漫画家や作詞家などから伊藤詩織氏を支持する声広がる 漫画が「おかしな力を持つのなら戦わないといけない」
2020年6月10日(水)13時13分 BIGLOBEニュース編集部
性的暴行の被害を公表したジャーナリストの伊藤詩織氏が、誹謗中傷する内容のSNS投稿を行ったとして漫画家のはすみとしこ氏ら3人に損害賠償を求める訴訟を起こした。これを受け、漫画家らから「#わたしは伊藤詩織氏を支持します」のハッシュタグとともに伊藤氏と「連帯」の意思を示す声が広がっている。
「ちはやふる」の作者・末次由紀氏は10日、はすみ氏らが訴えられたことについて「誹謗中傷で漫画家が提訴される」と、伊藤氏の似顔絵を添えて投稿。「勇気を持って戦い続ける伊藤詩織さんと連帯します」との意思を示し、漫画が「使い方次第でおかしな力を持つのなら、それはなお一層戦わないといけない」との決意を語っている。また、「性被害を訴える人に、口をつぐめと言わんばかりの今の社会。変わることを望みます」と呼びかけている。
この投稿に、少女漫画家の池沢理美氏が賛同。「私も漫画家として伊藤詩織さんに連帯します」と声をあげている。このハッシュタグでは、作詞家の及川眠子氏が「今度はセカンドレイプという暴力にさらされる。誹謗中傷を繰り返す人たちは、自分がそんな目に遭ったら?ということを想像できないのだろうな」、コラムニストの犬山紙子氏も「連帯することで、心が死んでしまうような酷い言葉達から少しでもバリアになれたら。1人に背負わせてしまって申し訳ない気持ちです」といったメッセージを投稿するなど、漫画家のほかに作家や芸能人などからもコメントが多数寄せられている。
「誹謗中傷で漫画家が提訴される」・・・。
— 末次由紀ちはやふる45巻10月発売!! (@yuyu2000_0908) June 9, 2020
勇気を持って戦い続ける伊藤詩織さんと連帯します。漫画が、使い方次第でおかしな力を持つのなら、それはなお一層戦わないといけない。性被害を訴える人に、口をつぐめと言わんばかりの今の社会。変わることを望みます。#わたしは伊藤詩織氏を支持しますpic.twitter.com/4YLu6fDByn
末次由紀さんの投稿に賛同して、私も漫画家として伊藤詩織さんに連帯します。#わたしは伊藤詩織氏を支持しますhttps://t.co/wFFUskjYfJpic.twitter.com/sqJLXr93fj
— 池沢理美 (@ukoring) June 9, 2020
体を傷つけられ、次に心を傷つけられ、それでも勇気を振り絞って声を届けようとしたときに、今度はセカンドレイプという暴力にさらされる。誹謗中傷を繰り返す人たちは、自分がそんな目に遭ったら?ということを想像できないのだろうな。#わたしは伊藤詩織氏を支持します
— 及川眠子『誰かが私をきらいでも』発売中 (@oikawaneko) June 9, 2020
#わたしは伊藤詩織氏を支持します
— 犬山紙子??夫婦の問題リカバリーのヒント集発売中 (@inuningen) June 9, 2020
連帯することで、心が死んでしまうような酷い言葉達から少しでもバリアになれたら。
1人に背負わせてしまって申し訳ない気持ちです。