カップヌードル 「パエリア味」で本当にパエリアを作ったらカップ麺より美味しくなった!
2023年6月10日(土)10時50分 食楽web
「カップヌードル シーフードパエリア味」をご飯を使ってアレンジ | 食楽web
2023年5月中旬に新発売された「カップヌードル シーフードパエリア味」。皆さん、もう食べましたか?
「カップヌードル シーフードパエリア味」245円
筆者はつい最近、コンビニで見つけて買って食べてみたのですが、ちょっと驚くほどレベルが高かったです。スペイン料理の炊き込みご飯・パエリアをイメージしたというカップヌードルは、イカやアサリの魚介を凝縮したスープ、そして何よりパエリアの最大の特徴であるサフランの風味が濃厚。さらにパエリア専用の鍋で炊き上げたかのような香ばしさまでちゃんと感じます。
パエリアの風味がしっかりする「カップヌードルシーフードパエリア味」
唯一、パエリアとの決定的な違いは、当然ではありますが主役が米ではなく麺ということです。それは仕方ないですね。カップヌードルですから。
ただ、ふと思ったんです。この本格的な味わいのカップヌードルにお米を入れてパエリアを作ったら美味しいんじゃないか? と。
というのも以前、カップヌードルの公式HPに「カップヌードル炒飯」というレシピが載っているのを見て、試しに作ったことがあるんです。これがなかなか美味しかったので、そのレシピをヒントにすれば、簡単に「カップヌードルパエリア」ができるハズ。
「カップヌードルパエリア味」のスープは、魚介の味が濃縮されていて、サフランの風味が豊か
そこで、いざ挑戦してみたのですが、これが控えめに言って、最高。かなり美味しい。ひょっとしたらそのままカップラーメンとして食べるより何倍も美味しいかも! そこで今回は、その作り方をご紹介したいと思います。
おこげが決め手!「カップヌードルパエリア味」で作るパエリア!
用意するのは、「カップヌードルパエリア味」と冷やご飯(茶碗1杯分)です。
まず最初に「カップヌードルパエリア味」の中身をカップから取り出し、ジッパー付き保存袋に入れて、棒などで叩いて砕きます。粉々に叩きすぎず、麺を大きく割り砕くイメージが良いです。後々、その短い麺の食感が生きてきます。
粉々に叩きすぎず、麺を割り砕く感じで。あとで、その短い麺の食感が生きてきます
砕いたら、それをもう一度カップに戻し、そこに水を入れます。分量は具材がひたひたに浸る程度。
左は冷やご飯、右は「カップヌードルパエリア味」の中身を砕き、水に浸したもの
次に、フライパンに油を敷き、ご飯を炒めます。全体がほぐれて熱が通ったところで、さきほど砕いて水に浸した「カップヌードルパエリア味」を投入し、さらに炒めていきます。
2つを合わせてよくかき混ぜつつ炒めます
炒めていると、魚介とサフランの香りが立って、まさにパエリアの方向が立ち上ります。この時点ですでに美味しそう。
よく混ぜたら弱火にして蓋をして数分待機。炒め蒸しのようなイメージで「カップヌードルパエリア味」の風味をご飯によくなじませます。
そしてここからが重要です。蓋を開けて強火にします。するとフライパンに接しているご飯がカリッとしてきます。そう、おこげですね。
即席パエリアでも、おこげを作っていくのが美味しさの秘訣!
ちなみにパエリアの本場バレンシアでは、この「おこげ」が非常に重要で、美味しいパエリアは美味しいおこげがあるのが定石。この“即席パエリア”も同様で、カリッと香ばしいおこげがあればあるほど美味しいので、しっかりおこげを作っていきましょう。
焦げ付かないか心配な人もいるでしょうが、しかしご安心を。砕いたカップヌードルを入れているので、おこげがかなり作りやすいです。割とすぐに砕いた麺の部分がカリッと香ばしいおこげになってくれます。
というわけで出来上がったのがこちら。
ごはんのおこげだけでなく、カップヌードルを砕いた麺もおこげになっています。
ちなみに、もっとおこげをたくさん楽しみたいという人はさらに強火でご飯を押さえつけるように加熱してみてください。まるでスペイン風の焼きおにぎりのような感じになります。
押さえつけておこげを作っても美味!(食楽web)
いざ食べてみると、おこげが香ばしいうえ、魚介のエキスがおこげに凝縮して、めちゃくちゃ美味しいです。
筆者は「カップヌードルパエリア味」をそのまま食べるよりも、これで作る即席パエリアのほうが、手間はかかりますが、かなり美味しいと思います。ぜひ試してみてください!
(撮影・文◎土原亜子)