これはっょぃ... 那覇と名護の市役所が「要塞」みたい

2018年6月11日(月)20時0分 Jタウンネット

皆さんも自分が住んでいるところに「役所」が必ずあるわけだが、一体どんな形をしているのかを思い出すことはできるだろうか......こう考えてみると、役所の外見など思い浮かばないものだろう。


ただ、沖縄県那覇市と名護市の市役所を一目見れば、みなさんの記憶に強く残ることだろう——。


台風とは関係ないそうで......


那覇市や名護市の市役所については、その外観からツイッター上で2018年5月下旬ごろから話題になっていた。とりわけ名護市役所についてはそのデザインから以前から観光スポットとして知られている。


何はともあれ、写真を見てみよう。まずは12年にできた那覇市役所である。


続いて、名護市役所だ。


ともするとエキゾチックな雰囲気すらあるほどに壮大な作りになっていることがわかる。ただ、市役所でありながら、なぜここまで壮大な見た目になっているのだろうか。


Jタウンネット編集部は、2018年6月8日に那覇市役所の総務部管財課の担当者である山城興伸(やましろ・こうしん)さんに取材したところ、


「わたしたちとしては、外観を壮大にしようなどと意識してはいないんです」

と語り始めた。


那覇市役所では、「緑あふれる庁舎」をコンセプトに、「自然の光や風を取りこみ、緑あふれる植物を全体に施」しているという。敷地内には90種類もの植物があるといい、それらにきちんと光が当たるような設計をしたところ、写真のような作りになったと説明してくれた。なお、台風対策を意識したわけではないそうだ。


1981年に完成した名護市役所については、市の公式サイトに市庁舎建設までのプロセスが記載されており、それによると「沖縄の地域特性を体現し、市のシンボルとして長く市民に愛される市庁舎」を作るべく、全国から308案を募り、5つを選出。その後、コンペを経て「Team Zoo」の設計案が採用されたという。なお、この団体は名護市庁舎の設計で82年に日本建築学会賞を受賞しており、建築界でも高い評価を得ている。


その設計に際しては4つの柱がある。デザインに関するところで言えば、沖縄の建築の原点として風を取り入れ日差しから守る目的で「軒が深く屋根を柱で支え」る仕組みがあるといい、これをもとに市庁舎の形が決定されたのだという。


他にも、沖縄県の市庁舎、村役場には独特の形のものがあるのかも......?

Jタウンネット

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