絶滅危惧のウナギ2.7トン超が廃棄 「土用の丑の日」不要論が噴出

6月7日(木)11時58分 STANDBY


これまで、恵方巻きが大量廃棄されるなど、なにかと話題となってきた大手小売の食品廃棄問題。今回注目を浴びているのは、「ウナギ」だ。

現在、ニホンウナギは環境省のレッドリストで「近い将来、野生での絶滅の危険性が高い」とされる絶滅危惧IB類に指定されているが、環境保全を手掛けるNGO(非政府組織)グリーンピース・ジャパンの調査によると、2017年に大手小売事業者が廃棄した二ホンウナギは約2.7トンにのぼるという。

この調査では、ウナギを「かば焼き」に加工して販売しているイオン、イトーヨーカ堂、ダイエー、ユニー、西友など大手18社に取り扱い状況を聞いたところ、その結果、「処分した商品はない」と答えたのはパルシステムとヤオコーの2社のみだったとか。

この調査結果についてTwitterでは、

“そこまでしてウナギを食わなくちゃいけないのか、もう一度よく考えてみようね”
“個人的に土用の丑の日は日本で最もロクでもない行事だと思っています。どう考えても売り切れるわけ無い量を無理矢理大量に陳列して、売れ残った分は廃棄する。恵方巻きもロクでもないですが、鰻が絶滅危惧種なだけに余計にタチが悪い”(原文ママ)
“消絶滅危惧種なのに売れ残って大量廃棄。一年の一日に消費が集中するからだ。そもそも、売れないから夏バテ対策と平賀源内が言い出しただけ。売れないのは時期的に不味いから。土用の丑の日ってのをやめるべきだ”(原文ママ)

と大量廃棄の原因は「土用の丑の日」だと感じるユーザーは多く、特定の日にうなぎを食べる文化の不要論が噴出。さらに、

“絶滅危惧種を廃棄するくらいなら専門店以外取り扱いできなくしろ”
“もう専門店以外での販売に規制をかけて欲しい”
“ウナギは毒を持っているんだし、免許制にして店内で捌いて提供できる店舗だけで喰えるようにしたらええんや。スーパーの大量販売大量廃棄を止めさせれば乱獲はかなり減るんじゃない?”

とフグのように免許制を提案するユーザーも散見される。また、

“買うのを控えれば相場は下がり自然と流通量も減るし乱獲も減る”
“食べるなではなく乱獲するなが先なんだよなぁ”

と消費者による買い控えを呼びかける声やウナギの乱獲への一刻も早い規制を望む声もあった。

グリーンピース・ジャパンによると、国産として売っていた一部商品がじつはアメリカウナギだったことも判明。大量廃棄だけでなく、様々な問題が表面化した調査となった。
(飛鳥 進)

■関連リンク
・絶滅危惧のウナギ、2.7トン超が廃棄 大手小売り調査
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1806/04/news084.html

・捨てられた「かば焼き」2.7トン 小売り調査
https://mainichi.jp/articles/20180604/k00/00e/040/191000c

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