Dr.コパの終活開運法「人脈の頂点にいることを自覚せよ」

5月27日(月)7時0分 NEWSポストセブン

家の中のラッキーゾーンをDr.コパが解説(イラスト/鈴木みゆき)

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“開運!”“ご利益!”“ラッキーアイテム!”…。忙しく過ごしているとつい忘れがちだが、私たちは「幸せになりたい」と思って生きている。たとえ困難な状況があっても「明日は何かいいことがあるかも」と思えると、どこからか力が湧いてくるもの。それはきっと老若男女問わず。高齢者も同じはずだ。


 一般家庭に風水を広め、主婦からも絶大な人気を誇るDr.コパこと小林祥晃さんも御年72才。細菌は長男・小林照弘氏との共著『終活風水』(主婦の友社)を出版するなど、シニアの域に入ってなお意気軒高なコパさんに、“高齢者の開運法”を伝授願った。


◆家の中のラッキーゾーンを金紫色でパワーアップ


「最近、高齢者介護や看護業界のかたがたとつながりができ、特に在宅介護の大変さもよく見聞きしています。でも、みんな幸せになりたいわけです。その点、家に居ながらにして幸せをつかむ風水は、介護を要する高齢者の家族にもぴったりです!」


 そう断言するコパさん。相変わらず非常にパワフル&エネルギッシュだ。


「風水は環境学。もとは古代中国で生まれた学問で、宇宙や大地の気のエネルギーを知り、暮らしに上手に取り入れて自分の運気も上げようというもの。安全、快適に暮らすための知恵でもあります。


 人が生きていく中で衣食住、人間関係など、環境と無縁ではいられません。これらにきちんと目を向け整えることが風水の基本です」


 中でも“家”は日常生活の運気に大きく影響するという。


「日本人は特に家とのかかわりが深いですね。たとえ入院したり施設に入ったりしても、長年暮らした家の運気を背負っていきます。だから大切にしてほしいのです」


 まずは、家の中の方位別に司る運気を紹介しよう。


●東…仕事、チャレンジ精神

●南…才能、人気、美しさ

●西…実り(金運)

●北…信頼、秘密、男女の愛


「さらにシニアにとって重要なのは●東北→家の中心→●南西の『鬼門ライン』。東北は表鬼門と呼ばれる神聖な方位。南西は裏鬼門で大地を表す方位。この鬼門ラインを意識して掃除し、整えておくと健康・財産・相続の運が上がりトラブルも回避。盛り塩をすればより清められます」


 もう1つ知っておきたいのは「ラッキーゾーン」だ。


「幸運の使者・龍が走るという吉相の地を龍脈といいます。風水では個々の家の中にも龍脈が走ると考え、それが玄関から家の中心を通る対角線、『ラッキーゾーン』です。


 鬼門ライン同様、ラッキーゾーンをきれいに保つとどんどん幸運が入ってきますが、新元号の令和になったことで、さらにパワーアップさせるのが“ラベンダー色”。金色を帯びているとなおよし!


 令和の“令”は美しく尊いという意味。白から高貴な紫へ移ろうラベンダー系の色が、新時代の幸せを引き込みます。


 ラッキーゾーンの玄関ならオブジェやマット、食堂ならランチョンマットや食器、居間ならクッションやカーテンのリボンなどにラベンダー色を。ベランダや庭なら紫色の花を植えてもいいですね。柄やデザインに龍を取り入れるのもおすすめです」


◆人脈の頂点にいる自覚を持つことがシニアの開運法


 開運のためにもう1つ大切なことは、“人のつながり”だとコパさんは言う。


「親に心配されて育ち、自分が親になれば子供を心配し、あの世への旅立ちが近づいたら死後の家族を心配する。


 脈々と続くこのつながりは、今の時代、忘れられがちかもしれません。高齢になって人づきあいが減り、人の支えも必要になり、“自分はもう役に立たない”“孤独だ”などと考える人がいますが、とんでもない! 逆ですよ。


 長い人生の中で出会った人、一緒に仕事をしたり遊んだりした仲間、自分が育てた子供や孫と、彼らを支えてくれる人たち。年を取れば取るほど人のつながりは増え、ピラミッドはどんどん高くなっていく。その頂点にいるのです」 


 もし今、体が不自由になっているとしても、これまでの人生が無になるわけではない。友人たちと昔のように会う機会は減っても、心の中をのぞけば思い出としてしっかり生きているはずだという。


「ぼくもこの年になって初めてわかったことですが、自分の“幸せ”は、子供や孫、自分とかかわってくれる人たちが幸せであること。自分が健康で長生きしてお金があったとしても、彼らが幸せでなければ幸せではないのです。


 つまりシニアの開運法は、自分が作り上げてきたピラミッドの頂点にいることを自覚し、かかわってくれた人とのつながりを再認識すること。子や孫、次世代の人たちに自分の経験を話し、彼らと一緒に楽しい思い出をたくさん作ってあげることです」


 そのためにも子供世代には、老親やシニア世代の昔話を聞き、語り合って、思い出を共有してほしいという。


「シニアは自分の環境を整えて運気の上がる生活をする。いつ誰と会ってもいいようにきれいな格好をして外へ出て、食べる喜びも享受する。こうして幸せな姿、幸せになる術を次世代にアピールすることがさらなる開運になり、またシニアの大事な務めでもあると思う。これはぼく自身と同世代や先輩たちにも、切に願っていることなのです」


◆幸せな人生の最期をシミュレーション


 環境や人とのつながりを味方につける風水の視点から、終活についても考えているというコパさん。特に葬儀については一家言あるという。


「最近、身内だけでシンプルに行う家族葬が人気のようですが、ぼくは反対なのです。なぜなら葬儀は、まさに人生で培った人脈を総括できる大切な機会でもあるからです。


 たとえばぼくの葬儀に、仕事関係などの人たちがお別れに来てくれて、家族は初めて彼らと話し、家の外でのぼくのことを知る。子供たちにしてみれば、この節目に新たな父親像が生まれ、それがまた心の財産になるわけです。


 高齢者の葬儀で、同じく高齢の友人に会葬をお願いするのがはばかられたり、家族の負担を考えてこぢんまりやりたいというのも、今の時世ではよくわかります。でも駆けつけてくれた古い友人たちから親の人生を聞き、“親は幸せな人生だった”と気づける機会でもあることを、心の隅においてほしい」


 そしてコパさんから、シニアの幸せな人生のためのアドバイスは非常にユニーク。


「今、ピラミッドの頂点、影響力のある存在なのです。最後の最後まで、自分の周囲にいる人たちとのつながりを考えて、自分の最期のときのことをシミュレーションしておきましょう。


 家族や親しい人たちに囲まれて、最期になんと言葉を発するか。“幸せだったよ”か、“ありがとう”か。ぼくなら『西は黄色だよ』と、みんなを笑わせるかな(笑い)」


※女性セブン2019年6月6日号

NEWSポストセブン

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