二宮和也×中谷美紀×大沢たかお、月9初主演「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」クリスマスイブの1日描く
2023年6月26日(月)12時0分 シネマカフェ
クリスマスイブ。それは1年の中で最もロマンティックで、誰もが心躍らせる特別な1日。寄り添う恋人たち、サンタクロースを待ちきれない子どもたち、そして、再会を信じて約束の場所へ駆ける人たち…。
本作は、人々が思い思いに過ごすクリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語。主人公は別々の人生を歩んできた、全く関わりを持たない3人の男女。ドラマで描かれる1日の中でも3人の物語が同時並行で進行していくが、次第に運命の交錯へと導かれていく。聖夜が終わり、時計の針が再び午前0時を指したとき、彼らの目の前に広がる光景とは…?
謎をひもとく伏線は第1話から張られ最終話で全て回収されるので、映像、セリフ、表情全てが見逃せないものとなる。
3人の主人公を演じる二宮さん、中谷さん、大沢さんは全員月9初主演となり、二宮さんは2人と初共演、大沢さん&中谷さんは連続ドラマ「JIN-仁-」シリーズ(2009年、2011年/TBS系)以来12年ぶりの共演となる。
逃亡犯、孤高のシェフ、報道キャスター。聖夜、3人の人生が運命的に交錯する!
12月24日午前0時、横浜。聖夜の訪れに人々は浮き足立ち、真夜中にもかかわらず、街は喧騒の真っ只中に。鳴り響くクリスマスソング、恋人たちが集う巨大なクリスマスツリー、そしてライトアップされた赤レンガ倉庫。きらびやかな光の陰に隠れるように、横浜・山下埠頭で銃殺事件が起きる。容疑をかけられたのは記憶喪失の男・勝呂寺誠司(すぐろじ・せいじ/二宮和也)。
埠頭の一角で目を覚ますと、目の前に頭部を撃たれた死体が横たわっていた。自分がこの男を殺してしまったのか? 不安と恐怖に襲われる中、パトカーのサイレン音が聞こえてくる。落ちていたスマホからは「早く逃げろ!」と男の声。かくして警察に追われる逃亡犯になった誠司は、失われた記憶をたどりながら事件の糸口を探っていく。薄れゆく記憶の中には大切な人との約束があって…。
時を同じくしてクリスマスディナーの準備に追われていたのは、頑固な孤高のシェフ・立葵時生(たちあおい・ときお/大沢たかお)。横浜・関内界隈で愛される三代続く老舗レストランで、初代の頃から80年受け継がれてきた秘伝のソースを求めて遠方から足を運ぶファンも少なくない。
妻を亡くして以来、「もう二度と誰も愛することはないだろう」と孤独な人生を歩んできたが、一度だけ、一瞬の恋に落ちたことがあった。だが、それでも脇目を振らず仕事に打ち込んできた時生。この日もクリスマスイブの予約は満席で朝から仕込み作業に追われていたが、突然店に見知らぬ男が侵入してきて…。
そのころ、銃殺事件の現場に直行したのはローカルテレビ局「テレビ横浜」の報道キャスター・倉内桔梗(くらうち・ききょう/中谷美紀)。理想の報道を追求し続け、自らの企画で立ち上げた報道番組「報道フォーカス」を10年間キャスターとして背負ってきた。しかし、突如番組の打ち切りを告げられ、料理番組への異動を言い渡されてしまう。
恋を捨て、プライベートを捨て、仕事に生きてきた彼女に突きつけられた残酷な現実。非情な通達に納得などできるはずもないが、腹をくくり“最後の事件”を追う。独身を貫いてきた彼女もまた、心の中に忘れられない人がいた。
同時並行で進む3人の人生。無関係に見える3つの物語がどのように交錯し、どんなエンディングへ向かっていくのか…。
二宮和也/記憶喪失の逃亡犯・勝呂寺誠司
月9ドラマ初主演を務める二宮さん。月9ドラマには松本潤主演の「夏の恋は虹色に輝く」(2010年7月期)最終話に友情出演して以来の出演で、本格的な出演は今回初。また、フジテレビの連ドラは「フリーター、家を買う。」(2010年10月期)以来13年ぶりとなる。
「構成が非常に変わっていると言いますか、正直今まで見たことのないタイプのドラマ」と二宮さん。最近の月9ドラマに関して「誰も見たことがないものを届けようという枠になっていますよね。このドラマも3つのストーリーが入り混ざった一筋縄ではいかない作品ですし、時代の変化も感じて感慨深いです」と語る。
大沢たかお/孤高のシェフ・立葵時生
映画『キングダム 運命の炎』『沈黙の艦隊』の公開を控える大沢さんは、地上波民放連ドラへのレギュラー出演は主演ドラマ「JIN-仁-」シリーズ以来12年ぶり。月9ドラマには自身のドラマデビュー作品である「君といた夏」(1994年)以来29年ぶり2度目のレギュラー出演となる。
初共演の二宮さんに対して「トップクラスの俳優さん」「信頼できる素晴らしい俳優さん」と絶大な信頼を寄せ、「JIN」で切ない関係を演じた中谷さんには「丁寧に、一生懸命、いつも悩みながら取り組む方なので、一緒にいて刺激を受ける」とコメント、「クリスマスイブの1日を1クールで描くことも挑戦だし、二宮さん、中谷さん、私の3人が実は絡み合っていくというストーリー」と語る。
中谷美紀/報道キャスター・倉内桔梗
桔梗を演じる中谷さんの俳優デビューは、1993年の月9ドラマ「ひとつ屋根の下」。以来、国内外を問わず幅広い活躍を続け、デビュー30周年を迎えた今年は、舞台「猟銃 THE HUNTING GUN」ニューヨーク公演で大盛況を収めるなどますます魅力を放っている。月9ドラマへの凱旋「Days」(1998年)以来25年ぶり、フジ連ドラには「ゴーストライター」(2015年)以来8年ぶりとなる。
「初めてドラマに出演させていただいたのが月9でした。それから30年の時を経て、二宮さん、大沢さんとご一緒に主演を担わせていただけるとのこと、今からドキドキしております」と中谷さん。「どうしたら二宮さんのようにリラックスしてお芝居できるのか、現場で学ばせていただきたいと思っています」と語り、3度目の共演となる大沢さんに「今回はシェフを演じられるとのこと、大沢さんがお料理をされる、そのひたむきな姿を現場で拝見できることを楽しみにしています」と語っている。
「HERO」「コンフィデンスマンJP」などのヒットメーカーがタッグ
演出は「HERO」シリーズ、映画『マスカレード・ホテル』シリーズなどの大ヒット作品を数々手掛けてきた鈴木雅之。二宮さん主演の新春ドラマスペシャル「坊っちゃん」(2016年1月3日放送/フジテレビ系)でもメガホンを取っており、二宮さんと7年ぶりのタッグを組む。
企画・プロデュースは「コンフィデンスマンJP」シリーズ、「リーガルハイ」シリーズ、「謎解きはディナーのあとで」」シリーズなど多くのコメディー作品を世に送り出してきた成河広明。脚本は大ヒット映画『翔んで埼玉』で第43回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞し、「ルパンの娘」シリーズなどを手掛けた徳永友一。コメディからシリアスまで幅広い才能を発揮する徳永氏がオリジナル脚本を描きおろす。
「ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜」は10月、毎週月曜21時〜フジテレビ系にて放送。