ビニール袋などを使ったショーの席取り、飛んでイルカやシャチが誤飲する危険も 水族館「場所取りはご遠慮ください」
2019年5月29日(水)16時35分 BIGLOBEニュース編集部
千葉県にある水族館テーマパーク・鴨川シーワールドのショープールで、ビニール袋やタオルを用いて場所取りをする行為が、SNSで物議を醸している。鴨川シーワールドは取材に対し、「マナーとして場所取りはご遠慮いただいております」と答えた。
鴨川シーワールドでは、シャチやイルカがパフォーマンスを披露するショーを1日に数回開催している。ショーの後は観客が残したビニール袋などをスタッフが回収しているが、片付けが終わった直後、タオルで次のための場所取りをする行為がみられたという。ショープールは観客席の位置が高く、タオルやビニールが風でプールまで飛ばされる可能性もあり、SNSでは「誤飲したら死に直結です」との意見投稿が拡散。「見やすい場所で見たい!って気持ちは分かりますが、シャチの事を考えて欲しい」といった声が多く寄せられている。
鴨川シーワールドに話を聞いたところ、ショーの後には「場所取りはご遠慮いただいております」といったアナウンスを放送しているとのこと。観客の残した物が風に飛ばされてショープールや展示用プールに入らないよう、スタッフが常に気を配っているという。また、ビニール素材の物は、動物が誤飲すると分解や吐き出すことが出来ず、命を落とす危険もあるとして、場所取りや忘れ物をしないよう注意してほしいとしている。