「女の部長って大丈夫なの?」といわれた女性の屈辱

2022年6月3日(金)16時54分 キャリコネニュース

画像はイメージ


ジェンダー平等が叫ばれる現在でも、「女性だから」という理由で差別されることがゼロになったわけではない。東京都に住む40代前半の女性(ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ/正社員/年収700万円)は、差別を乗り越えるために努力してきたことを、キャコネニュースに明かしてくれた。(文:谷城ヤエ)


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「もの珍しい目で見られることが多かった」



女性は、「400人規模のIT企業に勤めていた」当時をこう振り返る。


「トントン拍子にエンジニアから、現場マネージャー職に。社外のお客様との打ち合わせなどの際、特に男性部下を伴ってでの初対面だと、『あ、あなたのほうがマネージャーさんですか』と、もの珍しい目で見られることが多かった」


女性の経験上、「中小で女性プロジェクトマネージャーはかなり希少」とのことで、「さらに童顔ということもあり、かなり若く見えてしまっていたのもある」と相手の反応の理由を話す。そのため


「信頼を勝ち得るために、と雑談の内容から打ち合わせの内容まで、事前にかなり用意して望むことが多かった」


という女性。認めてもらうために相当な努力をしてきたようだ。


のちに、女性は社内初の女性部長職になったが、


「年配の社内監査役からは『女の部長って大丈夫なの?』などハラスメントまがいのことも言われることもあった」


「結果を見せると認めてくれる人は多かったが、第一印象がマイナススタートなことが多かった」


と苦労した経験は挙げればきりが無いようだ。

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