路上生活から猛勉強で名門大、不良の襲撃で家失うも「絶対泣かない」。

6月8日(金)17時58分 ナリナリドットコム

米国のある男子高校生は、14歳のときに目を付けられた少年たちによって家を壊された挙げ句、家族と離れて路上生活を強いられた。しかし、その現状を打破するべく勉強に打ち込み、周囲のサポートも得ながら努力した結果、22の大学に合格した上に奨学金制度も獲得。今年の秋から、名門ハーバード大学への進学を決めたそうだ。

米放送局ABC系列WEWS-TVや米放送局FOX系列WJW-TVなどによると、この少年はオハイオ州・クリーブランドの高校に通う18歳のデイビッド・ブーンくん。「人生、いくつかの逆境が襲ってくるもの」と達観する彼が、実際に困難な状況に陥ったのは14歳のときだった。ある日、近所に住んでいた不良少年たちから「仲間になるか、敵になるか」と迫られた彼は、仲間となるのを拒絶。すると憤慨した不良少年グループは彼の家を襲撃して破壊し、家族揃って「住む場所を失った」という。

しかも、一家を支えていた母親には「新居を建てる余裕がなかった」(米ニュースサイト・ハフィントンポストより)ため、ブーンくん家族はバラバラとなって施設へ避難。また、毎日の寝泊まりが確保されたわけでもなかったようで、ときどき「公園のベンチ」など外で夜を過ごす状況も強いられたそうだ。

そんな辛い状況に置かれた彼にとって、唯一の希望が勉強だった。勉強を頑張って大学へ進学すれば、「現状を抜け出せる」と信じた彼は、入った地元の高校で必死に勉強をしたという。

明るい将来を手繰り寄せようと懸命な彼の姿に、やがて周囲の人たちも心動かされた。食事や一晩のベッドを提供する生徒や先生たちも現れると、彼の現実に気付いたジェフ・マクレラン校長が妻と相談して、「彼が新たな家を見つけるまで」面倒を見ると決めて申し出たそう。そして「私たちは彼をサポートできる環境を少しでも持っていたから」と謙遜する校長のもと、ブーンくんはさらに精進を重ねていった。

その結果、彼は「クラスで2番目」(米放送局ABC系列KLTVより)の成績を得るまでに成長し、大学4年間に必要な費用が全額支給され、全米で1,000人と決められている奨学金制度も獲得。そして23の大学に入学申し込みを行ったところ、マサチューセッツ工科大学以外の22の大学から合格の通知を受けた。これには、じっと彼を見守って来たマクレラン校長も「彼は本当に誇れる存在」と称賛し、努力の成果を共に喜んでいるようだ。

苦しい環境の中で目標に突き進み結果を出したブーンくんも、今は「いろいろな感情が渦巻いている」と感無量の様子。しかし、彼にとっては大学進学はゴールではなく、さらなる明るい未来を築くためのスタート地点へ立ったに過ぎない。どんな状況でも「決して泣かないと心に決めた」と話す彼は、6月2日に無事高校を卒業。今秋から「電気工学とコンピューターサイエンス」を学ぶ名門ハーバード大学での生活に、胸を膨らませているという。


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