気になる「お口のニオイ」はここをチェック!簡単にできるお手入れ法も徹底解説

2023年5月30日(火)20時0分 ココカラネクスト

 中高年は、口臭リスクが急増するといわれています。

他人に相談しにくい口臭の悩みですが、原因がわかると対処もしやすくなるでしょう。

本記事では、口臭の本当の原因や、日常生活のなかで取り組める対策方法を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

【関連記事】芸能人はなぜ歯がキレイなのか?大御所・山田邦子が「歯の裏事情」を明かす

1.加齢によって口臭リスクが高まる理由

どうして加齢によって口臭のリスクは高まるのでしょうか。

年齢を重ねることにより、唾液の分泌量は減ります。唾液には、お口の中を殺菌する作用や食べかすを洗い流す作用があります。唾液の分泌量が減ると食べかすが長く止まり、かつ細菌が繁殖しやすくなるため、口臭の原因となるのです。

2.口臭がきつくなる要因(※1)

病的口臭(病気が原因で発生する口臭)の90%は、口の中に原因があるとされています。ここからは具体的に、口臭がきつくなる要因を詳しくご紹介します。

2‐1.虫歯や歯周病
虫歯や歯周病も、口臭の原因のひとつといわれています。歯周病の進行で起こる歯ぐきからの出血に膿が混じり、口臭がきつくなっていくパターンや、食べかすや虫歯菌が口の中に溜まって臭いを発するパターンなどがあります。

なお、虫歯の場合、進行して神経まで到達してしまうと、より強い臭いを発する恐れがあります。

2‐2.入れ歯の手入れ不足
一度ついてしまった入れ歯の汚れや臭いはなかなかとれず、放置していると強い口臭を発します。入れ歯は歯磨きと同じようにこまめな清掃をして、専用の洗浄液に浸すなどして、手入れを怠らないようにしましょう。

2‐3.被せもの・詰め物の腐食
歯科医院で入れた詰め物や被せものの隙間に汚れが溜まったり、詰め物が腐食したりすることが口臭の原因になることもあります。

2‐4.舌が汚れている
舌の表面に付着する白っぽい汚れを、舌苔(ぜったい)と呼びます。これは細菌と食べかすのかたまりで、口臭の原因になります。

3.口臭の予防と対策方法

ここからは具体的に、口臭の予防と対策方法について詳しくご紹介します。

3‐1.歯科治療や定期検診
虫歯や歯周病を防ぐためには、歯科治療や定期検診を受けることが重要です。定期的にお口のメンテナンスを受け、虫歯治療や歯石除去を行うことが口臭予防につながります。また、普段歯磨きをしていて歯ぐきから出血するようであれば、警告サインと思いましょう。

3‐2.丁寧な歯磨き
フロスや歯間ブラシを使用して、より丁寧な歯磨きをするのもおすすめです。いつもの歯磨きにプラスし、少し時間をかけて念入りに汚れを落としましょう。

3‐3.虫歯をつくらない
詰め物や被せ物を腐食させないためにも、日々の生活で虫歯をつくらないようにすることが大切です。こまめな歯磨きや定期検診を心がけましょう。

3-4. 舌の掃除
ドラッグストアのオーラルケアのコーナーでは「舌ブラシ」が販売されています。この舌ブラシを使った掃除も口臭予防にはおすすめです。

その他、専用の舌クリーナーやガーゼ、柔らかい歯ブラシなどを使って汚れをかき出すように磨くといいでしょう。なお、舌の粘膜はデリケートですので、頻回に行うと傷めることがあります。まずは、1日1回程度から始めてみてください。

4.口臭の悩みには漢方も効果的(情報提供:あんしん漢方)

体内バランスの乱れによって口臭が発生している方には、漢方薬がおすすめです。

口臭の原因には、唾液分泌の減少やストレス、胃腸の不調などが考えられます。改善には、「口内の水分循環を改善して唾液分泌を増やす」「自律神経を整えて、唾液を出しやすくする」「胃腸の働きをよくして、口臭の原因となる消化不良を改善する」といった漢方薬を選びましょう。

漢方薬は自然由来の成分を使用しているため、一般的には副作用が少ないとされています。さらに、1つの症状に強い効果を発揮する西洋薬とは異なり、症状の根本改善や体質改善を目的としているという特徴もあります。

日頃のヘルスケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

<口臭に悩む方におすすめの漢方薬>

・黄連解毒湯(おうれんげどくとう):胃の熱を取り去ることで、出血や炎症を止める漢方薬です。二日酔いにもよく用いられます。(※2)

・白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう):胃の熱を冷まして、喉の渇きやほてりを抑える漢方薬です。口渇にも用いられます。(※3)

漢方薬にはさまざまな種類があるため、どれを選んだらいいかわからないと思っている方もいるのではないでしょうか。

漢方薬は、自分に合ったものを選ばなければ、思ったような効果が得られないどころか、副作用が生じてしまう恐れもあります。

インターネット相談窓口を設けている「あんしん漢方」のようなサービスを利用して、薬効や副作用、漢方薬との相性、日常生活の養生法などを相談してみるといいでしょう。

●あんしん漢方

5.口臭トラブルは日頃のケアでしっかり予防!

気になる口臭は、日頃からしっかりケアしておくことが重要です。定期的な歯磨きやメンテナンス、舌の掃除などを心がけて、口臭の原因を取り除きましょう。

また、手軽に取り組める方法として、専門家に相談したうえでの漢方薬の服用もおすすめです。

<参照>
(※1)e-ヘルスネット「口臭の原因・実態」厚生労働省

(※2)くすりのしおり「オースギ黄連解毒湯エキスG」一般社団法人くすりの適正使用協議会

(※3)くすりのしおり「クラシエ白虎加人参湯エキス細粒」一般社団法人くすりの適正使用協議会

[文:あんしん漢方]

<監修医>歯科医師 見立英史

日本口腔外科学会指導医・専門医/日本口腔科学会指導医・認定医
福岡市内の歯科医院および病院歯科口腔外科に勤務するかたわら、大学医歯薬学総合研究科の客員研究員として研究も行なっている。

<漢方監修>薬剤師 木村 英子

臨床検査技師/Vedic Healers Ayurveda basic course 修了
検疫所、病院にて公衆衛生・感染症現場を経験した後、インドでアーユルヴェーダに出会う
現在はAIを活用し、お手頃価格で漢方を自宅に届けてくれるあんしん漢方にて活躍中

ココカラネクスト

「歯」をもっと詳しく

「歯」のニュース

「歯」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ