電子書籍の売上げアップ 漫画村がきっかけで「電子書籍」の利便性に気づく?

6月10日(日)11時58分 STANDBY


世間を騒がせた「漫画村」が閉鎖してから、電子書籍の売上が増えたとの報告が相次ぎ、ネット上で話題となっている。

「漫画村」は、著作権を侵害した違法な漫画の画像ファイルを無料で閲覧できた、いわゆる海賊版サイト。衆議院予算委員会でも議題となり、政府は今年4月、インターネットプロバイダーに対し、漫画村など3つの違法な海賊版サイトへの接続遮断を求めた。漫画村は4月上旬から接続しにくい状態が続き、そのまま4月中旬までに閉鎖したとみられる。

漫画家や出版社に対する著作権侵害が問題視されていた漫画村が閉鎖してから2カ月ほど経った6月6日、漫画家の吟鳥子氏はTwitterで、

“そういえば…あの地獄で幾星霜のたうち回ってくれても足りないほどの損害を出版界にもたらしたあの漫画の無断転載サイト◯◯村がつぶれてから初めて電子書籍の数字が出ましたが2倍以上の記録になっていました…!正規の電子書籍サイトでご購入くださいました皆様、本当に本当にありがとうございます”

と投稿。6月7日までに約2万7000件のリツイートがあった。さらに同日、作家の佐竹アキノリ氏も、

“あの漫画違法転載サイト潰れてから、僕も電子版の売り上げが一気に増えていた。

・タダで見られなくなったら買わない
・知名度を上げて貢献している

こういう批判、結局のところ都合のいい思い込みだったってことだよね。”

とTwitterに投稿しており、こちらも6月7日までに4万件以上リツイートされている。

海賊版サイトの閉鎖によって電子書籍の売上が増えたというこれらの報告に対し、Twitterでは、

“某漫画村が潰れたおかげで電子書籍の売り上げがめちゃ伸びたらしい。著作権の保護が企業の為になると言ういい前例が出来たよね”
“漫画村無くなってから電子書籍の売り上げ増えたの?てっきり変わらないものだと思ってたから嬉しい変化ね!”

と、前向きに捉える声が多い一方で、

“漫画村消えて電子書籍の売り上げ伸びたって話、正直漫画村ユーザーが電子書籍買う層だとは思えないし出版社とかがちゃんとデータ出してほしい。”

と、冷静な意見もあった。また、

“漫画村が正しいとかいうわけじゃないけど電子書籍サイトへ新しい顧客を創り出した側面はあると思う”
“漫画村はあかんかったけども、あれによって電子書籍って読みやすいやん、紙なんて買ってられへんってなって、廃村後電子書籍を買い出した人って多いと思う”

と、「漫画村のしたことは許されるものではない」としながらも、電子書籍の利便性に気づく人が多かったのではないかと予想するユーザーも。

根絶すべき海賊版サイトだが、良くも悪くも出版業界に影響を与えたことは間違いなさそうだ。
(小浦大生)

■関連リンク
・吟鳥子@3巻続「きみを死なせないための…(@gintoriko)さん | Twitter
https://twitter.com/gintoriko

・佐竹アキノリ@逆成長チート4巻5/31発売(@satake_ctl)さん | Twitter
https://twitter.com/satake_ctl

・「漫画村」での検索結果 – Yahoo!検索(リアルタイム)
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E6%BC%AB%E7%94%BB%E6%9D%91

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