リピ必至! 羊羹の概念が変わる『wagashi asobi』の 「ドライフルーツの羊羹」を取り寄せてみた

2022年6月3日(金)10時50分 食楽web


食楽web

 羊羹といえば和菓子としてお茶と一緒にいただくもの、というイメージをお持ちの人が多いと思います。しかし、そんな常識を覆すのが、東京都大田区・長原にある『wagashi asobi(ワガシ アソビ)』の羊羹です。

 このお店は「ドライフルーツの羊羹」と「ハーブのらくがん」のみを扱う和菓子店です。基本的には店頭でのみ販売されているのですが、昨年末に東急百貨店のネットショップで販売されているのを発見し、注文してみました。

 普段、羊羹といえば『とらや』一択だった筆者は、基本的にシンプルな和菓子を好んでいます。しかし、ドライフルーツの羊羹を食べたことで、羊羹に対する概念が大きく覆されました! 今回はそんなwagashi asobiのドライフルーツの羊羹の魅力をご紹介しましょう。

いちごやいちじくのドライフルーツ&クルミがぎっしり


人気の和菓子と聞いていたが、想像していたよりもシンプルな包装で到着。1本2484円で購入した

『wagashi asobi』は、和菓子職人の稲葉基大氏と浅野理生氏の創作和菓子ユニット。ドライフルーツ羊羹は「おおたの逸品(平成25年度)」や「大田のお土産100選(平成28年度)にも選出された一品で、最近ではメディアで目にすることも多々あります。


ドリアフルーツとクルミが透けて見えるのでカットする前からワクワク感が高まる

 もともとは「パンに合う和菓子を作って欲しい」というオーダーから誕生したというドライフルーツ羊羹ですが、その見た目は羊羹というよりテリーヌのよう。沖縄県西表島の黒糖とラム酒で炊き上げた羊羹に、ドライフルーツのいちごといちじく、クルミがたっぷり入っているんです。


1cmほどの厚さにカットして食べるのがおすすめ。いちごといちじくのつぶつぶ感と酸味がいいアクセントになっている

 さっそくカットして食べてみると、まずはラムの風味が口いっぱいにふわっと広がります。羊羹といえば「和風」という先入観を抱きがちですが、これは和風でもあり洋風でもある不思議な味です。あとから優しい甘さが現れ、ドライフルーツの酸味やクルミの食感が。噛むたびに驚きを感じます!

クリームチーズとバゲットはマスト!


軽めの赤ワインに合わせると最高のおつまみに変身(食楽web)

 “パンに合う和菓子”として誕生したドライフルーツ羊羹をさらにおいしく食べるには、クリームチーズとバゲットが欠かせません。バゲットにクリームチーズをたっぷり塗り、その上にドライフルーツ羊羹をのせれば完成。

 この組み合わせは初めての経験でしたが、合わないわけがない! とすぐに確信するほどのおいしさ。ラムの風味、ドライフルーツの酸味はクリームチーズと相性抜群。普段、羊羹はひと切れ食べれば十分なのですが、この食べ方だと、ついつい何切れも食べてしまいそうになります。

 そもそも、黒糖もラム酒も原材料はサトウキビです。また、いちご大福やあんみつのように、餡×フルーツの相性の良さは周知の事実。……この掛け算、最強すぎます!

 現在は、店頭での販売だけでなく、東急百貨店のお中元サイトとカタログでも購入可能。しかも送料無料なので、注文するしかありません! ギフトとしても喜ばれそうですが、自分用にもぜひ1本ゲットして、その味を確かめてみてください。

●著者プロフィール

今西絢美
「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。

食楽web

「フルーツ」をもっと詳しく

「フルーツ」のニュース

「フルーツ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ