『ZIP!』出演三井家末裔・團遥香、戦前の三井家の威勢を体感

6月20日(木)7時0分 NEWSポストセブン

三井家の威勢と時代を物語る三井八郎右衛門邸

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 財閥に関わる名建築からは、戦前の経済を支えた人たちの息吹が垣間見えてくる。三井合名理事長を務め、三井財閥の総帥として君臨した團琢磨氏の玄孫で女優・タレントとして活動する團遥香さんが、東京・小金井市にある「江戸東京たてもの園」の三井八郎右衞門邸を訪れた。案内役は同園学芸員の阿部由紀洋氏だ。


團:こちらを訪れるのは初めてです。広大な小金井公園にある「江戸東京たてもの園」の中に、三井八郎右衞門邸が移築、復元されているんですね。


阿部:戦前に日本の3大財閥として名を馳せた三井財閥には一族合わせて11家あり、その総領家・北家の当主は代々、三井八郎右衞門を襲名しました。この邸宅は、第11代当主の三井八郎右衞門高公氏が第2次世界大戦後の昭和27(1952)年に東京・麻布笄町(現・港区西麻布3丁目。以下、西麻布邸)に建てたものです。


團:あの三井本館を建てた第10代当主・高棟氏の息子さんですね。


阿部:その通りです。戦後まもなくで建築資材が入手しにくかったこともあり、高棟氏が暮らした東京の麻布今井町邸(現・港区六本木)、高棟氏が設計に携わった京都油小路三井邸、隠居後に住んだ神奈川県大磯の別荘・城山荘など、三井家の各施設から建築部材、石材、植物などが集められて建てられました。そのため、戦前の三井家の威勢をうかがうことができます。


團:日本建築ですが、内部は和洋折衷で不思議な感覚になりますね。洋風の文化が入ってきた明治時代の影響も感じられます。1階にある書院造の食堂と客間の2間は畳の上に絨毯を敷き、イスとテーブルが置かれているのが新鮮! 洋風の照明、ガラスを使った月の字欄間など様々な細工も楽しく、モダンな感じの雰囲気が素敵です。


阿部:この2間は京都油小路邸の奥書院の一部です。高公氏は、父・高棟氏が設計に携わった建築意匠を西麻布邸に移すために努力したそうです。


團:芸術や建築の造詣が深い三井家の暮らしの様子とともに、戦後の財閥解体など激動の時代を歩んだ三井財閥の歴史を感じ取ることができるお宅ですね。建具やインテリアの一つひとつにストーリーが宿り、当時を今に伝えているように感じます。


【プロフィール】だん・はるか/1993年生まれ、東京都出身。聖心女子大学卒業。2010年、芸能界デビュー。女優、タレント、レポーターなど幅広い分野で活躍する。朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)にレギュラーレポーター(毎週月・木・金)として出演中。出演ドラマ『恋するための8つの法則』(ひかりTV、dTVチャンネル)が7月5日より配信。


【三井八郎右衞門邸】東京都小金井市桜町3-7-1(江戸東京たてもの園内)

営業時間:9時半〜17時半(10月〜3月は16時半まで)、入園は閉園30分前まで

定休日:月曜日(祝日の場合は開園、翌日休園)、年末年始

料金:一般400円、65歳以上200円


撮影■吉場正和


※週刊ポスト2019年6月28日号

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