とにかくブサイクに厳しい居酒屋が話題 攻めすぎ貼り紙のねらい、店主に聞いた

2019年6月10日(月)17時0分 Jタウンネット

「ブサイクのナンパ・騒音・イキリ・謎の一気飲み禁止」



これは大衆居酒屋「酒呑んで飯食って蛙之介 野毛店」(横浜市)の店内に貼られた、衝撃の一文だ。


これはひるむ。周りのことも考えず騒ぐ客は確かに迷惑だが、「ブサイク」とはっきり言いきるところなど、かなり攻めたメッセージだ。あまりのインパクトに、ツイッターでは、


「めっちゃ攻めてるw」
「イケメンかブサイクかはお店が決めるって事ですね!」



といった声が寄せられ、注目を集めている。


このストレートすぎる物言いには、どんな意図があるのだろうか。Jタウンネットは2019年6月7日、店主の藤原俊喜さんに取材した。


ブサイクは「顔のことではない」


もともとディープな居酒屋が集まる飲み屋街として知られる野毛。「酒呑んで飯食って蛙之介 野毛店」もジョッキの代わりに洗面器に酒を入れて提供するなど、独自のスタイルをとっている。そんなこともあってか、藤原さんによれば最近は大学生など若者の客が多くなっているという。


若者の酒癖が悪く、店のブランディングが崩れてしまう——。それを懸念した藤原さんは、1年ほど前から、このような注意喚起のメッセージを店内に貼るようになったのだという。話題になった貼り紙のほかにも、レパートリーは様々。貼り紙の効果について、藤原さんは、


「これを目当てに来るお客さんもいますね。インスタにアップしたりとか」



と話す。貼り紙を設置した当初はあまり意識していなかったといい、SNSで話題になったことは予想外だったようだ。


ところで、リプライ欄には「イケメンならいいのか」という疑問も寄せられている。注意喚起はブサイクに限定してあるように見えるが、イケメンならば何をしても許されるということなのだろうか...。


当然ながら、藤原さんは「顔のことではない」と言う。


店内にはブサイクの定義として、「ナンパ・謎の一気・コール・立ち歩き・周りの迷惑になる人」を挙げる貼り紙がある一方、イケメンとして「自分が楽しむことだけを考えない」「常に周りのことを見れている」などを挙げている。


リプライ欄で指摘が多かった「謎の一気」についても詳しく聞いてみた。


「お酒は嗜んで飲むものなのに、なんで一気飲みするのかという。皮肉も込めています」



まさに「酒は飲んでも飲まれるな」ということだろう。

Jタウンネット

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