カラオケボックスでステーキが食べられる!? 環七のステーキハウス「ペコペコ」に迫る

5月29日(火)17時0分 Rettyグルメニュース

はじめまして。郊外や路地裏の大衆的な食風景を記録している刈部山本です。



ライター紹介




刈部山本(かりべ やまもと)
刈部山本(かりべ やまもと)


自家製ケーキの通販や間借り営業をしながら、郊外や路地裏にある町中華・食堂・酒場といった大衆食を巡りつつ、その土地にならではの文化を紹介するブログやミニコミ誌を発行するライター。「町中華」「しっとりチャーハン」の発信者であり、既に閉店した店しか載ってないガイド本や、ギャンブル場めし愛好家としてメディア露出も。2018年5月に光文社より路地裏のメシ屋を巡った文庫『東京「裏町メシ屋」探訪記』を発売。



この度Rettyグルメニュースで、その土地に行かなければ出会えない、住民から愛されているローカルチェーン店や大衆食堂などを紹介していくこととなりました。

 


とまぁ、堅苦しい挨拶はここまで。早速今回の目的地に急行することとしよう!

 


ロードサイドに浮かび上がるカウボーイ








夜な夜な環七こと環状七号線を走っていると、北区から足立区に入る鹿浜橋の袂に、なにやらカウボーイ坊やが、ウエルカムポーズを取っているイラストが描かれた看板が闇夜に浮かび上がっている。

 








どうやらステーキハウスのようだが、カウボーイ坊やの隣にはカラオケの文字。カウボーイの恰好をした店員がいるカラオケボックスなのか!?

 


こうしたステーキハウスは、環七など幹線道路沿いにときたま見かける。


都内にも70〜80年代を中心に、ウエスタン調で木の車輪のオブジェを看板にしていたところが多く、「よく見かけた!」と記憶にある方もいることだろう。

 


子供時分にそうしたロードサイドの光景をみては憧れていたが、親に連れて行ってもらえなかったので、ペコペコに遂に足を踏み入れるというのは、ワクワクする以上に緊張を伴うのだった。

 


しかもこの鹿浜店は併設するカラオケボックスと同じ経営で、なんとカラオケボックスの中でステーキが食べられるのだ!!

 


とくれば、カラオケで食べない手はない!


いざ入店!








というわけで、改めて店の前に来たものの、店外にはカラオケの案内はあってもステーキが食える旨は書かれていない。

 


恐る恐るカラオケの受付に向かい、そこにいた店員さんに、

 


「あの〜、カラオケの中でお隣のステーキメニューを注文することはできるでしょうかぁ・・・」と聞いてみると、

 


「あぁ、同じですから、大丈夫ですよ!」

 


とさも当たり前のように即答下さった。

 


カラオケをする時間などを用紙に記入し、マイクの入ったカゴを渡され、指名された部屋へ。

 








店内は都内のビル型店舗というより、郊外のロードサイドにあるようなカラオケボックスそのもの。既に地元の方らしき方々が盛り上がってる様子が伺える。

 








部屋に入って早速メニューを見ると、カラオケ用のドリンク&フードメニューの他に、先の外看板にいたカウボーイ坊やのイラストが描かれた、ペコペコのパウチされたメニューが別に存在していた。

 








おおっ、本当に肉食えるぞ! カウボーイ坊やの手のひらにカラオケのロゴ載ってるし!!

 


さらに壁にはランチメニューまで貼られているではないか!?

 








さっそくカラオケと同じ要領で、内線で注文。


カラオケ内で実食の瞬間がキタ!!


まずはアルコールでカンパーイ!

 



▲瓶ビール・カラオケのリモコン・裕次郎「嘆きのメロディ」と奇しくも貴乃花セットが揃ってしまった

▲瓶ビール・カラオケのリモコン・裕次郎「嘆きのメロディ」と奇しくも貴乃花セットが揃ってしまった




アルコールで口を湿らし、枝豆をツマミつつカラオケなんぞに興じていると、おもむろに隣のステーキハウスとを結ぶ扉が放たれ、ジュージュー言わせた鉄板を持った店員が突入してきた!

 








おおっ、本当に焼き立てのハンバーグだよ!?

 


楕円形でやや俵型をしている厚みのあるハンバーグで、中身はミンチ肉でパンパンに詰まっているものの、ナイフを入れるとスッと容易く切れる。

 








頬張ると、粗挽きゴリゴリ系のハードな男子仕様。これはまさしくステーキ専門店のハンバーグだなと思わせるが、噛むとスグに口中で崩れて、飲み込んだ後は柔らかい印象が残る。

 


ソースもビターでショッパさもあるが、サラッとしているのでハンバーグに絡みすぎず、そして肉の食感を邪魔せずバクバク食わせてくれる。

 


やっぱりハンバーグは鉄板ジュージューに限る。付け合せはインゲンやコーンの他、大ぶりのジャガイモがついて超ボリューミー。

 


最後はロールパンに残ったソースを染み込ませ、大満足して完食。


肝心のステーキはどーなんだ?


と思われた方もいるだろう。

 


実は隣のステーキハウス店内でもちゃんとステーキを食べている。

 








ステーキ側入口には古ぼけた等身大のコック人形が親指を立ててお出迎え。

 








店内は天井が高くログハウス調で、車輪などのオブジェが掲げられたりしているが、テーブルや椅子は至ってフツー。4人席が10近くあるか。席間もユトリがある。

 


で、シングルステーキ(150g)ライス¥1100がこちら!

 








ジュージュー言ってる鉄板に乗ってやってきたソレは、この値段とは思えないシッカリした量。付け合せはコーンとインゲンで十分。

 


肉にはレモンとステーキバター(パセリ等の青い粒々の入ったヤツ…メートルドテルバターというらしい)が乗っており、これだけでもう一気に御馳走という感じになる。

 


バターを塗り塗りし、爆ぜが落ち着いたところでナイフを入れると、スッと簡単に切れた。

 








適度に中が赤く、ちゃんとミディアムに焼けており、噛むと肉々しい食感の後、スッと口中で溶けた。

 


おおっ、柔らかいのに旨み十分!!

 


端に脂身はあるし、卓上のステーキソースはやや醤油テイストが強く、風味とコクが抜群。もう立派に御馳走ステーキになっている。

 


ご飯はホックリして瑞々しささえ感じられる炊き具合。

 


所々焦げたコーンやインゲンを、油の混ざったソースに絡めてご飯に乗せて食べるとまた格別で、すっかり童心に戻って完食。

 


1000円程度で訳なくなってくるが、ガッツリ食べたければダブルステーキなど用意されている。この満足感は計り知れない!

 


ステーキやハンバーグなど、食事だけで利用するもよし、カラオケでワイワイやりながら、個室で好きなペースで食べるもよし、ステーキハウスとカラオケの融合は、我々に用途に合わせて利用できる、素敵な選択肢を与えてくれるものだった。

 


またペコペコはこの鹿浜1号店の他に、浦和・大宮・南越谷・蓮田と埼玉で展開している。

 


そちらはカラオケはないが、リーズナブルにしっかり肉を味わえる店となっているので、近くによったら是非訪れてほしい。

 



ペコペコ



住 所
東京都足立区鹿浜1-6-14

電 話
03-3853-0136

営業時間
[月〜金]
11:00〜翌1:00(L.O.翌0:30)
[土・日・祝]
11:00〜翌1:30(L.O.翌1:00)

定休日
無休















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町の生活に根ざした文化の痕跡を路地裏から見て、そこにある店で食事をすると、単なる観光では味わえない、その土地ならではの空気を感じることができる。そんな空気を味わいに、東京とその近郊へ、明治から現在までの変遷を辿りながら、町の裏側とそこに根ざしたメシ屋を巡る探訪記。




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