通勤時間のストレス、3位「時間を無駄にしている」、2位「混雑している」、1位は? 通勤時間の許容範囲は平均50分

2022年6月1日(水)11時6分 マイナビ子育て

AlbaLinkが運営する「訳あり物件買取ナビ」は、通勤時間が片道1時間以上の499人を対象に「通勤時間のストレスに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにしました。

通勤時間が長いと「会社に行くだけ疲れる…」などストレスを感じる人も多いです。一方で、通勤時間は一人になれる貴重な時間と感じている人もいます。

そこで今回は、通勤時間が片道1時間以上の人に「通勤時間のストレス」について聞いています。どのような結果となったでしょうか。

大多数の人が「通勤時間にストレスを感じる」

「通勤時間にストレスを感じるか」を聞いたところ、「とても感じる(39.9%)」「まあ感じる(44.7%)」と回答した人が合わせて84.6%となりました。通勤に片道1時間以上かかっている人のうち、8割以上が通勤時間にストレスを感じているとわかります。

「長時間の通勤で、会社に着くころには疲れとイライラが溜まっている」という人もいるのではないでしょうか。通勤でストレスが溜まると、仕事のパフォーマンスや仕事への満足度も下がりやすくなると考えられています。

通勤時間のストレス1位は「座れない」こと

通勤時間のストレス1位は「座れない(159人)」。僅差の2位は「混雑している(141人)」でした。以降、3位「時間を無駄にしている(43人)」、4位「マナー違反する人がいる(40人)」、5位「感染症が怖い(38人)」と続きます。

大きく分けると「体力の負担」「精神面の負担」「時間に関すること」という3パターンの回答がありました。

満員電車は混雑していて周りに気を使いますし、座れなくて疲れてしまうことも。人との距離が近いと感染症のリスクが気になり、マナー違反する人を見かける機会も多いかもしれませんね。

多くの回答に「駅や電車が混みすぎている」という原因が見られます。

<1位 座れない>・座れないときが多く疲れる(20代 女性)・疲れているときに座れないとストレスを感じます(30代 男性)・なかなか席が空かずずっと立っていると、通勤だけでとても疲れます(40代 女性)

電車・バス通勤で、疲れているときや荷物が多いときに座れないと、ツラいですよね。1時間以上立ちっぱなしだと、足が疲れてパンパンになってしまう人もいるのではないでしょうか。

長時間の電車やバス通勤の場合、座れるかどうかで一日を気持ちよくスタートできるかどうかが左右されそうです。

<2位 混雑している>・すし詰め状態のため、身動きができず息苦しい(20代 女性)・満員電車で押されること(30代 女性)・混み合う電車内のよどんだ空気にストレスを感じる(40代 男性)

ぎゅうぎゅう詰めの車内で、息苦しさや押されたときの痛みにストレスを感じている人も多数。とくに「他人と密着するのが苦手」「人混みが嫌い」という方にはツラい環境です。

混んでいると本を開いたりスマホを見たりもできず、何もせずただ耐えるだけの時間になることもありますよね。

<3位 時間を無駄にしている>・長時間やることがなく、時間を無駄にしている感じがする(10代 男性)・車通勤のため「寝る」「勉強する」などができず、時間の無駄に感じる(20代 女性)・「移動時間はお金にならないからもったいない」と思いながら出勤しているため、ストレスを感じます(30代 女性)

通勤時間中に勉強や趣味ができない環境の場合、時間を無駄にしていると感じることが多くなりそうです。

「在宅勤務後に通勤すると、時間の無駄だと感じる」という意見も。リモートワークが通勤時間への意識を変えたこともうかがえました。

通勤時間が長いことのメリットは「読書できる」

次に、「通勤時間が長いことのメリット」を聞きました。

1位になったのは「読書できる(94人)」です。2位「勉強できる(72人)」、3位「一人の時間をもてる(58人)」、4位「音楽が聴ける(57人)」、5位「寝られる(54人)」と続きます。

回答はさまざまでしたが、時間を好きに使えることがポイントといえそうです。「家や職場ではできないこと」「家族や同僚がいるとできないこと」をできるのが、通勤時間のメリットでしょう。

なお「メリットはない」と答えた人は37人でした。

<1位 読書できる>・もし混んでいなくて座れれば、読書する時間に充てられるので快適に過ごせます(30代 女性)・読書するのには都合がいい(40代 男性)・読書の時間を確保できる(50代 男性)

混んでいない、もしくは座れる状況なら、電車やバスの中で読書を楽しめます。乗り換えが少なくずっと同じ電車に乗っているなら、読書もはかどるでしょう。

<2位 勉強できる>・スマホでできる範囲の勉強が可能(20代 女性)・リスニング形式の英語を勉強できる(40代 男性)・始発駅なので、座っている間に資格取得の勉強ができる(50代 男性)

スマホで勉強したり、英語音声を聞いたりしている人も多いようです。聞く勉強なら、混雑した車内でスマホ画面を見られなくても勉強できそうですね。

さらに通勤時間を勉強にあてることで、勉強の習慣化ができます。

<3位 一人の時間をもてる>・自分と向き合う時間をつくれる(20代 男性)・普段子どもとずっと一緒にいるので、一人の時間を過ごせることがメリットです(30代 女性)・誰にも邪魔されず、一人の時間を満喫できる(40代 女性)

子育てや介護で忙しい人は、一人の時間がもてることに大きなメリットを感じるのではないでしょうか。車通勤であれば周りの人に気を遣うこともなく、一人の世界に没頭できます。

通勤時間の許容範囲は「50分」

最後に「通勤時間の許容範囲」を聞いたところ、平均は「50分」でした。

通勤時間が1時間を超えるとしんどいと感じる人が多いとわかりました。通勤時間1時間以上の人が対象のアンケートなので、現状は許容範囲以上の通勤時間がかかっていて、疲弊している人も多いと推測できます。

「理想は30分だが許容範囲は1時間」などと答えた人も多数。勤務地や住みたいエリア、家賃・地価の相場などを考慮し、折り合いをつけている人が多いのでしょう。

調査概要

調査対象:通勤時間が片道1時間以上の人調査期間:2023年7月10日〜16日調査機関:自社調査調査方法:インターネットによる任意回答有効回答数:499人(女性261人/男性238人)回答者の年代:10代 1.6%/20代 26.3%/30代 39.1%/40代 22.6%/50代 8.0%/60代以上 2.4%AlbaLink:https://albalink.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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