「怖くて入れない」「トラウマになるわ」 山田養蜂場のお店の上で「熱殺蜂球」を作る巨大バチの群れが話題に

2022年6月21日(火)20時0分 Jタウンネット

まるでパニック映画のワンシーンみたいな光景が、ツイッター上で話題になっている。

こちらは、ハチミツやローヤルゼリーなどミツバチ製品の開発を手掛ける山田養蜂場(岡山県鏡野町)が運営する「山田養蜂場お菓子工房 ぶんぶんファクトリー」の敷地内の写真だ。

建物の一角の屋上には......なんと、巨大なハチがたくさん群がっている!

もちろん本物ではなくオブジェのようだが、人間サイズのハチがざっと数えても20匹以上集まっているのは、なんとも恐ろしい光景だ......。

リアルな巨大バチのオブジェたちに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。

「こんなん怖くて入れないよ」
「地球防衛軍とかバイオハザードか?」
「トラウマになるわ」

一体、このハチたちはナニモノ?そして何より、なぜこんな恐ろしいものを作ったの? Jタウンネット記者は17日、山田養蜂場に詳しい話を聞いた。

38匹のミツバチと1匹のスズメバチ

取材に応じた同社広報の担当者によると、ハチのオブジェは2019年1月に設置したものだ。

「多くの人にミツバチのことを知っていただきたいと思い、設置に至りました。また、インパクトのあるオブジェを設置することで話題づくりにつなげたいと思いました」(広報担当)

しかし、ただたくさんのハチオブジェを設置しているわけではなく、その配置にはちゃんとコンセプトがある。テーマは「仲間と協力して困難に立ち向かうミツバチの姿」だ。

「オブジェは『熱殺蜂球(ねっさつほうきゅう)』というミツバチの習性を表現しています。ミツバチにとってスズメバチは天敵で、ミツバチは自分たちの巣がスズメバチに襲われたときには熱に弱い彼らを集団で取り囲み、自分たちの発熱によって『熱殺蜂球』という本能的な撃退方法で仲間を守ります。
その様子を、38匹のミツバチと1匹のスズメバチのオブジェで表現しています」(広報担当)

ハチのオブジェがツイッター上で話題になっていることについて、広報担当者は

「大変ありがたいと感じています。これを機に、多くの方にミツバチのことをもっと知っていただきたいと思います。撮影スポットもご用意しておりますので、ぜひ工房にお立ち寄りいただきたいです」

とコメントしている。

「山田養蜂場お菓子工房 ぶんぶんファクトリー」では、ハチミツを使った「ハニーアップルパイ」や「どら焼き」といったスイーツが味わえる。足を運んだ際は、甘いハチミツ菓子を食べながらミツバチたちの雄姿を眺めるのもいいだろう。......でも、やっぱりちょっと怖いかもしれない。

Jタウンネット

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