「Z世代はSuica、Y世代は電子マネー」世代別に普段利用している決済方法を調査
2025年5月28日(水)16時20分 マイナビニュース
エクスクリエは5月26日、「Z世代・Y世代の比較〜収入/決済手段/ポイントサービス利用/広告に対する印象〜」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年5月7日、全国に住む15歳〜49歳男女1,578人を対象にインターネットで行われた。
○Z世代は推し活、Y世代は投資
今回のアンケートにおいては、15〜30歳を「Z世代」、31〜45歳を「Y世代」と定義している。
自由に使えるお金の使い道として、Z世代は「推し活(グッズ、イベントなど)」が25.9%とY世代の16.2%を9.7Pt上回った。Z世代は、好きなものにはお金を惜しまないという消費行動が特徴的である。
一方、Y世代は「投資(株式、投資信託、暗号資産等)」が19.1%とZ世代(8.8%)を10.3Pt上回り、資産形成や将来への備えを重視する傾向が強いことが明らかになった。
○Z世代はSuica、Y世代は電子マネーを積極的に利用
普段利用している決済方法について聴取したところ、交通系電子マネー(カード現物、またはスマホのタッチ決済)の利用率に大きな世代差はなかった。利用している交通系電子マネーサービスについて具体的に見てみると、両世代ともSuicaの利用率が最も高いという結果だった。しかし、Z世代のSuica利用率(52.5%)はY世代(45.0%)を7.5Pt上回り、Z世代の方がSuicaをより多く利用していることがわかった。
一方、電子マネーの利用率はY世代(24.7%)がZ世代(12.8%)を11.9Pt上回る結果となった。各サービスの利用状況を見ると、WAON(+16.5Pt)、nanaco(+19.7Pt)、楽天Edy(+9.1Pt)とY世代が圧倒的に高く、複数の電子マネーサービスを併用している傾向がうかがえる。
○Z世代はインフルエンサー広告に好意的
各広告媒体に対して良い印象があるか聴取したところ、「インフルエンサーによるプロモーション投稿」においてZ世代はY世代(18.7%)を12.8Pt上回った。また、Z世代は「SNSなどで話題になっていて、タイムリーだと感じたとき」に広告に対して良い印象を持つ傾向が、Y世代(7.9%)より6.4Pt高く、トレンド感や話題性を重視する傾向が明らかになった。Z世代のSNSを中心とした情報接触の特性を反映していると考えられる。