「この花に見覚えありませんか」違法なケシの開花シーズンで保健所が注意喚起
2018年5月28日(月)7時56分 Jタウンネット
[みみよりライブ5up!−広島ホームテレビ] 2018年5月16日放送の広島HOMEテレビ「みみよりライブ5up!」で、違法なケシへの注意喚起が紹介されました。
愛媛県松山市。花壇に咲いた違法な「ケシ」を見つけました。
「場所によっては、結構密集して生えているところがあります」と取り除いたケシを手にして言うのは、愛媛県中予保健所の職員です。
見つけたら保健所へ連絡を
薄紫色の花は、違法なケシの一種である、アツミゲシです。ケシの中には麻薬の材料となるものがあり、栽培や所持が法律で禁じられています。
毎年4月から6月が、違法なケシの開花シーズン。近隣住民からの通報で、花壇に咲いている違法なケシの花を処分することもあります。
広島県内でも市民からの通報を受け、職員が確認に出向いたり、見つけた場合は土地の所有者に処分を指導しています。去年県内では、およそ2万8千本の違法ケシを処分しました。
違法なケシを見分けるひとつのポイントは、葉っぱ。違法なケシは葉が大きな楕円形で、ギザギザになっており、茎を抱き込むように生えています。
違法なケシの栽培は、もちろん禁止です。所有地で見つけた場合は抜いて可燃ゴミへ。それ以外の場所で見つけた場合は、保健所に連絡してほしいということです。
違法なケシの花が広がらないよう、この時期道を歩く時は注意したいですね。(ライター・石田こよみ)