宅配ピザの定番「ペパロニピザ」はどこのが一番ウマい? ピザーラ、ドミノ・ピザ、ピザハットの3社を食べ比べしてみた!

2023年6月16日(金)10時48分 食楽web


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●「ドミノピザ」「ピザーラ」「ピザハット」といった3大宅配ピザブランドが各社ともに展開する「ペパロニピザ」。食べ比べをし、各ブランドの個性に迫る!

 ご存知の通り、宅配ピザチェーンの3大ブランドといえば、『ドミノピザ』『ピザーラ』『ピザハット』です。いずれのブランドでも、個性あふれるメニューを展開していますが、何度か食べていると「どのブランドの、どのピザが美味しかったんだっけ?」と頭の中が混乱してしまうこともあります。

 そこで特に注目したいのが、できるだけシンプルなピザの食べ比べ。シンプルなメニューがゆえ、かえってブランドごとの個性が際立つように思うからです。特に3大ブランドはもちろん、数多くのピザブランドのメニューにある「ペパロニピザ」は、定番中の定番メニュー。ピザチェーン各社にとってみれば、ごまかしがきかないメニューでもあるわけで、だからこそ各社の優位性が際立つと言って良いでしょう!

 というわけで今回は、『ドミノピザ』『ピザーラ』『ピザハット』の「ペパロニピザ」をオーダーし、食べ比べ。その味と個性に迫っていきます。

これって「サラミ」じゃないの? そもそも「ペパロニ」とは一体……

 食べ比べに入る前に、そもそも「ペパロニ」とは何かについて触れておきます。「ペパロニ」とは豚肉と生肉を混ぜ辛味やスパイスで味付けしをし、乾燥熟成して作ったドライソーセージの一種です。

「ペパロニ」と「サラミ」は見た目が似ており、混同している人も多そうですが、「サラミ」は肉に混ぜ込む調味料に違いがあり、辛さはありません。対する「ペパロニ」は、辛味やスパイスといった香辛料で味付けしているため、若干の辛さがあります。この点が「ペパロニ」と「サラミ」の違いと言われています。

 また、「ペパロニ」の発祥の地はアメリカです。ドライソーセージがよく使われていたイタリアの庶民料理が、アメリカに渡ったことで、独自の進化を遂げ、スパイシーで香りの高い「ペパロニ」が誕生したと言われています。こういった背景から、アメリカンピザの定番アイテムとして「ペパロニピザ」が浸透し、日本の宅配ピザブランドでも、それに倣って「定番ピザ」としてメニューにラインナップしているというわけです。

『ドミノピザ』の「ペパロニピザ」は、塩気と旨味が際立った一品!


『ドミノピザ』の「アメリカン」Sサイズ2290円、Mサイズ2889円、Lサイズ3540円(※全て税込)

 というわけでここから本題の食べ比べ。まずは、『ドミノピザ』から食べていきます。『ドミノピザ』では「アメリカン」というメニューが、いわゆる「ペパロニピザ」にあたるものです。トッピングは「ペパロニ」、「チーズ」、「トマトソース」という潔さで、同ブランドの中では最もシンプルなピザと言われています。


カットした様子

 口にしてみると、まず強い塩味を感じることができました。これは「ペパロニ」というより「トマトソース」や「チーズ」による印象ですが、かじった後半で、スパイシーな旨みを持つ「ペパロニ」の味わいが追いかけてきます。

 シンプルでありながら、この塩味・複雑な味わいによって、一度食べたら忘れられない味になるピザのようにも思います。イタリアンピザよりも、味濃いめ&パンチ強めのアメリカンピザが好きな方は特にオススメしたい一品です。

「ペパロニを愛する人」に向けた大満足の食べ応え!『ピザーラ』の「ペパロニラバー」


『ピザーラ』の「ぺパロニラバー」Sサイズ2100円、Mサイズ2480円、Lサイズ3780円

 続いて、『ピザーラ』の「ペパロニピザ」。その名も「ぺパロニラバー」です。直訳すれば「ペパロニを愛する人」となります。しかし、厳密にはこのピザに乗せられているのは、どうも「ペパロニ」とは異なる「熟成サラミ」のようです。

 トマトソースをベースに熟成サラミ、マッシュルーム、オニオン、ピーマン、パルメザンチーズ、オレガノを乗せたもので、ダイナミックな味わいを楽しむことができます。


カットした様子

 肝心の「熟成サラミ」も、前述の定義とはやや異なるものの、従来の「ペパロニ」に準じた複雑かつスパイシーな味わいで、全体の味をシメてくれているようにも思いました。クラシックなアメリカンピザを楽しみたい際には、間違いなく誰もが満足できる味、ボリューム感に、筆者は今回の食べ比べで一番美味しいと思いました。

コスパ最強&トッピング量も最強!『ピザハット』の「ペパロニピザ」


『ピザハット』の「ペパロニ・シュプリーム」Mサイズ2300円、Lサイズ3500円

 そして最後に、『ピザハット』の「ペパロニピザ」、「ペパロニ・シュプリーム」をいただきます。「これでもか!」と言わんばかりに乗せられたたっぷりの「ペパロニ」そして「サラミ」「チーズ」。見るからにしてアメリカンなイメージです。


カットした様子

 実際に食べてみると、単に「たっぷり乗せればいいんだろ」的な足し算ばかりの味ではなく、全体の味わいが繊細でこれがまた美味。塩味、食べ応えともに強いパンチがあります。そこを「トマトソース」の強めの酸味がフレッシュにまとめてあげ、食べやすい印象を受けました。それでいながら他のブランドと比べてコストパフォーマンスにも優れており、特に好印象を抱いたピザでした。

「ペパロニピザ」の食べ比べでわかった各ブランドの個性とは!?


それぞれの「ペパロニ」。左から「ドミノピザ」「ピザーラ」「ピザハット」

 ここまで『ドミノピザ』『ピザーラ』『ピザハット』の「ペパロニピザ」を食べ比べしました。そこでわかった各ブランドは以下の通りです。

・『ドミノピザ』……塩味強め傾向。パンチある味わいを楽しみたい人向け

・『ピザーラ』……「ペパロニ」と言いつつ「サラミ」使用の一方、パンチと味わいともに十分で、完成度抜群

・『ピザハット』……「ペパロニ」「サラミ」を贅沢に使う一方、コストパフォーマンスに優れた一品

●まとめ:「ペパロニピザ」で見えてきた各ブランドの個性は、他のピザメニューをオーダーする際の参考にもなるかも!


届いた瞬間から開けたくなるピザ

 食べ比べ、各ピザのレビューは、あくまでも独自のものですが、シンプルな「ペパロニピザ」だからこそ感じられた各ブランドの個性でもありました。

 あなたはどの「ペパロニピザ」が気になりましたか? ぜひ本記事を参考に、好みの「ペパロニピザ」をオーダーしてみてください。また、この個性の違いは、他のピザメニューをオーダーする際の参考になるかもしれません。ぜひあなた好みの宅配ピザチェーンを見つけてくださいね。

(撮影・文◎中西ふみえ、松田義人)

●DATA

ドミノ・ピザ

https://www.dominos.jp/

ピザーラ

https://www.pizza-la.co.jp

ピザハット

https://www.pizzahut.jp/

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