学校教育の今「これからの性教育を考える」6/20

2024年6月11日(火)9時45分 リセマム

ACTION for CSE:これからの性教育を考える~学校教育は今どうなっているの?

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ジョイセフのSRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)を啓発するプロジェクト「I LADY.」は2024年6月20日、SHIBAURA HOUSE(東京都港区)およびオンラインにて、これからの性教育について考えるイベント「ACTION for CSE:これからの性教育を考える〜学校教育は今どうなっているの?」を開催する。参加費無料。要事前申込。

 I LADY.が2023年、15〜29歳の5,800名を対象に実施した意識調査「性と恋愛」によると、若者の性に関してのおもな情報源は、ネットやSNSであることが判明。また、「性的同意は絶対に大事だと思う」という回答が90%を超えた。一方で、「具体的に性的同意とはどういうものか正直わかっていない」という回答も約40%みられ、若者が性にまつわる正しい情報を手に入れるためにはハードルがあることがうかがえる。

 学習指導要領では、たとえば中学1年生で受精や妊娠を学ぶ際に「妊娠の経過は取り扱わない」という内容の通称「はどめ規定」が存在する。本来は、学習指導要領に示されていない内容も指導が可能だが、この「はどめ規定」や、過去に度々バッシングを受けてきたことなどから、学校側は性に関する授業を取り扱う際、内容に慎重になる場合があるという。

 一方、世界に目を向けると、UNESCO編「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」の包括的性教育で提唱されている学習目標では、たとえば9〜12歳でコンドームの正しい使い方の知識、12〜15歳で使い方を説明できるスキルをもつことが設定されているといい、国際基準の性教育と、日本の公教育にはギャップが存在している。

 そこで今回のイベントでは、調査から得られた若者の意識を知るとともに、学校でどのような性教育が実践されているかという現状と、子供たちにとって理想的な包括的性教育を実現するためには何が必要なのかについて、公立小学校の養護教諭と、思春期保健相談士で助産師でもある2人のゲストと共に考える。また、SRHR NOTEを用いて、参加者と共にSRHRについて考えていく。

 当日のプログラムは、第1部〜第3部で構成。第1部では、意識調査「性と恋愛」の結果を基に若者の意識について知る。第2部では、ゲストのトークセッションにより、学校における性教育の今を学ぶ。第3部では、自身のSRHRを考えるワークショップを行う(会場参加者のみ)。

 参加希望者は、ジョイセフのWebサイトから申し込む。締切りは、会場参加が6月19日午後3時、オンライン参加が6月20日正午。定員は会場参加40名、オンラインは制限なし。会場参加者は、特典としてSRHR NOTEがもらえる。

◆ACTION for CSE:これからの性教育を考える〜学校教育は今どうなっているの?〜
日時:2024年6月20日(木)19:00〜21:00(開場18:40)
会場:SHIBAURA HOUSE(東京都港区芝浦3-15-4)およびオンライン
定員:<会場>40名 <オンライン>制限なし
参加費:無料
締切:
<会場>2024年6月19日(水)15:00
<オンライン>2024年6月20日(木)12:00
申込方法:ジョイセフのWebサイトより

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