日本人もビビる?インドネシアで見つけた “たこ無し” たこ焼きの世界
2025年5月27日(火)23時0分 ロケットニュース24
意外だと思われるかもしれないが、「たこ焼き」もここでは人気である。そう、あの大阪のタコが入った料理、インドネシアでも気軽に買えちゃうんです。
果たして本場のものと同じなのか……見てみよう。
・種類多い
さて今回紹介するのはもちろん「たこ焼き」。大学のすぐ近くにちょうどたこ焼きの屋台があるので、そこで買ってみることに。
屋台の名は「タコチャン たこ焼き」。お客はだいたい女性が多い(気がする)ので、女性に人気なのだろう。
売られているたこ焼きの種類は「タコ」が入った普通のたこ焼きの他に、「タコ無し」「チーズ」「ソーセージ」「サーモン」「モッツァレラ」のバリエーションがある。
なぜタコ以外のバリエーションが多いかと言うと、そもそもインドネシア人は「タコ」をあまり食べないから。
他の地域は知らないが、ここジャワ島で「タコ」が食卓に出てくることはまじで無い。「イカ」を使った料理ならいっぱいあるが、「タコ」を使った料理は知らない。
普段から「タコ」を食べない故、「タコ」に対して何らか抵抗を持つ人がいる。なので、こういった「タコ」以外の「たこ焼き」も存在する。たこ焼きとは……。
正直「モッツァレラ」のたこ焼きが気になる。「プレミアムモッツァレラチーズ」を使ってるからか、メニューでは一番価格が高い。「粉末鰹節」も使ってるんだって、なんだそれ。
というわけで「タコ」と「モッツァレラ」のたこ焼きを購入。私、気になります!
「タコ」はもちろん本物の「タコ」を使ってる。手前ではソーセージ入りのたこ焼きが作られている。作り方はまぁ本場のたこ焼きに似ているか。
出来立てまん丸なたこ焼きは箱に入れられる。
ちなみに本物の「鰹節」を使ってる。実は俺、鰹節がめっちゃ好きなんよね。
購入したたこ焼きがこちら。見てよこのかわいい黄色い箱。表面にある絵がめっちゃかわいい、女性に人気なのも納得。
パカッ。たこ焼きのいい香りが……たまらない。
どこからどう見てもたこ焼きである。日本で売られているものと大して変わらない。てか見てよ、この鰹節の量。最高だぜ。
うまそう、いただきます!
今まで何度も食べてきたけど、やっぱりうまい! 本当に日本のものと変わらない。ソースだけなんか違う感あるけど、それでも完成度高い。美味すぎます。
タコです。これが美味いんだよなぁ。
さてさて、お次は「モッツァレラチーズ」のたこ焼き。トッピングは鰹節じゃなくてなんとチーズ。チーズまみれである。
日本にもこういう「タコ」以外のたこ焼きはあるのだろうか。でも実に美味そうである。というわけでいただきます。
んんん! 美味い! 正直別にそこまで変な組み合わせではないから美味いだろうと思っていたけど、想像以上に美味いぞこれ。
あと普通にのびーる、モッツァレラだからね。
インドネシアで「たこ焼き」ってどうなん? って最初は思ってたけど、意外とレベル高いし、ローカライズもされてて面白い。なんなら普通に美味いから最近よく買ってる。ホクホクのたこ焼きと甘い紅茶最高〜。
タコ苦手な人向けに色んな具材があるのも、現地の食文化とうまくマッチしてて好印象。特にモッツァレラはヤバい、チーズ好きにはマジで刺さるやつ。
日本のたこ焼きと完全に同じではないけど、これはこれでアリ。むしろ新しい形のたこ焼きとして楽しめるレベル。海外でこうして日本の食文化がアレンジされながらも愛されてるの、なんか嬉しくなるな。
てなわけで、Sampai Jumpa Lagi!
執筆:アキル
Photo:RocketNews24
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