【友人ができない娘】遊びの誘いも断り、放課後は家でYoutube…親が見逃しがちな<2つの可能性>とは? 臨床心理士解説

2024年6月24日(月)6時22分 マイナビ子育て

子育て中のママ・パパの悩みを臨床心理士・公認心理師に相談する『子育て心理カウンセリングルーム』。今回は、子どもの友人関係についてママさんからのお悩みです。「放課後はYoutubeばかり」というその困りごととは。

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唯一の友人の誘いも断り、娘はいつも家で1人。どうすれば?

小学生の次女の友だち付き合いが悩みです。娘は放課後になると毎日家で一人YouTubeを観てばかりいます。1人だけ仲が良かった友だちはいましたが、公園に誘われても娘が断っているうちに、その友だちはほかの子たちを誘うようになり……。私としては家でダラダラと過ごすのではなく、友だちと元気に外に遊んでくれたらと思っています。外遊びが嫌なら誰か家に招いて遊んでくれてもいいです。ここまで友だちがなかなか増えないと不安になりますが、どうしたらいいものでしょうか。(41歳・女性・商社・卸/軽作業)

お困り度:★★★★★★★☆☆☆

家族構成:自分41歳、夫43歳、長女14歳、次女10歳、三女5歳

※写真はイメージです

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今回の心理カウンセラー 亀井 紗代子(臨床心理士)(うららか相談室)

お子さんがお友だちを作ることに意欲を示さず、帰宅後もYouTubeを観てばかりというのはご心配になりますね。お母さんからすると、せっかく誘ってもらったなら断らずにお友だちと公園で遊んだら友人関係も広がるのに……と残念なお気持ちもあるでしょう。

今回の場合、お子さんがどういう理由でお友だちを増やさないのかによって対応は変わってくると思います。

例えば、お子さんが気疲れしやすく、特定の仲良しのお友だち以外と遊ぶことにストレスを感じやすいという場合について考えてみましょう。

学校という大勢で集団生活を営む場は、こういうタイプのお子さんにとっては刺激が多く、周囲に気を遣いすぎてかなり疲れ切ってしまうと思います。仲良しの気の合うお友だちと過ごすことは楽しくても、放課後公園に行ってみるとあまり気の合わない子やよく知らない子たちもたくさんいて、また気を遣ってしまうこともあるでしょう。

そういうお子さんにとって、放課後はおうちで静かにリラックスしてYouTubeやテレビを観たり、絵を描いたり、本を読んだりと好きなことをして1人で過ごすことはとても大切な時間になります。このような場合では、放課後お友だちと遊びに行かなくても、お友だちの数が少なくても、その子にとってそれが最適であるということですから、お子さんの今の過ごし方を見守ってあげてよいと思います。

では次に、お子さんがお友だち関係で悩んでいたり、仲良くなりたくてもコミュニケーション方法がわからなくてうまく友だちを増やせないという場合について考えてみましょう。

この場合では、お母さんだけでなくお子さん本人も、「本当はお友だちを増やしたい」とか「周りの人たちともっとうまく関わりたい」と望んでいるのにも関わらず、それがうまくいっていないことになります。

仲良くなりたくても、既にできあがっている友だちの輪に入る方法がわからなかったり、気の合う仲良しグループができなくて気まずい思いをしていたり……このような場合、学校の先生とも連携をとりつつ、お子さんがお友だちにより馴染めるような工夫をしてあげることも必要かもしれません。

仲良くなりたくても声をかける方法がわからない場合は、どんな会話をとっかかりに話しかけたらよいかとか、会話を続けるための工夫(共通の話題について質問をしてみるなど)についてお母さんからもアドバイスしてあげることが役に立つと思います。学校での様子を担任の先生に聞いてみて、先生からもお子さんがクラスに馴染めるような対応をお願いしてもよいでしょう。

気の合う友だちを増やすことは大人でも非常に難しく、新たな人間関係を築くことは勇気やエネルギーのいることですよね。・お子さんがどうして放課後おうちで過ごしたいのか・どうして友だちと遊びに出たがらないのかこれらの理由を理解し、お子さんのタイプや理由に応じて、見守ってあげたり必要な支援をしてあげたりと、適切な対応をできたらよいですね。

(文:臨床心理士 亀井紗代子/うららか相談室)

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