ベトナムの大衆食堂の雰囲気で絶品料理が味わえる『ピポンペン』(代々木公園)に行ってみた

2021年5月29日(土)10時51分 食楽web


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 海外旅行に行きにくい今だからこそ、訪れたい店があります。場所は、東京で“食旅”を満喫できる話題のスポットが立ち並ぶ“奥渋”。このエリアに最近オープンしたアジア大衆食堂『ピポンペン』です。

まるでベトナムの屋台を巡っているような楽しくてオシャレな空間

 ミシュランに3年連続掲載されたベトナム料理店『ヨヨナム』の姉妹店として、女性を中心に早くも人気を呼んでいます。

 建物の2階にあるため、飲食店としては不利な条件に思われましたが、扉を開いて納得。眼前には、ベトナムを代表する大衆食堂「コムビンザン」をイメージしたさまざまなお惣菜が並んでいます。

 インテリアはピンク色と水色の配色がアジアンテイストを醸し、壁にはベトナムで調達したお皿が飾られています。それはまるで、本物の屋台を巡っているような感覚!

 ショーケースに並んだお惣菜は、人気料理研究家らが提供したレシピで作られたものもあり、ファンがその味を求めて足を運ぶこともあるそうです。味付けは、家庭的なやさしい塩加減に、スパイスを絶妙に配合。食べ応えはあるのに、毎日食べても飽きのこない味わいが特徴です。

 

メニューは「A .選べるメイン3品+玉子+おまかせお惣菜3品」、「B .ピポンペン茶弁当」「C .ガパオセット(フライドエッグ+おまかせお惣菜3品)」「D .本日のピポンペン弁当」。今回は「ピポンペン茶弁当」と、「選べるメイン3品+玉子+おまかせお惣菜3品」を注文してみました。

メイン料理を自分でチョイス! 屋台流の楽しさが満載

 まずは「選べるメイン3品+玉子+おまかせお惣菜3品」から。メイン3品には、マスタードシードとフェネグリークの香りが心地よい「タンドリーチキン」、人気料理研究家・おかず同盟さんのレシピ「チンジャオロース」、「木耳と高菜のシュウマイ」を選んでみました。


「選べるメイン3品+玉子+おまかせお惣菜3品」1350円

 おまかせ総菜は、中華風ピクルスのラーパーツァイ、タイのシーズニングソースなどで味を調えたナムル、新じゃがとカリフラワーのサブジ、青唐醤油をきかせたチンゲン菜が盛られて超ボリューム満点! これなら男性もお腹いっぱいになるのではないでしょうか。

 どのおかずも塩梅がよく、スパイスやハーブもしっかりきいています。ランチもよし、ディナーに晩酌しながらおかずをつまむもよし。まずは一つずつおかずを堪能し、次におかず同士を混ぜながら、無限の味変を楽しんでみましょう。このワンプレートに五味すべての要素が表現されていて、スプーンですくうたびに新たな味の重なり合いを楽しめます。

ボリューム満点の「ピポンペン茶弁当」


1000円

 しっかりお腹を満たしたいビジネスマンからも支持されている「茶弁当」は、その名の通り、からあげや麻婆豆腐、焼きそばの“茶色い”おかずをギュッと詰め込んだ、間違いなく米が進む一品。

 黒酢でつけた煮卵がさわやかで、良い箸休めになります。ライスはジャスミン米とあきたこまちを混ぜていて、エスニックな味と日本米のほっこりする甘みが絶妙に融合。冷めても美味しくいただけました。

帰りは人気の「台湾カステラ」をテイクアウト!


「台湾カステラ」1000円から

 指名買いが続出中という「台湾カステラ」は、プレーンとバナナが定番。今回は「バナナ」をテイクアウトしましたが、これがまた絶品! 姉妹店『ホルン』のパティシエによって作られたもので、スフレのようにふわふわ&クシャクシャ。バナナのまったりとした甘さが最高でした。

 現在はテイクアウトを中心に営業していますが、今後はディナータイムに一品料理とともにお酒が飲める酒場スタイルも提案していきたいとのこと。旅気分に浸りたい時に、ぜひ足を運んでみてください。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●SHOP DATA

ピポンペン(pipompenh)

住:東京都渋谷区神山町40-1 鈴井ビル2F
TEL:03-6407-8345
営:11:30〜15:00(L.O.14:30)、16:30〜23:00(L.O.22:30)
休:不定休

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