YouTubeで鈴鹿を「走る」 360度カメラでサーキットを疑似走行

2018年6月17日(日)20時0分 Jタウンネット

インドのIT企業であるタタコンサルタンシーサービシズ(以下TCS)は2018年6月13日、YouTubeにある動画を公開した。


それは、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)を走るレーシングカーによるオンボード映像。しかしただのオンボード映像ではなく、なんとカメラを360度回転できるという特異なものだ。


音量を上げてエンジン音を聞いてみるとなかなかの埋没感


今回の動画は、TCS NAKAJIMA RACINGのドライバーであるナレイン・カーティケヤン選手と伊沢拓也選手による、SUPER FORMULAの2018年シーズンの開幕戦、鈴鹿での練習走行の映像だ。


SUPER FORMULAとは、全日本スーパーフォーミュラ選手権のこと。年間全7戦で争われ、国内外19人のドライバーがチャンピオンを競って争うものだ。そこに参戦しているのがNAKAJIMA RACINGで、元F1ドライバーの中嶋悟氏が1991年の引退後に創設したレーシングチームだ。NAKAJIMA RACINGは参戦を開始した2017年より、TCSからの支援を受けている。


動画では車の先端に360度撮影のカメラを搭載し、走行する様子を撮影。「疑似走行体験」の名にふさわしい内容で、走行時のスピード感などがありありと伝わってくる。縁石ギリギリをコーナリングで攻める瞬間などは一見の価値があろう。また、音量を上げてエンジン音を聞けば、相当の埋没感を味わうことが出来る。


なぜ、今回動画の公開に至ったのか。Jタウンネット編集部は2018年6月14日、日本TCSのマーケティング&コミュニケーションズ統括部の担当者に取材したところ、


「NAKAJIMA RACINGのスポンサーとして、チームに速度やタイムの計測に関する『タイミングモニタ』というサービスなど、IT技術の提供をしていることの一環です。加えて、この動画を通してモータースポーツの振興を図り、レースへの来場者を増やしたい狙いがあります」

と説明した。360度オンボード映像は17年にも公開されており、ナレイン・カーティケヤン選手と中嶋大祐選手による、富士スピードウェイ(静岡県小山町)での走行映像だった。

Jタウンネット

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