熊本地震後、観光客と修学旅行生の現状は...  県観光物産課に聞いてみた

2018年5月29日(火)17時0分 Jタウンネット

2016年4月、最大震度7の地震が2度襲った熊本地震から2年が経った。


震災後、県を訪れる観光客、修学旅行生徒数の客足に影響はあったのか、Jタウンネット編集部は熊本県観光物産課に2018年5月下旬、聞いてみた。


修学旅行生は震災前後で7割近く減


県が毎年発表している「熊本県観光統計」によると、地震があった2016年の県への観光客数(1月1日〜12月31日)は、前年比18.7%減となる4854万人だった。


また、県への修学旅行生徒数(小学校〜高校)は、2015年は10万6000人であったのに対し、16年は3万4500人と7割近く減少したという。なお17年については、まだ発表されていない。


観光客数が減少したことについて、同課は「熊本地震により、被害を受け休業を余儀なくされた施設もあったほか、修学旅行のキャンセルや、風評被害と思われる宿泊予約のキャンセルも多く発生した」とみている。


震災後の修学旅行誘致への取り組みとして行われているのが、震災の遺構を見学し、剛歳への意識を高めてもらう「震災学習プログラム」だ。例えば、南阿蘇村では、崩落した阿蘇大橋を見学するという。


今後の修学旅行、観光客誘致について、同課は「2019年度春季からの受入を目指し、今後もセールスを開始してまいります」と意気込んでいる。

Jタウンネット

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