カフェを1か月で退職した20代女性「なぜかユニフォームが共用。夏場は特に臭いがきつかった」

2021年5月8日(土)6時0分 キャリコネニュース

バブル崩壊やリーマンショックで「就職氷河期」を経験した世代にとって、仕事をやめるというのはなかなか勇気のいる決断だろう。ましてやすぐにやめるという選択は、考えにも及ばないかもしれない。

ところがキャリコネニュースには「すぐに仕事を辞めた」という声も多く寄せられている。神奈川県の40代女性(事務員/年収100万円)は、わずか1か月で退職した。「今までで一番ブラックな会社だった」と振り返るが、一体彼女に何があったのだろうか。今回は、仕事を即行でやめた人のリアルに迫る。(文:中島雄太)

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「書類管理がされておらず、めちゃくちゃだった」

女性が会社に疑問を感じたのは、なんと初出社前。雇用契約のため会社を訪れた際の出来事を振り返る。

「勤務時間が求人票の記載よりも多く延ばされていました。また契約書には自己都合退職の項目があり、『6ヶ月前に退職する旨を申請すること』と記載があって疑問と不信感を抱きました」

女性が実際に出社すると、不信感は現実のものとなる。「PC内のファイルや書類管理が全くされておらず、必要な書類はすぐには見つかりませんでした。そのため、まず書類を探すことから始めるのが驚きでした」と元勤務先の杜撰な管理体制について語る。

見本となる書類やファイルがなく、イチから書類作成をしなければならないため、相当な時間を要したようだ。それに加えて「なぜかまわりは、私が社内を全て知っているかのように指示を出してきました」と職場の人間関係にも呆れた様子だ。女性は結局、退職を決断したが、過去を振り返り「書類探しから解放された」と喜んだ。

山梨県の30代男性(引っ越し業/年収350万円)は、「アルバイト初日に、朝から日付が変わるまで働かされ、終電もなく帰れませんでした」と振り返る。しかし所長が家まで送ってくれたことで、男性の不満は解消された。ところがこの出来事が男性の職場での運命を変えることになる。

「同行していた社員が依怙贔屓と取り、私を妬み、嫌がらせをしてきました」

男性への嫌がらせはその後も続き、結果男性は2日で職場を後にした。

「ユニフォームが共用なので、夏場は臭う」

カフェの店員をしていた20代女性(千葉県/年収200万円)は、清潔感が大切なカフェで衝撃の体験をする。

「ユニフォームがなぜか一人一着ではなく、サイズごとに何着か用意されていました。一週間に一回洗濯業者が古いのを回収して、先週洗ったものを持ってくる流れなので、夏場は特に臭いがきつかったです」

女性はカフェのイメージもあるため、「一人一着にして、清潔感を保ちたかった」と考えていたが、まわりに疑問を感じている人はいなかった。それだけではなく、店長の怒り方も人間を根本から否定するような言い方だった。

「怒られ慣れて、相当ゴマすって仲良くならないと気軽には働けない空気でした」

女性は1ヶ月で退職し、現在別の会社で働いているが、「やっぱりあのカフェはおかしかったなと気付けました」と過去を振り返った。

※キャリコネニュースでは引き続き仕事を即行で辞めた人のほか【緊急募集】三度目の緊急事態宣言、あなたが思うことや現在困っていることを教えてくださいや共働き・片働きの不満などのアンケートを募集しています。

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