アウトドア料理のプロが伝授! キャンプやBBQですぐ作れる簡単&激ウマ「キャンプ飯」5選

2022年6月25日(土)10時50分 食楽web


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 6月も後半にさしかかり、もうすぐ本格的な夏が到来します! コロナ禍が一定の落ち着きを見せている今年は、全国各地の行楽地にも賑わいが戻っていますが、そこで相変わらず根強い人気ぶりを見せているのがキャンプです。

 そしてキャンプのお楽しみといえば、何と言っても開放的な屋外で食べるキャンプ飯。でも時間がなかったり、そもそも料理が苦手、という人もけっこう多いと思います。というわけで今回は、料理初心者でもあっという間にできる“夏の簡単キャンプ飯”を、プロのアウトドア料理家・みなくちなほこさん(※)に教えてもらいました。

※みなくちなほこ……フードコーディネーターとして、スイーツからアウトドアまで、身近にある食材で作れる料理を幅広く紹介。各メディア、ワークショップなどで活躍。著書に、『極上外ごはん』(世界文化社)など料理の著書を多数出版

 使用するのは、クッカー、スキレット、メスティンといった安価で手に入る定番のキャンプ調理道具のみ。高額なものや入手困難な道具はありません。お手軽なのに映えて、美味しく、お酒とも合う絶品アウトドア料理を5つご紹介しましょう。

ほったらかしで完成! 「中華ねぎ蒸しチキン」

 鶏の手羽元と長ネギ(斜め切り)を酒、塩、輪切りの唐辛子、生姜を揉み込んで30分ほどおき、蒸し煮にしするほったらかしレシピです。チキンから出汁が滲み出て、ご飯にもお酒にも合う一品です。

材料(2人分)

・鶏手羽元……4本
・長ねぎ……1/2本
(A)
・しょうがのすりおろし(チューブ)……1cm
・赤唐辛子の輪切り……1本分
・酒……大さじ2
・塩……小さじ1/2
・こしょう……少々
・ごま油……小さじ1

作り方

1.鶏手羽元は骨に沿って浅く切り込みを入れる。長ねぎは斜めに薄切りにする。

2.チャック付き保存袋に(1)と(A)を入れてよく揉み込み30分ほどおく。

3.クッカーの鍋底に(2)のねぎを敷き詰め、その上の鶏手羽元肉をのせ、蓋をして加熱する。

4.湯気が出てきたら弱火で15〜20分加熱して完成。

 (3)のポイントですが、ネギと鶏手羽元を一緒にどさっと入れてしまってもかまいません。ただし、焦げ防止のためにネギを先に入れ、その上に手羽元を入れるのがオススメ。メスティンでもできます。

漬け込んで焼くだけ! 「ソーセージのビール蒸し焼き」

 野菜の甘さとソーセージのワイルドな味が絶妙にマッチする一皿。ビールで漬け込むことでソーセージがワンランク上の味に生まれ変わります。彩りも鮮やかで夏の爽やかな陽気にもぴったりマッチします。

材料(3人分)

・ソーセージ(大きめのもの)……6本
・玉ねぎ……1個
・パプリカ……1/2個
・ピーマン……1個
・サラダ油……適量
(A)
・ビール……1/2カップ(100ml)
・にんにく(うすぎり)……ひとかけ
・粒マスタード……大さじ1

作り方

1.ソーセージに浅く切り込みを入れる。チャック付きビニール袋に入れ、(A)を加えて1時間ほど漬ける。

2.玉ねぎは薄切り、パプリカとピーマンは縦に細切りにする。

3.スキレットを熱してサラダ油をなじませ、(2)を炒める。

4.野菜がしんなりしたら(1)をマリネ液ごと加え、汁気がほとんどなくなるまで全体を炒め合わせたら完成。

混ぜて炊くだけ! 「チキンビリヤーニ風スパイシー炊き込みごはん」

 スパイシーなカレーの風味が夏にぴったりな一品。野菜たっぷりなので、肉に偏りがちなキャンプ飯に加えると栄養バランスも整います。また、見た目以上に食べ応えがあるのもポイント。そして彩りが良いのでかなり“映える”料理です。

材料(4人分)

・鶏モモ肉……1枚
・米……2合
・玉ねぎ(小)……1こ
・いんげん……5本
・ミニトマト……8こ
・ホールコーン……50g
(A)
・水……300cc
・赤唐辛子……1本
・カレーフレーク……大さじ2
・塩……小さじ1
・溶かしバター……20g

作り方

1.鶏モモ肉はひと口大に切る。玉ねぎは粗みじん切り、いんげんは1cm長さに切り、ミニトマトはヘタを取る。ホールコーンは汁気を切る。

2.米は洗ってざるに上げて水気をきる。

3.(A)をよく混ぜ合わせ、材料をすべてクッカーに入れて炊けば完成。

炒めてご飯にのせるだけ! 「なすと豚肉のコチュジャン丼」

 夏が旬のナスを使った、やみつき必至の丼ぶりレシピ。コチュジャンのピリッとした辛さと大葉のさっぱりした味わいで、ご飯がガンガン進みます。辛さの調節はコチュジャンの量次第なので、パンチが欲しい人は多めに使ってOK。

材料(4人分)

・豚バラ肉……300g
・なす……4本
・にんにく……ひとかけ
・大葉……5枚くらい
・酒……大さじ1
(A)
・コチュジャン……大さじ1
・麺つゆ(3倍濃縮)……大さじ1
・ごま油……大さじ1
・ごはん……好きなだけ

作り方

1.豚バラ肉は食べやすい長さに切る。なすは斜め薄切り、にんにくは粗みじんに切る。(A)をよく混ぜ合わせておく。

2.フライパンにごま油と(1)のにんにくを入れて火にかけ、香りが立ってきたら豚肉を加えて炒める。

3.豚肉の色が変わってきたら(1)のなすを加えて炒め合わせ、酒を回しかけてさらに炒める。

4.なすがしんなりしたら(A)を加えて全体を炒め合わせる。

5.ごはんに(4)をのせ、千切りにした大葉をトッピングして完成。

※そのままでも美味しいですが、お好みで温泉卵をのせても美味。スキレットやクッカー、フライパンなど、さまざまな調理器具で調理可能です。

3ステップで完成! 「缶みかんのヨーグルト寒天」

 最後は、夏にぴったりなお手軽ひんやりスイーツレシピ。複雑な工程はなく、温めて、混ぜて、冷やすだけの3ステップなので超お手軽&カンタン。夏の暑さを和らげてくれる一品です。

材料(2〜3人分・メスティン小1個分)

・缶みかん……大1缶(約425g)
・飲むヨーグルト……1カップ
・砂糖……大さじ4
・粉寒天……4g

作り方

1.缶みかんの実とシロップを分ける。

2.シロップ(100cc)をメスティンに入れて沸騰直前まで温め、粉寒天を入れてよく混ぜて溶かす。

3.砂糖を加えて弱火で溶かして火からおろす。

4.飲むヨーグルトを加えて混ぜ、(1)のみかんの実を加えて混ぜ合わせる。

5.クーラーボックスなどで冷やし固める。

 寒天は常温でも固まります。のんびりしていると固まり始めてしまうので、(3)以降の工程は手早く進めるのが吉。常温でも美味しいですが、冷やして食べるとさらに美味。真夏は気温が高いのでクーラーボックスで冷やして固めるのがオススメです。

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 今回ご紹介した料理は、ソロでもファミリーでも幅広く活用できるものばかり。ぜひ今年の夏キャンプでチャレンジしてみてください。

(レシピ監修◎みなくちなほこ)

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