インドのクレープ「ドーサ」を食べに行ったら、おかわり1枚無料で「倒したラスボスが無傷で復活」みたいになった / 東京・杉並『プラバート』
2024年6月5日(水)14時55分 ロケットニュース24
しかしながらドーサは美味いのである。表面はパリっと、中はモッチリしており、1度食べたら脳裏にしっかりと刻まれる美味しさである。また食いたい、でも多摩平は遠い……。
幸いなことに、杉並区に南インド料理の専門店があると知り、さっそくお店でオーダーしてみたところ、まさかのおかわり1枚無料! おかわりしたら、倒したはずのラスボスが復活したみたいな気分になった……。
・近くに美味しいドーサ
今回訪問したお店、「プラバート」は杉並区役所のすぐそばにある。私の生活圏内にあるにも関わらず、いままで利用したことがなかった。ここにあるなら、多摩平のイオンまで行かなくてもいいじゃん! 近くてうれしいです!
店前のメニュー看板を見ると、ランチの種類が豊富だ。メインのランチはA〜Cセットあり、それぞれカレーの種類や付け合わせに応じて、税込1000〜1400円の価格が設定されている。
そのほかビリヤニ・ミールス、私の望むドーサのセットも用意されており、ランチだけで9種類もある。ちなみにこちらでは、パイのような食感の平焼きパン「ポロッタ」も提供している。
ポロッタも食べてみたいけど、ドーサで行こう。そのために来たんだからな、うん。
・ドーサ = デカい
店内はカフェのような上品な設(しつら)えで、清潔感がある。お昼時は隣の役所や近隣のオフィスの人で混み合っており、そのほとんどが常連さんのようだ。知る人ぞ知る名店として親しまれているらしい。
さて私は今回「バタードーサセット」(ドリンク付き、税込1100円)を注文した。具材を巻いたマサラドーサもあったけど、プレーンなドーサの味を楽しみたかったんだよねえ。あのパリパリが忘れられぬ……。
注文したら、最初にミニサラダが出てきた。これをペロリと平らげて、いまや遅しとドーサを待つ。多摩平では焼き上がりに少々時間がかかったけど、ここはそれほど待つことなく出てきた。
これが今日のドーサです。
30センチ、いや35センチはあるだろうか。枕のように見えなくもないな。だが、私は驚かない。ドーサを見てももう驚かない。知っているからだ、デカさを覚えているからだ。「ドーサ = デカい」を完全に理解しているからだ。
でも、実物を目の前にするとやっぱりデカいな。巨大なフリスビーのようだ。これこそ、ドーサ!
セットにはサンバル(野菜カレー)と赤いチャツネ(チャトニ)。
それから白いチャツネにデザート。このデザートはマンゴーの味がしました。
食べる前に、ひとつ気になったことがある。そういえば、メニューにドーサ1枚おかわり無料とあった。このサイズで2枚食えるのだろうか……。とにかくまずは1枚目から攻略しよう。
・ラスボス、無傷で復活
まずはそのまま食べると、パリパリの食感が美味〜。サックリとした歯ざわりがクセになって食べるのをやめられなくなりそうだ。気づけば “素” のままで半分くらい食ってしまっていた。
野菜の旨味が凝縮されたサンバルとの相性もバツグン。パリパリもいいけど、サンバルに浸してちょっとフニャっとさせて食べるのもいいね。
赤のチャツネはとっても辛くて、白いチャツネはヨーグルト風味で優しい甘さ。赤と白を交互に食べて、辛味と甘味の間を行き来するのが楽しい。
で、またたく間に1枚平らげてしまっていた。意外とペロリとイケちゃうもんですね。すると、お店の方が「おかわりをお持ちしましょうか?」と仰るので、お願いしたのだった。
そして、第2ラウンド開始。
再び焼きたてのドーサの登場。先ほどまでの1戦がなかったかのように、堂々とした存在感を放っている。まるでたった今倒したラスボスが、無傷で復活したみたい。相手(ドーサ)は無傷かもしれないが、こっちは先ほどの1戦でそこそこお腹が満たされている。
したがって、条件としては2戦目の方が不利である。
だが、大丈夫だ! 美味いから食っちゃう。2枚目だろうと、焼きたての美味さに変わりはないので、食っちゃう。そして意外なほどあっさり完食した。もしかして、もう1枚くらいイケるかも? いや、それほど若くはないけど、もう半分くらいなら美味しく頂けた気がする。
ということで、ドーサ好きにおすすめしたい美味しいお店である。私は次回ポロッタに挑みたい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 南インド料理 プラバート
住所 東京都杉並区阿佐谷南1-15-6 第2熊倉ビル 2F
時間 11:00〜14:30 17:30〜21:00(L.O.21:00) 木曜日11:00〜14:30
定休日 年末年始
参考リンク:Instagram @prabhat.jp
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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