海が透明すぎて「船が宙に浮いて見える」 まるで海外リゾート?高知・柏島の絶景が話題に

2020年6月9日(火)11時0分 Jタウンネット


緊急事態宣言も解除されたし...ということで、早くも夏休みの計画を立て始めた人もいるかもしれない。

やはりきれいな海があるリゾートなんて、いいなあ。しかしこのご時世、海外旅行はちょっと無理だ。国内で、きれいな海といえば、やはり沖縄? そう思い浮かべる人は多いだろう。しかし......!

2020年5月26日に投稿された、次のツイートが話題となっている。 

透明度の高そうな海の写真が並べられている。「沖縄だと思うでしょ?」というコメントが目をひくが、えっ、沖縄じゃないの?

「これ高知県なんですよ」とある。投稿者のLeoN(@Leon_photo101)さんはフォトグラファーで、各地の風景写真を撮っている。このツイートには、なんと15万件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中だ。

LeoNさんは続くツイートで、「高知県の左端っこにある柏島という所です!」「コロナが終息したら是非遊びに来てください」と呼びかけている。

ツイッターには、こんな声が寄せられている。

「浮いてる、船が浮いてる?!行きたい!」
「めっちゃ透明度高いですね! とても綺麗なのでぜひ行ってみたいです!」
「高知県やばくね??」

柏島とはいったいどんなところだろう? Jタウンネット編集部は、柏島のある高知県大月町に取材した。

透明度が高い理由は?

高知県大月町は、高知県の南西部に位置し、海岸部を中心に、足摺宇和海国立公園に指定されている。柏島は、宿毛湾の南に突き出た大月半島の先端にあり、2本の橋で半島とつながっている。

Jタウンネット編集部の取材に応じてくれたのは、大月町観光協会の担当者だ。

——柏島の海がこれほど透明で美しいのはなぜ?

「黒潮の影響を受け、海にプランクトンや土砂などの粒子がほとんどないことに加え、近くに海に流れる大きな河川がなく、生活排水などが混ざっていないため透明度が高いとされています」

——柏島の海の魅力は?

「船が浮いて見えるほどの透明度の高いエメラルドグリーンの海と、たくさんの生き物たちが魅力です。黒潮の温かい海と豊後水道を流れる柏島沿岸では全国3500種類いるといわれる魚種のうち、1000種類の魚を見ることができます。
また、琉球列島で見られるようなサンゴ礁は形成されないものの、湿帯域としては規模、種類ともに非常に発達したサンゴの群集が見られます」

——ダイビングスポットとして人気なのはなぜ?

「色鮮やかな南国の熱帯魚も見ることができ、ダイバーさんの中で『沖縄のように綺麗』と称されることもあるためでしょうか」

——ダイビング用の施設としては、どんなものがあるか?

「ダイビングについては、ライセンスを持っていない方でも楽しめる体験ダイビングを行っているダイビングショップさんが多く手軽に楽しむことができます。またライセンスを取得するためのダイビング講習も行われています」

シュノーケリング用の施設としては、黒潮実感センターでは道具のレンタル、竜ヶ浜キャンプ場では道具のレンタルのほか、ガイドと一緒に楽しめるダイビング体験も行っているそうだ。

SNSで話題になったことで、何か反響があったか、と聞いてみた。

「船が宙に浮いて見えるなど、度々SNSで話題になりその度にたくさんの方々に柏島にお越しいただいています」

人気の料理は何か? と聞くと......、養殖マグロで作られたマグロ丼、柏島の養殖場で朝水揚げされた新鮮な鯛を使った鯛丼、柏島で取れたテングサを使用したところてんなどを、挙げてくれた。

柏島のある大月町は、四国の南西部のはしっこにある。高知市から約140キロ、約3時間もかかるという。かなりの距離だ。また松山市からのルートもあるという。松山市からは約160キロ、約3時間かかるらしい。

どちらも宿毛市を目指すのがポイントで、宿毛市からは車で約20分だ。アクセスに相当時間がかかるが、それだけの価値はある。

夏休みの選択肢の一つとして、大月町・柏島でダイビングというのはいかがだろう。

(6月9日17時6分追記:初出時、記事タイトルに誤字がありましたので、修正しました)

(6月10日17時30分追記)大月町観光協会から、回答した内容を訂正したいとの要望があり、一部の表現を変更しました。


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