【ソーシャルグッドな旅を提案】星野リゾート 西表島ホテル・星のや沖縄

2023年6月22日(木)9時30分 ソトコト




背景


2021年7月26日に、奄美大島、徳之島、西表島、沖縄島北部のやんばるが「世界自然遺産」に登録されました。世界自然遺産とは「顕著な普遍的価値」を有すると認められた文化や自然のことで、人類共通の財産として保護し、後世に伝えていくため世界遺産リストに登録されたものです。
自然体験のエコツアーを実施する「沖縄島北部」および「西表島」は、極めて貴重な生物や生態系を有している地域であることが認められました。世界自然遺産の注目とあわせて、サステナブルな取り組みについても高い関心がある時代に、観るだけではなく地元の方々の「守る・残す・伝えていく」大切な活動について知って頂きたいと思い、ソーシャルグッドな旅を提案します。


「責任ある観光」に携わる新しい旅のかたち


コロナ禍では、世界の多くの観光地で旅行者が減少しましたが、その一方で自然環境の回復や混雑緩和など、予期せぬ効果をもたらすことにもなりました。これを機に持続可能な観光(サステナブルツーリズム)や責任ある観光(レスポンシブルツーリズム)など、新しい旅のかたちを模索する動きが加速しています(*1)。星野リゾートでは、経済価値と社会価値を両立するCSV経営(*2)を重要視し、SDGs(*3)をCSV経営のためのフレームワークとして捉え、全国の施設でさまざまな活動を展開してきました。
本企画では、地元で活躍するガイドと協働し、地域に根差したツアーを提供するほか、「自然が素晴らしい・楽しい」ということだけでなく、その生態系における役割や重要性を伝え、旅行者の責任ある行動に繋がればと考えています。また、時間や参加人数をあえて制限し自然環境への負荷を最小限に抑えつつも、貴重で豊かな自然を守り・繋いでいく、想いを伝えるエコツアーを提供することで、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」への貢献を目指しています。
*1 参考文献)月刊事業構想 コロナ禍での激変を経て、「量」から「質」へ転換する観光産業
*2 CSV:共通価値の創造 *3 SDGs:持続可能な開発目標


ツアー概要


■星野リゾート 西表島ホテル


多種多様な生物が生育・生息する日本最後の秘境を体感
年間2,000mm以上の雨が降る西表島は、亜熱帯林が発達しジャングルや河川、マングローブの林など、さまざまな種類の自然環境があります。また、島の成り立ちを反映し、独自の生物進化をとげた、多くの希少な固有種や絶滅危惧種が生育・生息しています。島在住のガイドと協働したツアー「イリオモテヤマネコ痕跡ツアー」では、フンや足跡といった痕跡からイリオモテヤマネコの生態に迫るほか、「西表野生生物保護センター」へ立ち寄り、貴重な展示や資料を活用しながらガイドが解説。
ガイドが調査のために撮りためた動画を観ることで、西表島の生態系も深く学ぶことができます。また、2023年夏より、地元ガイドと連携してホテル周辺フィールドを活用したナイトツアーも実施。一部エリアに集中することなく分散しながら、より島の価値を知ることができます。





■星のや沖縄


希少な生き物が息づき琉球王朝時代の文明を支える、奇跡の森へ
沖縄島北部「やんばる」と呼ばれる場所は、亜熱帯照葉樹林の森が広がり、世界的にも数が少ない固有種が多く生息する生態系の基盤になっている地域です。星のや沖縄の「やんばるエコツアー」では、地元のベテランガイドの案内で、世界自然遺産の森を象徴する「ヤンバルクイナ」が生息する保護地域近くの緩衝エリアを鳴き声や痕跡を辿りながら歩き、「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」では、保護されたヤンバルクイナを間近に観察して希少な生態系を体感します。
その他にも、琉球王朝時代から続く森林を守り育てる、文明と共存するやんばるの歴史について学びます。また、2023年夏より、沖縄本島最大のを訪れるコースも追加し、水辺に自生・生息する動植物の生態にも触れながら、貴重な生態系を守り・継ぐ地元ガイドの大切な活動を知ります。





それぞれの地史により生まれ育まれた「東洋のガラパゴス」
やんばると西表島は、それぞれ異なる地史があり、やんばるは約1200万年前、西表島は500万年前に、ユーラシア大陸から分断されました。分断が遅かった西表島は、大陸と近い生物や共有の生物が他より多くみられます。元々同じ種の生物が異なる時期に隔離されたことで、島の動植物は環境に対応すべく独自の進化を遂げ、多様で固有性の高い生態系を有する「生物多様性」が育まれました。
やんばると西表島は、同一の世界自然遺産登録地ですが、異なる地史によって、独自の進化を遂げた固有種が存在し、それぞれに特徴のある自然があり、沖縄は「生物の宝庫」「東洋のガラパゴス」と言われています。西表島ホテルでは、大きな島を舞台にした豊富なアクティビティに参加したり、星のや沖縄では、サンゴ礁が育つ海を眺めながらくつろいだり、世界自然遺産を体感するツアーと共に、それぞれのロケーションを活かした滞在が楽しめます。
今後の活動について
西表島ホテル、星のや沖縄では、環境への負荷を最低限に抑えながら、この希少な自然生態系が残されたエリアの魅力を伝えたいと考え、エコツアーを実施しています。ツアーの参加人数を限り、地元のベテランガイドと連携して高品質のネイチャーツアーを提供し続けることで、持続可能な旅を提案していきます。


■星野リゾート 西表島ホテル





西表島ホテルは日本初の「エコツーリズムリゾート」を目指し、マイボトルの貸し出しやロードキル防止活動など環境に配慮しながら、世界遺産に選ばれた島の魅力と価値を感じるネイチャーツアーを、一年を通して提案します。
所在地:〒907-1541 沖縄県八重山郡竹富町上原2-2
電話:050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
客室数 :139室・チェックイン 15:00/チェックアウト 11:00
料金:2泊 28,000円〜
(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、朝食付)
アクセス:石垣港離島ターミナルより西表島上原港行きフェリーにて約45分、上原港から車で10分
URL:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/iriomote/


■星のや沖縄





海と共に暮らす、琉球文化を昇華させた「グスクの居館」。沖縄の史跡から発想を得た「グスクウォール」と自然海岸に囲まれた敷地に、色彩豊かな畑と庭、海に臨む客室や沖縄文化を体験する道場が広がる、沖縄の贅沢を集めた海岸線に沿うリゾートです。
所在地:〒904-0327 沖縄県中頭郡読谷村儀間474
電話:050-3134-8091(星のや総合予約)
客室数 :100室・チェックイン 15:00/チェックアウト 12:00
料金:1泊 136,000円〜(1室あたり、税・サービス料込、食事別)*通常予約は2泊より
アクセス:那覇空港から車で約1時間(空港リムジンバスあり<有料>)
開業日:2020年7月1日
URL:https://hoshinoya.com/okinawa/

ソトコト

「西表島」をもっと詳しく

「西表島」のニュース

「西表島」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ