世帯年収600万円以下で専業主婦をしている人の声「パート出ても保育料に消える」「貯金はボーナス頼み」

2021年6月1日(火)20時29分 キャリコネニュース

共働き世帯が増加している。専業主婦はセレブ層が中心になったが、パートナーが高収入でないにもかかわらず専業主婦をしている人も一定数いる。

ガールズちゃんねるに5月30日、「低収入で専業主婦の人」というトピックを立てたトピ主は、世帯年収600万円以下で専業主婦をしている人から意見を募った。

「せめて400くらいじゃない?500あればとりあえず生活できるし、中間層に入りそう」
「20代で600万稼げてたらかなりすごい。30代前半なら残業とか特別手当て的なものなければ公務員でも600万いかないよ」

専業主婦ということは、パートナーの年収がそのまま世帯収入になる。国税庁が昨年9月に発表した調査によると、平均給与は436万円、男性に限定すると540万円だった。つまり年収600万円は平均以上であり、いくら世帯年収で見たとしても低収入とは言い難い。(文:石川祐介)

「幼稚園に預けるまで専業主婦」という声も


これに対し、期間限定で専業主婦をしている人からの声が相次いだ。

「580万くらいで子どもは未就園児1人だから特に困ることなく生活してます。ただ貯金はボーナス頼りになってるので、幼稚園入れたら私もパートして貯金頑張るつもり」

子どもを幼稚園、小学校に入れるまでは子育てに専念するために、生活を切り詰めながら専業主婦ライフを送っている人も多い。むしろ、「保育料試算したらパート出ても保育料にほぼ消えると分かったので専業主婦してます」とコストを抑えるためにあえて専業主婦をやっているという人もいる。

「専業主婦をやっている」と聞くと経済的に余裕があると予想してしまうが、意外と子育てで苦労しているケースもある。過度に穿った見方をするのは自重した方がいい。

「夫が大卒を見下すために専業主婦にしている」

専業主婦を渋々している女性もいる。

「旦那の意地で専業してる。俺は高卒で働き、『早くに結婚して家族を養ってる!』と言いたいらしい。大卒の共働きや晩婚を見下したり、そういうところでプライドを保ってる」

周囲に"妻が働いている=自分の稼ぎが少ない"と思われることを恐れ、自身の安いプライドを守るために余裕がないにもかかわらず、無理やり専業主婦でいることを望んでいる男性も珍しくない。

とは言え、こういった夫も「男性が稼ぐのは当たり前」というジェンダーバイアスに苦しめられている被害者の一人。柔軟な価値観が広まれば余計なストレスを感じる人は減るのではないか。

専業主婦がいる世帯であっても、共働き世帯であっても、夫婦関係や育児でさまざまな事情を抱えているため、分けて考える必要はないように思える。

キャリコネニュース

「保育料」をもっと詳しく

タグ

「保育料」のニュース

「保育料」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ