1位より2位の方が幸せな人生が送れる? 十日戎開門神事福男選びの都市伝説

6月23日(月)9時0分 tocana

※イメージ画像:『西宮神社』サイトより

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 1940年から(記録が残っている)毎年1月10日の十日えびすに執行される、兵庫県の西宮神社の「十日戎開門神事福男選び」。

 スタートとなる赤門から、ゴールの本殿までの200mの距離を走り、1位になった人は、その年の全ての運を手にすると言われており、毎年5,000人近くが参加する。

 だが、参加者全員が、フラットにスタートできるほどの広さは赤門にはない。実際、「福男になるのは、1番〜10番(前の2列)にならないとほぼ無理だ」と『水曜日のダウンタウン』(TBS系)にて、たむらけんじは指摘する。

 福男になるために絶対に必要な場所取りだが、この順番はクジ引きで決まるという。

 つまり、クジ引きで1〜10番を勝ち取り、さらに200m走でも1位になれないと福男にはなれない。そんなハードルの高さからたむらけんじは「福男、選ばれた時点でその年の運を使い果たしている説」を唱え、実際に福男たちに取材を行った。


■2013年福男:土井雄登氏

「2013年は、福男になったんで、いいことがあるんかなって期待していたんですけど、これと言って良い事が何もなくて。調子に乗ってその年に好きな人に告白したんですけど、それも振られてしまって、失恋しましたね。他にも原付(バイク)を盗まれてしまって。学生には痛い金額だったんで、今までの普通の年の方が良かったんじゃないかっていうくらい、良い年ではなかったですね」

 スタッフの「少しは良い事あったんじゃないですか?」という質問にも、「良い事は思い出せないですね」と苦笑いだった。


■2006年、2007年福男:粂良太氏

「2006年は、職場でも上司に怒られっぱなしの1年。2007年は、『去年良い事ありましたか?』と聞かれて、『上司に怒られっぱなしの1年でした』という風な事を言ってしまったんです。すると、次の日仕事に行ってみると、『テレビで何を己の愚痴言っとんや』と一喝されまして。20代の中で一番思い出したくない年」


■1996年、1997年、2001年福男:善斉健二氏

 福男を取ったのはもちろんだが、善斉氏は1994年から2001年にかけて、1998年を除いて1位か2位を獲得している、まさにMr.福男である。
「福男ならぬ不幸男みたいによく言われていました。1996年は、神社まで車で行っていたんですけど、(帰ろうと車に戻ったら)傷を入れられまくっていた。買ったばかりでローンも残っている新車だったんですけど、10円玉でキーっと。福男になった2時間後くらいなんですけど、思い起こせばロクなことがない」

 他にも、スノーボードでの骨折、三年間付き合った彼女との別れ、1年に違う型のインフルエンザに2回かかるなど、災いばかりだったという。

■福男の新説

 ただ、善斉氏曰く、「2位の時は調子が良かったですね。陸上をずっとやっていたんですけど、関西の選手権で優勝したり、大学に合格したのも2番の年でした」と、『福男選びで2位になると福が訪れる』と明かす。

 この新説を検証するため、近年の歴代2位に取材すると、2012年2位の景山治規氏は「2012年は(新人ながら営業で)ウン千万の契約が急に舞い込んできて、福男のお陰かなと思いました」と、その効果を語る。2011年2位の大越啓迪氏も会社の業績が急上昇し、異例の大ボーナスが支給され、2009年2位の大迫純司郎氏は1年で3回も一万円札を拾ったという。
 
 福男選びは、1位になれなければ、朝の情報番組をはじめとするメディアにも取り上げられない。あと一歩足りず、その他大勢と同じ扱いになってしまう2位を、神様が可哀想だと感じ、福を与えているのか...。これは、あくまでも都市伝説だが、そういうこともあるのかもしれない。
(TV Journal編集部)

tocana

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