版され話題に。過去にトカナでは、その恐ろしい予言の内容について取り上げている。今夜のテレビ出演を前にいま一度、当時の記事を掲載したい。


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※こちらの記事は2021年11月26日の記事を再掲しています。


 1999年7月に出版された『私が見た未来』という漫画が復刊され、話題になっている。大災害など夢で見たことを描くと、それがことごとく現実になるという漫画家・たつき諒氏による作品だ。英国ダイアナ妃やフレディ・マーキュリーの死や東日本大震災まで予言していたことで知られる同書だが、たつき氏が長年つけている「夢日記」の解説などを追加した『完全版』が10月2日に発売された。完全版には2025年7月に日本を「大災難」が襲うと書かれており、多くの人を戦慄させているという。そこで今回は、同書の内容や妥当性について検討してみたい。


■「なりすまし」出現で『完全版』が爆売れ!?



 たつき諒氏は1954年12月2日に横浜市で生まれた女性だ。1975年に『月刊プリンセス』で少女漫画家としてデビューした。かつてはラブコメディーやメルヘン的な少女漫画やホラー・ミステリー系の作品を描いていたが、1999年7月1日にそれまでの作風とはまったく異なる、自らの夢日記を元にした『私が見た未来』を出版した。


 そしてオリジナルの出版から20年以上が経った2020年6月、ミステリー系サイト「不思議探偵社」やツイッターでたびたび過激な発言を繰り返してきた「竜樹(たつき)諒(元漫画家 1999年出版 大災害は2011年3月 私が見た未来 作者)」と名乗る人物が、たつき氏本人ではなく「なりすまし」であることが発覚し、ネット上が騒然となった。しかし、たつき諒氏の名前が話題になったことで、結果的に『私が見た未来』の古書の価格はアマゾンで一時14万円にまで吊り上がるなどの現象が発生。そのような人気が今回の完全版につながったわけだが、たつき氏が2025年に訪れるという「大災難」を緊急で知らせたいという願いもあったようだ。


■過去の的中例に法則


 さて同書には、たつき氏が見た夢日記の断片が「『夢日記』解説」として収められているが、たとえば下記の夢が現実になった。


・ 1976年11月24日:クイーンのフレディ・マーキュリーが死んだ夢。
→ 1991年11月24日:エイズで死去(15年後)


・ 1981年に見た夢:津波が襲う。
→ 2011年3月11日:東日本大震災の津波(30年後)
※ただしこの津波の夢は2025年7月に起きる大津波のビジョンだとたつき氏自身は考えている。


・ 1992年8月31日:ダイアナ妃が亡くなる夢。
→ 1997年8月31日:英国のダイアナ妃がパリで交通事故死(5年後)


 上記のように、たつき氏が見た夢はちょうど5年、10年、15年といった5年ごとのタイミングで現実になっており、月日に関しては夢で見たそのまま完全的中した例もある。このような優れた予知夢の能力を持った人は、職業的な超能力者でも滅多に存在しない。その意味では世界的にも稀有な夢予知能力を持った人物と考えられる。


■フィリピン海プレート上の巨大地震


 出版されたばかりの新刊のため、ネタバレを避けるためにここでは必要最低限のことだけ書くが、同書の帯にある「本当の大災難は2025年7月にやってくる」というのは、フィリピン海プレートの中央あたりで起きる巨大地震と、それに伴って発生する大津波のことだという。その津波は、たつき氏が見た夢では3.11の時よりも数倍大きい壮絶なもののようだ。


 ただし、長年地震の研究を行ってきた筆者は一つの疑問を抱いた。たつき氏が本書に掲載したイラストでは、下記マップの多重円で示すあたりが震源となると夢で見たというが、そこはフィリピン海プレートの真ん中であり、地震学的には海洋プレートの真ん中で大地震が起きることは稀なのだ。そのことは、このマップにおいて白丸で示された1990年以降に発生した地震(M7.0以上)の震源位置を見れば明白だろう。フィリピン海プレートの境界付近では大地震が多発しているが、中央部分ではこの120年ほどの間、大きな地震はほとんど起きていないのだ。


 また、フィリピン付近やマリアナ諸島など、フィリピン海プレート上で起きる巨大地震が日本で有感地震となることはあるが、せいぜい震度1〜2程度で被害が出る規模ではない。津波については、前述のあたりの震源でも、規模によっては日本を高い津波が襲う可能性はある。たとえば2009年9月29日に発生したサモア沖を震源とする地震は(Mw8.1)、180人以上が命を落とし、フィリピン海プレートよりも遠い南太平洋が震源だったが、日本にも最大高さ36cmの津波が到達したという。


 疑問点があるとはいえ、さまざまな分野に及ぶたつき氏の夢がこれまで現実になってきたことは無視できない。実際に巨大地震の震源が同プレートの端近くにズレて起きる可能性もゼロとは言い切れないだろう。


■直撃場所は千葉か!?


 では、筆者がこれまで何度か取り上げてきた現代日本を代表する能力者であるヒプノセラピストマリアさんの見解はどうだろうか。過去のインタビュー記事で語っていたが、マリアさんも2年前から2025年が心配だと感じている。千葉で2025〜2026年あたりに動きが出そうで、2027年には千葉が沈み始めるかもしれないという。また、小笠原諸島やマリアナ海溝で、福徳岡ノ場のような海底噴火が起きたり、東京・千葉・三浦半島・沼津あたりに津波が襲来することも夢やビジョンで視ている。2025年から始まるという部分がたつき氏の夢と被ることが非常に恐ろしい。マリアさんが筆者に対して語っていたが、たつき氏の夢とマリアさんのメッセージ、それぞれ異なる手段で同様の情報を受け取るということは、“同じような系統の存在”から発信されたものではないかという。


『完全版』に新たに収録された「『夢日記』解説」では、今後は仮に地球の人口が激減するような事態が起きても、残った人たちの心は決して暗くならず「心の時代の到来」、すなわち心と魂の進化が起こるという。また、初版の表紙で女性の目から流れていた涙が、『完全版』の表紙ではなくなっていることもネット上で話題になっている。その微妙な絵の変化は、「大苦難」に続いて来る平穏の時代を象徴しているのだろうか。


 実は筆者も夢・ビジョン・幻聴があると日記につける習慣があるのだが、これまで現実になったものは全体の50%くらいある。例えば筆者の子供たちが生まれる前には、男子や女子の夢を見たことで出生前から性別がわかり、それが外れたことはない。また、2004年12月26日のスマトラ島沖地震・津波の1週間前には、自分がかつて訪れた国(インドネシアで働いていた)でビルが倒壊するような大きな地震が起きる夢を見て、恐怖心で目が覚めたが、それが後に現実となった。まだ現実に起きていないものでは、たとえば2019年の元日に見た「東海で大地震」のビジョンがあるが、筆者の場合は5年以上経ってから現実になるものもあるので、安心できない。


 たつき氏が書いているように、予知夢を見る人は、夢日記を継続してつけることが大切だ。自分はそのような能力がないと思っていても、実は現実になっているものがあるかもしれないという。夢というのは、たとえ予知夢ではなくても、心理学的な解釈でさまざまなことを教えてくれる面もあるため、日記をつけることは決して無駄にはならないだろう。


参考:『私が見た未来 完全版』(飛鳥新社)、ほか

tocana

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